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414話~僕の歌があるからね~

力を貸しに来た。

そう言って、ファランクス部に許可なしで踏み込んで来た湊音君に対し、蔵人は目を細めた。


「湊音君。君も分かっているとは思うが、ファランクス部は今、都大会に向けての訓練を行っていて忙しいんだ。もし君に何か提案があるのなら、別室で俺が聞かせてもらおうか?」

「いやいや、違うよ黒騎士さん。確かに僕は提案しに来た。でもそれは、ここに居る全員に聞いて欲しい事なんだ」

「ほぉ?どんな提案だい?」


蔵人が面白がって促すと、湊音君は両手を大きく開いて宣言する。


「僕の名前は鹿島湊音!先週の日曜日、渋谷WTCのダンジョンダイバーズで200階に到達した流星組のメンバーだ!そんな僕が、君達ファランクス部へ入部してあげる為にここに来たんだ!僕が居れば、都大会なんて朝飯前。ビッグゲームだって優勝すること間違いなしだよ!」

「「きゃー!湊音くーん!」」

「素敵よ!湊音くん」

「湊音君に入って貰えるなんて、ファランクス部の人達は運が良いわ!」


自信満々に言い放つ湊音君の演説に、彼の周りを囲む取り巻き達が黄色い声を上げる。

その声を受けて、益々笑みを深くする湊音君だが…その取り巻きを遠目で見るファランクス部員達の目は冷ややかな物である。


上から目線。入部すらしていないのに選手になった気分の発言。どれを取ってもやべー奴。彼女達が白目を向けるのは仕方がない事。

部長はどうしたのだろう?と思ったが、そうだった。今日は来期予算を決める為にと、各部長は生徒会に呼ばれているのだった。

では、ここは自分が出るしかないだろう。

そう考え、蔵人は湊音君達の前へと出る。


「あー、湊音君。入部希望と言うのなら、考えなくもない。だがね、都大会やビッグゲームの選手にしてくれと言うのは難しい話だ」

「難しい?何を言っているのさ、黒騎士さん。貴方は言っていたじゃないか。魔力ランクや異能力種は関係ないって。技術力を磨き、確かな実力さえ持っていれば、どんな壁だって貫けるって貴方はそう言っていただろう?」

「…つまり、君にはそれがあると?」


蔵人が片方の眉を上げて質問すると、湊音君は嘲笑を浮かべた。


「ねぇ黒騎士さん。さっきも教えて上げたでしょ?僕は200階の大台に到達した流星ツインの片割れなんだよ?白狼騎士団や創世樹(ユグドラシル)に次いで、日本で3番目のチームメンバーなんだよ。そんな僕に対して、実力があるかどうかを聞く方がどうかしているんじゃない?」

「それはあくまで、ダンジョンダイバーズの中での話であろう?」


蔵人は腕を組み、一歩前に出る。


「いいか?少年。ファランクスは大規模集団戦の異能力競技だ。その性質は、シングルやチームの動きとは大きく異なる。大規模集団戦で必要とされるのは、個の能力だけでなく他者との協調性、シンクロ率が物を言うスポーツ格闘競技だ。幾らアグレスを破壊する力に秀でていても、それがそのままチームの勝利に結びつくとは限らんのがファランクスという種目なのだ。それ故に、先ずはファランクスの特性を学び…」

「なら、実力を見てみろ!」


湊音君も前に出てきて、蔵人のすぐ目の前で止まる。

鋭く怪しい目付きで、こちらを睨み上げる。


「僕の実力を見て、それで僕の言っていることが正しいと分かったなら、僕を選手にするんだ」

「ふむ。良いだろう。君の力が確かな物で、それがこのファランクス部に有益な物だったとしたら、君を選手候補にノミネートすることを約束しよう」

「その言葉、忘れるなよ?巻島君」


そうして、湊音君の挑戦が急遽決まった。



「では、ミニゲームを始める」


それから少し経ち、蔵人はフィールドの中央で手を挙げていた。

対峙する2チームの片方は湊音君達の挑戦者チーム。なんと、彼と共に着いてきた取り巻き達がそのまま、彼のチームとなって戦うらしい。

こいつは本当に、ファランクスの道場破りだ。


そんな湊音チームと戦うのは、一条様達の都大会スタメンチームだ。

蔵人は最初、自分達サポート部隊が対応しようと考えていた。都大会まで時間が無いからね。無駄な事に時間を割くほど、彼らには余裕が無い。

そう思っていたのだが、一条様を始めとしたスタメン達が「俺達が戦う」と申し出てきた。自分達の権利は、自分達で守るそうだ。

なんとも立派な心意気ではないか。蔵人はそう思って許可を出し、審判を買って出たのだった。


「試合時間は10分。ハーフタイム無しの一本勝負だが、ルールは公式に則ったベーシックルールを採用する!ベイルアウトもちゃんと用意しているので、各々気を抜かぬ様に!」

「「はいっ!」」

「良いから、早く始めてくれよ」


素直に返事する桜城側と、口を尖らせる湊音君。

おいおい、そんなので大丈夫か?

赤軍の円柱で不貞腐れる彼を見て、蔵人は小さく息を漏らす。でも、すぐに前を向いて構えた。

手を、下ろす。


「試合、開始!」


掛け声と共に、フィールドの選手全員が動き出す。

盾役は近距離攻撃役を後ろに伴い、相手前線へと近付き、相手の前衛と鍔迫(つばぜ)り合いを繰り広げる。

そこに、相手選手が密集した場所に向かって、互いの遠距離攻撃が放たれる。

その攻撃を避ける為、一旦戦線が引いて、今度は別方面から突撃を仕掛ける。

ファランクス特有のせめぎ合いが、前線の各所で見受けられた。


だが、それも最初だけ。


「ちょっと!もっと前に出なさいよ!」

「貴女達がちゃんと弾幕を張らないから、前に出られないんでしょ?」

「シールダーが前線を引っ張らないからよ!」

「なに言ってんのよ!あんた達が私について来ないから、前に出られないんじゃない。私を孤立させる気!?」


湊音チームの連携が、徐々に崩壊し始めていた。

相手は即席で作ったチームみたいで、ちゃんとしたファランクスの動きが出来ていなかった。各々が好きに動こうとするから、弱い部分から綻びが生じ始めていた。

まぁ、こうなるこは必然である。素人集団の彼女達は、地区大会レベルの戦力しか無いのだから。


これは簡単に終わるかな?と思っていると、歌声が聞こえた。

見ると、赤軍前線のすぐ後ろまで上がってきた湊音君が、声高らかに歌声を響かせていた。

歌い終わると、彼は得意げに笑う。


「さぁ、みんな。早く敵を蹴散らしちゃってよ!」

「おっけー!やっちゃうよ湊音君!」

「私達の活躍、ちゃんと見ていてね!」


その歌を聞いた赤軍チームが、息を吹き返した。

相変わらず個々で行動してしまい、纏まりのない動きである。だが、その個々のパワーが格段に上がっていた。

前線の鍔迫り合いでは押し勝って、狙いも定まっていない弾幕は広範囲に散布され、前に出ようとしていた青軍前線を押しとどめる。

湊音君のバフが掛かった事で、赤軍前線の異能力出力が軒並みパワーアップしていた。


ふむ。これはなかなかのバフだ。

蔵人は少しだけ、湊音君を見直す。口先だけではなく、確かに実力はあるのだなと理解できて。

でも、蔵人の隣に立っていた娘は首を傾げた。

鶴海さんだ。


「なんだか、バフの掛かり方が良すぎるわね」

「良すぎる?」

「ええ。Cランクのバフにしては、強化率が高すぎるわ。まるでBランクの上位並よ」


そうなのか?

蔵人は前線に視線を戻す。

確かに、Cランクのシールダーが秋山先輩の攻撃を防いだり、BランクがAランクである一条様の護衛と渡り合っていたりしている。

確かに、部長がバフを掛けた時でもこれ程の効力はなかった筈だ。精々1割増し程度。こんな、1ランク上の人間と渡り合えるバフは異常と言える。


「おいおい。どうなってんだ?こりゃ」

「なんや、不正の臭いがしよるで?」


鈴華や伏見さんまで、湊音君を疑いだしている。

いやいや。これが彼の特性かもしれんよ?例えば、異性に効きやすいバフ…とか。


良くは分からないが、湊音君のバフで盛り返す赤軍は、押し込まれていた前線を押しとどめ、逆に青軍の前線を押し返し始めた。

と、そこで、


ズバァアアンッ!!


大規模な爆発が起きる。

そのすぐ後、少女の高笑が訓練棟の中で響き渡った。


「はっはっは!見たか!私の爆発を!」


祭月さんだ。

両手を腰に当てて、胸を逸らして気持ち良さそうに笑っていた。


「私の手が黒い内は、我が領地を侵略することはどんな奴でも出来はしないぞ!なーっはっはっは!」


凄い。もの凄い…悪役的な笑い方。

恐らく、前進してきた湊音チームの足元に地雷を忍ばせて、一斉起爆したのだろう。上手く嵌めることが出来て気持ち良いのは分かるが…君、前世が悪役令嬢だったりしないよね?あと、黒いのは目であって、手が黒いのはただ泥んこ遊びしただけだと思うぞ?


「うっ…最上位種…」

「地雷攻撃なんて、アリ?」

「こんなの、どうやって攻略したら…」


祭月さんの爆発を見て、イケイケだった湊音チームに急ブレーキが掛かかる。

ベイルアウトですぐに治療できると分かっていても、地雷で四肢を吹っ飛ばされたくないというのが普通の人間だ。この凶悪なトラップを前に、誰が進んで犠牲になるのかと、彼女達は互いに睨み合いを交わす。

そこに、


「怯えなくて良いよ!僕の歌があるからね!」


湊音君の歌声が、彼女達の背中を押す。

なんだか元気の出る歌で、こちらまで気持ちが前に踏み出したくなる歌だ。

それを至近距離で聞いた赤軍前衛は、


「よっしゃあ!やったるぜ!」

「湊音君の為じゃ!いてこましたれ!」

「腕の1本くらい、くれてやりますわ!」

「代わりにてめぇらの命を貰い受けるぞ!」


息を吹き返して、血気盛んになってしまった。

まるで、彩雲中の選手達ような狂人へと変貌した湊音チームは、祭月さんの地雷原へと嬉々として飛び込んだ。

その途端、至る所で中規模の爆発が起こる。空気中に燃え残った黒煙が渦巻き、一時前線が見えにくくなる。

だがすぐに、その黒煙を抜け出る者達が見えた。

湊音チームの選手達だ。


「おらおら!走れ走れ!ベイルアウトしなかった奴は走れ!湊音君が望んでるんだぞ!走れ!」


ボロボロの装備となった彼女達は、それを構う素振りもみせずに走り続ける。仲間達が大量ベイルアウトして、人数が半減していると言うのに、倍近い青軍前線に踊りかかった。


「押し返せ!」

「食らいつけ!」

「防御を!」

「攻撃だ!」


湊音チームの戦法は滅茶苦茶だが、勢いはある。その勢いに、スタメンチームは戸惑いを見せていた。

ここまで必死な攻防は初めてだからだろう。練習試合は今までも多々組んできたが、それはあくまで練習の延長線上。本当に守るべき者、欲する物がある狂人達との戦闘は、今までの練習とはまるで違った。


そんな中でも、


「一条透矢、グレイトロキ、出るよ」


一条様だけは平常運転であった。

攻め込んでくる狂人達を軽く払いのけて、逆に赤軍前衛へと駆け寄った。


「このぉ!」

「湊音君に近寄るハイエナが!」


湊音チームの前衛が牙を向く。

だが、


「さっさと片付けるよ、グレイトロキ」


一条様は止まらない。炎の拳で殴りかかってきた選手をステップだけで躱し、覆い被さるように襲ってきたソイルキネシスは片手を掴んで一本背負いにした。

走る速度を殆ど落とすことなく、一条様は赤軍メンバーを無力化して赤軍領域に侵入していく。

そして、


「ファーストタッチ!青軍、13番!」

「「わぁあああ!」」

「一条様、ステキィ!」

「良くやったぞ!一条!」

「ナイスタッチやで!」


一条様が見事にタッチを決めて、領域差は大きく青軍へと傾いた。

加えて、


「セカンドタッチ!青軍、27番!レオン選手!」

「俺も居るの、忘れんなよ!」


サーミン先輩もそれに続いた。


「「「きゃぁあああ!」」」

「「サーミン、最高!」」

「サンキュー!カワイ子ちゃん達!」


2人連続のタッチに、赤軍の領域は半分以下となってしまった。

本来ならば、コールドにも匹敵する劣勢具合。これには流石の狂人達も気を落とし、いそいそと赤軍前線へと戻っていく。

あまりに差が出来てしまったからね。赤軍が勝つには、4本以上のタッチを取らないといけなくなった。それを正確には理解できなくとも、フィールドの端っこへと追いやられた彼女達には視覚的に分かるのだろう。

あと2、3分では、とても取り返せない差であると。


「なんで下を向いているんだ!まだ時間があるでしょ!?」


そんな中、熱い声を出す選手がいた。

湊音君だ。

お通夜ムードとなった赤軍の真ん中で、地団駄を踏みながら青軍を指さす。


「絶対に勝てよ!じゃないと、僕が弱いみたいじゃないか!」

「でも、湊音君…ここから逆点なんて…」

「うるさい!」


湊音君は叫び、再び足を鳴らす。


「全員で突っ込んで、みんなでタッチするんだ。装備とか防御とかかなぐり捨てて、ただ走ることだけに集中しろ!」

「そんなこと、できるわけ…」

「できる!僕がさせてやる!」


湊音君はそう言うと、再び歌い始める。

さっきまでの明るい歌ではない。腹の底から声を絞り出し、低くしわがれた声を出す。

(うら)めと、(にく)めと。

腹の底に渦巻く怒りを叫び、この世界の不条理を嘆き叫べと歌い上げる。

黒い感情が渦巻きうねり、破壊の衝動で心がドクンと鼓動する。

なんというか、とても、


「おい!歌をやめろ!」


立ち込める黒い渦を裂くように、鋭い声が上がる。

鈴華だ。


「纏わりつくような声で歌いやがって…お前の歌、気持ち悪いんだよ!」


鈴華がド直球なクレームを入れるも…確かに、気持ち悪い。何と言うか、心を直接転がされているような感覚に陥った。

そう思ったのは蔵人だけではなかったみたいで、鶴海さんや桃花さんは青い顔をしており、祭月さんは目を吊り上げて怒っていた。

鈴華も肩を怒らせて、湊音君に向って拳を突き出す。


「てめぇの歌が、勝手にあたしの中に入ってこようとするからよ、フン捕まえて投げ飛ばしてやったぞ」


歌を投げ飛ばす?天才の言う事は良く分からんが、湊音君の歌がおかしいと言いたいみたいだ。

それを聞いて、湊音君も顔を赤らめる。


「気持ち悪いだって?そんな酷い事、誰にも言われた事ない!僕の歌はとっても綺麗だってみんな言っている!」

「みんなって誰だよ?お前の取り巻きか?そんなの、お前に気に入られたいだけの嘘に決まってんだろ」

「嘘じゃない!」


鈴華に否定されて、湊音君は声を荒げる。


「嘘なんかじゃない。だって、あの子は言ってくれるんだ。僕の歌が心を楽にするって、いつもそう言ってくれるんだ。だから、僕の歌は良い物なんだ。素晴らしい力に決まっているんだ。間違っているのはお前達だ。僕を拒絶するお前達が悪いんだ。だったら僕は…」


ブツブツと、怨嗟(えんさ)の言葉を吐き出す湊音君。彼はそのまま後ろを向き、訓練棟の出口へと走って出ていってしまった。

それを見て、取り巻き達も慌てた様子で彼の背中を追う。火傷を負っていても、衣服がボロボロであっても構わずに、湊音君の背中を追って行ってしまった。

その異様な光景に、鈴華は口笛を一つ吹く。


「ひゅ~♩…行っちまった。何だったんだ?あいつら」

「知らんわ、うちらに聞かれても困るで」

「お騒がせ台風だったねー」

「あら?良くそんな言葉知っていたわね、桃ちゃん」

「なんだ?もう終わりか?折角地雷を埋め直したのに…」


みんなも呆気に取られた顔をして、彼らの去って行った後に視線を向ける。

本当にお騒がせな奴らだった。

でも、


「よしっ!みんな、練習を再開しよう!」

「そうね。我々に足りない所も、分かって来たし」

「あんな必死に襲われることもあるんですね。気を引き締めねば」


スタメン達には良い刺激になったみたいだ。

都大会、関東大会と駒を進めて行けば、湊音君達の様な非常識なチームも出てくるだろう。その予行演習となったみたいで、怪我の功名であった。


「でも、心配ね」


練習再開だ!と盛り上がるメンバー達をしり目に、鶴海さんがポツリと呟く。

彼女の視線は、未だに訓練棟の出口に向いていた。

蔵人はその言葉に、一つ頷く。


「湊音君の事ですね?」

「ええ。なにか凄く思い詰めていたから、間違った方向に暴走しなければ良いのだけれども…」


それは思う。最後に見せた彼の目は、かなり異常な光を孕んでいたから。

最近は鳴りを潜めたとはいえ、外には白百合やアグリアが潜伏している。そんな人達に利用されかねないと、蔵人は心配であった。


これは、後で大野さん達にも相談した方が良さそうだ。

そう考える蔵人だった。

湊音君、心配ですね。


「怪しいフラグを立てて行きよったな」


そのフラグは、回収されたくない物ですけど…。

さて、今話でこの章はお終いです。


「次は何だ?」


天上です。


「うむ。果てが見えてきたな」

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― 新着の感想 ―
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当たり前だけど、集団戦の基礎ができてなきゃ個々が多少強くても意味がないのよねぇ。一部に人数差を作って戦えば、実力差なんてひっくり返るんですし。 これが集団戦に馴れてくれば、せめてファランクスの試合を何…
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