369話(2/2)~どうした?浮かない顔をして~
※臨時投稿です。昨日も投稿していますので、読み飛ばしにご注意ください。
「済まない、みんな。俺の早とちりのせいで、ハリウッドの観光が殆ど出来なくなってしまて…」
蔵人は、移動中の車の中で、みんなに向って頭を下げた。
トータスズの勧誘をやんわりと断り、監督さんが妄想を膨らませている内にハリウッドの街を離れた蔵人達。お陰で、何の買い出しも出来なかったため、今は隣町のビバリーヒルズまで足を延ばしていた。
ここまで来ればもう安心と思い、蔵人は改めてみんなに謝罪したのだった。
「気にすんなって、ボス。あたしは十分に楽しめたからよ」
「そうそう!監督さんも亀さん達も、みんな蔵人君に驚いてたから、僕もなんだか嬉しかったんだ」
「せやな。ようやっと世界がカシラの凄さに気付いたって事やから、舎弟のウチらが嬉しくない訳ないですわ」
みんなは、快く許してくれた。
とても心の優しい娘達だ。仲間が褒められる事を、自分の事の様に喜べるなんて。
…舎弟じゃないけどね。
「くそぉ…何故、私はスカウトされなかったんだぁ…」
ただ1人、恨み節を吐く娘もいるが…こればかりは運だよ、祭月さん。
「さぁ、皆さん。目的地に到着しましたよ」
助手席に座る柳さんが、地図を広げながらこちらを振り返る。
いつの間にか、フロントガラスから見える景色が変わっていた。ハリウッドが煌びやかな街だったから、随分と落ち着いた街並みに見える。
…よく見ると、家にプールとかゴルフ場とか付いているな。十分に異常なセレブ街だ。
「ありがとうございます、柳さん」
「柳さん、あざっす!」
軽いな、鈴華。
ビッグゲームの時は、お嬢様モード全開だっただろ?柳さんに対して、警戒心が解けたのか?
「皆さん。離れないで行動して下さいね」
「そうだぞ、お前ら。ここも特別警戒地域だから、十分に注意しろよ」
駐車場に着いて早々柳さんが注意を促す。それに、運転席から降りた大野さんも続いた。
ハリウッドではやらかしたからね。大人2人は責任を感じているのだろう。
そう思ったのだが、車から降りた2人は流れるような動作で、祭月さんの両側に陣取った。
てっきり自分に言われているのかと思っていた蔵人は、宇宙人の様に連行される祭月さんの後ろ姿に一瞬動きを止めてしまった。
まぁ、きっと、彼女の方が危ないと判断したのだろう。こうして後ろから見ると、3人親子が手を繋いでいるようにも見える。
良い仕事しているぞ、祭月さん。
「ではっ、露払いは自分が務めさせて頂きます。皆様、自分の後に着いてきて下さいっ」
気合十分な橙子さんが、みんなの先頭を歩いて誘導してくれる。他の音切荘の皆さんも、周囲にまんべんなく散らばって厳戒態勢だ。
俺も注意して、もう勝手に前に出ないようにしないと。
そう心に刻み、蔵人は橙子さんの背中に着いていく。
「なんだか、ハリウッドとは全然違う雰囲気の街だね」
「せやな。隣町とは思えんくらいの変わり様や」
「セレブの街だからなぁ〜」
桃花さんと伏見さんが、キラキラした瞳でセレブ街を見渡している。それとは反対に、鈴華は詰まらなさそうな声を上げた。
鈴華からしたら、普段から見慣れた風景なのかもしれない。
ブルジョワジーな奴だ。
蔵人も周囲を見渡す。東京特区にも高級住宅街はありはするが、ビバリーヒルズのこの通りはなかなかに見応えがある。傷1つない真っ白な壁に、曇り1つないショーウィンドウを構えるお店が連なり、異世界の王都を思い起こさせる。そのウィンドウの向こう側に並ぶ商品の値段表も、桁が1つ多いのでは?と首を傾げたくなる物ばかりだ。
お上りさんな蔵人達に、柳さんが手で通りを示す。
「ここはロデオドライブと言いまして、ビバリーヒルズでも特に有名なショッピングストリートです。観光地としては勿論、映画〈プリティ・ジェントルマン〉の舞台になったりもしたんですよ」
少し得意げに解説する柳さん。ハリウッドの時よりもウキウキしているから、初めからここに来たかったのかな?
柳さんは有名なストリートというけれど、それにしてはハリウッドよりは人通りが少なく、逆に警備員が多く感じる。行き交う人達も、綺麗なドレスやワンピースを着ている人が目立つ。ハリウッドの様なロックなギターリストも、コスプレイヤーも見かけない。
まさにセレブの街である。
「あれ?なんか、聞こえるよ?」
暫くウィンドウショッピングを楽しんでいた蔵人達だったが、再び桃花センサーが働いた。
その瞬間、鈴華と柳さんがこちらを振り返ったけど…大丈夫だって。もう、勝手に飛び出したりしないから。
桃花さんが指し示す方へと進むと、そこには携帯電話に向って声を荒げる女性の姿があった。
【なんでそんな事、急に言い出すのよ!もう、開店まで時間がないの!お願いよ、今から代役なんて立てられないし、あなた達だけが頼りなの。なんとか彼を説得して…あっ!ちょっと!待ちな…ああっ!切りやがったぁああ!】
声を荒げる女性は、そのまま携帯を地面に叩きつけそうになり…なんとか堪えた。でも、やっぱりやりきれないみたいで、キレイに整えられていた金髪をグシャグシャと掻き毟っている。
こんなセレブな街中でそんな奇行に走れば、自然と周囲からもドン引きされる。それなのに、女性には気にした素振りもない。余程の事があったみたいだ。
…電話でのセリフからして、誰かとの待ち合わせをドタキャンされたっぽいけれど?
蔵人達が、可哀想な人を見るような目で女性を見ていると、彼女もこちらを見返してきた。苛立ちを隠しきれない鋭い目がこちらを捉えて、ふと、その鋭さが丸くなる。
次いで、凄い勢いでこちらへと飛び込んで来た。
【あっ、あなた!そこのあなた!】
「止まれ!」
突っ込んで来た女性に対し、すかさず橙子さんが我々の間に入って彼女を取り押さえる。素早く右手を後ろに締め上げて、女性の動きを制限した。
だが、取り押さえられた女性はそんなことを気にする素振りもなく、痛みを堪えながらこちらを見上げてきた。
【あなた!そこのあなた!お願いよ!是非、私の店のモデルになってくれない?そこの、銀髪の貴女!】
「うん?はぁ?ボスじゃなくて、あたしに言ってたのか!?」
柳さんの通訳で、取り乱した女性が自分を求めていることを理解した鈴華は、素っ頓狂な声を上げた。
それに、女性は必死になって頷く。
【お願いです!雇用していた男性モデルが急に来られなくなっちゃって…貴女なら背丈もあるし、きっと男性用の服でも着こなせると思うのよ!】
なんでも、彼女は新しく開店するアパレルショップの店長さんで、今日はオープニングセレモニーということで簡単なファッションショーを予定していたらしい。
だが、急に男性のモデルさんがドタキャンをしてしまったので、そのショーが開幕できなってしまったのだとか。
「あたしは女だぞ?胸だってあるし、この髪はどうすんだよ?」
【胸はインナーで誤魔化せるわ。髪も後ろで束ねれば大丈夫。最近は長髪の男性も増えているから、違和感なく行けると思う。それに何より、貴女すっごく美形だから、きっと人気が出る。お客さんがいっぱい釣れると思うわ!】
「結局それが目当てじゃねえか!」
明け透けない女性の発言に、鈴華は全力で突っ込んだ。でも、本当に困っていそうな女性を見下ろして「しゃあねぇなぁ…」と頭を搔いた。
結局、受けることにしたみたいだ。
早速、お店の中に入って試着室に入る鈴華。
「ふっふっふ、仕方がない。私も出てやろうじゃないか、そのファッションショーとやらに」
腕組みをしながら、もう1つの試着室に入った祭月さん。
「何故ハリウッドで声が掛からなかったか、それはここでモデルになる運命だったからなんだ!」
【うーん。貴女はモデルになれないわ。うちは大人用の服しかないから、背丈が足りないもの】
自信満々で宣言した祭月さんだったが、服を抱えて戻ってきた店長さんに一蹴されてしまった。
可哀想だが、仕方がない。モデル業界って奴は厳しい世界。見た目が殆どのルッキズム至上主義だから、我々の様な普通の人間は端からお呼びでは無いのだ。
「くそっ…背が足りないだと…初等部で牛乳を飲まなかった付けがここでのしかかって来るのか…」
「祭月さん。こいつばかりは遺伝子レベルのお話だ。俺も、アイドル達に思い知らされたからな」
プレストの奴らにジャージを借りたら、足だけ丈が余ったからな。人種が違うと言われた気がしたよ。
そう、蔵人が祭月さんを励ますと、伏見さんが突っ込む。
「アイドルに服借りとる時点で、カシラもウチらと世界が違いますわ」
「お姉ちゃんが聞いたら発狂しそう」
うむ、確かに。推しの服を身に纏えたら、ファンなら卒倒するかもね。
蔵人達が意気消沈した祭月さんを囲んでいると、試着室のカーテンが開いて鈴華が現れた。赤いタイトスーツを纏った鈴華は、また一段と美しさが際立っていた。
だが、
「凄く魅力的な男装だが…どうした?浮かない顔をして」
「ああ、これなんだけどよ」
そう言って鈴華が摘まみ上げたのは、普通サイズのチェック柄スーツ。大きさ的には合いそうだけど、模様が気に入らないのだろうか?
そう聞いてみると、鈴華はそのスーツの上着だけを羽織って、こちらに両手を広げて見せて来た。
「どうよ?ボス。肩の辺りとかよ」
「ああ、そういうことか」
うん。肩の部分がスカスカだった。
男性用に作られているので、腰回りや肩回りが広めに作ってある服もあり、鈴華が着ると少しヨレてしまって恰好が付かなかったのだ。
それを見て、店長さんも悩みだす。
【う~ん。諦めるしかないかしら?貴女が着られる細身の服だけ来てもらって…それか、肩パットを入れたらワンチャン…】
「ファランクスのフルアーマー着るみたいやな」
「中にもプロテクターみたいの付けるよね」
金属部が直接体に当たらないようにするパット。蔵人はシールドで代用しているが、女の子達は付ける人が多い。
「んな世紀末なことしねぇで、ボスに着てもらえば良いだろ?」
【ボスって、どの子?さっきの女の子?】
「そこで帽子被ってる人だよ。なぁ、ボス。あたしと一緒にパリコレ出ようぜ!」
まさか、ここで巻き込んで来るのか。
勢いよく巻き込み事故をかましてくる暴走特急に、蔵人は肩を窄める。
だが、店長さんは違った。値踏みするような視線を蔵人の体に浴びせて、顎に手を当てた。
【ふむ。悪くなわね。背丈もあるし、体格も男性っぽい…気がする。ねぇ、貴女。ちょっと服を脱いで下着になってくれない?】
「なに言うとんねん!このアマ!」
「は、ハレンチだよ!」
「なぜ、私ではない!」
店長に対し、伏見さん達が揃って怒る。
約1名、違う事で怒り心頭みたいだけど。
【えっ?私、何か変な事言ったかしら?】
怒られた店長さんは、訳が分からないと言った顔で伏見さんを見る。
分からないで発言したみたいだ。
蔵人は帽子を取り、顔を見えるようにした。
【俺が男だから、みんなは怒っているんですよ】
【…えっ?】
店長さんは固まった。徐々に顔から血の気が引いて行って、アワアワと震え出した。
【違うの!知らなかったの!貴方が男性だなんて分からなくて、だから、あんな事を言ってしまって…。だって、普通に女の子達の中にいるし、女の子の試着に付き合う男性なんて、そんなのドラマの中でしか見た事なかったから…】
確かに、護衛の大野さんですら店の中には入りたがらずに、外での警護に回っている。女性の買い物は長いからね。それに付き合う男性と言うのは希少なのだろう。
蔵人が納得していると、とうとう跪いてこちらに懇願し始める店長さん。
【さっきの発言は撤回します。だから許してください!お願いします!ここで貴方達まで去ってしまったら、オープニングセレモニーが開けなくなっちゃうわ!】
【ええ、勿論。許しますよ】
蔵人が軽く答えると、店長さんは暫く目をしばたかせ、ぎょっと目を剝いた。
【…えっ!?許すって言いました!?】
【ええ。言いましたよ】
【そんな…そんな簡単に許してくれるなんて、貴方は神様ですか!?普通こういう時って、名誉棄損だの何だのって慰謝料要求して来るじゃないですか!】
そうなのか。
流石はアメリカ。恐ろしい国だ。
蔵人は改めて、何の見返りも要らないのでオープニングセレモニーを成功させて下さいと伝える。すると店長さんは【やはり貴方は神様ですね】と涙を流した。
【神様。無理を承知でお願いします。神様もあの服を着て出て頂けませんか?】
涙を流しながら、店長さんは鈴華の持つチェック柄のスーツを指さす。
足が短いのに良いのかね?しかもアジア人丸出しだし、鈴華みたいに美形じゃないぞ?ルッキズムの敗北者に、それはキツくないか?
客寄せには寄与出来ないと念を押した蔵人だが、店長は【是非に!】と押すので了承した。
もう、どうなっても責任は取らんぞ?
【やった!これでオープニングセレモニーが開ける!大成功間違いなしよ!】
店長さんは跳び上がって喜んだ。
随分と楽観的な人だ。
蔵人は、手放しで喜ぶ店長さんを見て鼻を鳴らす。
素人の学生が2人。しかも片方は平凡な顔の男子学生だ。そんなのが店前に立った程度で、何が変わるというのか。現実はもっと、厳しい物だぞ?
そう思ったのが、1時間前。
そして、今蔵人の目の前には、
【綺麗なモデルさんね】
【美しいわ。まるで著名な画家が描いた絵画みたい】
【女性でも着られそうなデザインだわ。私用に購入しましょうかしら?】
多くの女性達が、うっとりとした目で鈴華を眺めていた。
当初、完璧な男装をする予定だった鈴華だが、蔵人もスーツを着るという事でそれは取りやめとなった。なので、今の鈴華は胸も潰していないし、長い銀髪もそのままだ。男性の服を着こなす女性モデルとして、みんなの前で立っている。
それが、かなり受けていた。
男性用タイトスーツは、格好いい女性のファッションとして見られ、女性でも買い求める人が出てきている。
そして、その手前では、
【【【………】】】
大勢の女性達が、蔵人をガン見していた。中には、特定部位に視線を集中させる方もいらっしゃって、若いお嬢さんなんかは顔を赤くしている。
彼女達のヒソヒソ話がパラボラ耳に集まって来る。
【男性のモデルさん?新人さんでしょうか?】
【男性ファッション雑誌でもお見掛けしたことありませんわ】
【凄く堂々とされていますわね。本当に男性なのかと、疑問に思ってしまうくらい】
【こんな近くで男性を拝見出来るなんて、初めてのことで緊張しちゃいます】
なんだろうな?動物園で珍獣でも見ている気分なんだろうか?
心配になる蔵人。そこに、店長からポーズの催促がかかる。
なになに?上着を脱いで…ああ、そうやって肩にかけるのね。
【【【おぉおお~…】】】
【動きましたわ!】
【なんて躍動感あふれる動きでしょう】
【ご覧になられて?胸の筋肉が上下致しましたわ】
【ああ、何とか撮影の許可が下りないかしら…】
上着を脱いだだけで大盛り上がりなんだけど?パンダがブランコした時くらいの歓声だぞ?これではただの見世物小屋になってしまい、服を買ってくれないだろう?
大丈夫なのだろうかと心配していると、柱の陰で店長が新たな指示を出してくる。
うん?鈴華の方?
見てみると、鈴華が手招きをしていた。
何だろうか?
そう思いながらも、彼女の方に歩み寄る。すると、鈴華がこちらに背中を見せて来た。
ああ、なるほど。2人でポーズを決めようって事か。了解。
蔵人も後ろ向きになり、彼女と背中合わせに立つ。それだけで、会場からはため息が漏れ聞こえる。
こう、評価されると楽しいものだな。
そう思ったのは鈴華も同じだったみたいで、次々とポーズを取る鈴華。蔵人もそれに合わせて、ポージングをする。そして、テンションが上がった鈴華が、蔵人を抱きかかえて王子様抱っこをし始めた。
途端に、会場中から黄色い声が上がった。
「どうだよ、ボス」
勝ち誇った顔で見下ろしてくる鈴華。磁力操作をしているみたいで、全く無理をしている素振りはない。
「やり過ぎじゃないのか?」
「んなことねぇって。みんな喜んでるだろ?」
確かに、お客さんはみんな口に手を当てて小さく飛び跳ねていた。まるで、ヒーローショーを見る子供みたい。
ならば、
「次は俺の番だ、鈴華」
「うぉっ!」
透明なアクリル板を操作して、今度は蔵人が鈴華をお姫様抱っこする。
途端に、会場からは悲鳴に近い声が湧き起こる。
【伝説の逆王子様抱っこですわ!】
【お姫様抱っこよ!西部劇で見たことがございますわ!】
【古のポーズ…なんて、なんて背徳的な美しさ!】
【感動的ですわ!】
一瞬、非難されるかと思ったが、肯定的に捉えられている様だった。中には、涙を流して喜んでいるご令嬢もいらっしゃる。
ちょいと、刺激が強いのか?ただのお姫様抱っこだぞ?
「ぼ、ボス。なんか、恥ずかしいぞ…」
鈴華にとっても、刺激が強いみたいだ。頬を赤らめた鈴華が、ちょっと厳しい目でこちらを見上げてくる。
それに、蔵人は苦笑いを返す。
「悪かったな、いきなりやってしまって。君を見ていたら、どうしてもやりたくなってな」
「まぁ、それならいいか」
そう言って、彼女は小さく笑う。蔵人の首に手を回し、徐に顔を近づけた。
そして、蔵人の頬にキスをした。
「この方が、こういう事がやり易いからな」
そう言って、魅惑的な笑顔を向けて来る鈴華。
【【【きゃぁあああああ!!!】】】
会場は黄色い悲鳴の嵐だ。ご令嬢の中には、顔を真っ赤にして倒れている人も居る。遠くで護衛をしていた大野さんも、慌ててこちらに走って来た。
これは流石にやり過ぎじゃないか?と、蔵人は店長さんの方を見る。だが彼女は、片手で鼻を押さえながら、もう片方の手でサムズアップを返してきた。
うん。良いらしい。
カオスになりつつある店先を見回して、蔵人は小さくため息を吐いた。
「ハリウッドでもビバリーヒルズでも、引っ張りだこだな」
日本と同じで、特区は男性が少ないですから。
「加えて、素直な男は希少種だろうからな」
そんな事を、シャーロットさんも言っていましたね。