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34話~何か噛み合っていない?~

蔵人は6年生になった。

小学校の最高学年にして、来年からは中学生である。

夏は流子さんに誘われて特区での合宿に参加し、夏休み明けからはDランク戦に向けた特訓を行った。

...勿論、既にCランクである蔵人の訓練ではない。蔵人の訓練に参加しているメンバーの、主に加藤君と西濱のアニキ向けの特訓である。


結局、蔵人が公式の異能力戦に出場したのは、小学1年生の時だけであった。

既に、校内の殆どの人間が、蔵人の優勝を覚えていないだろう。覚えてくれているのは、同じクラスの子供達だけだと思う。


それでも、蔵人は別段気にしない。蔵人が求めるのは名誉でも地位でもない。ただ他者を守れる力があればいいのだ。

なので、アニキ達が強くなってくれるのは自分の事の様に嬉しい。自分自身が強くなるのも、仲間が強くなるのも、蔵人の中では同義であった。


去年のDランク戦では、加藤君もアニキも代表選手を目指して頑張ったが、結局同じクラスの女子、飯塚さんと清水さんに奪われてしまった。なので、今年こそはと息巻いていたのだが…。



冬。代表選抜戦。

例年に比べて6年生に熱が入っていた。今年も選抜戦に選ばれたのはアニキ、加藤君、飯塚さん、清水さんの4名。去年までは明らかに女子との力量差が目立っていたが…。


「うっしゃぁあ!!」


フィールドで、先生が膝を着き、その前でアニキが勝利の雄たけびを上げる。

なんと、先生を倒してしまった。

最低位種に分類され、要らない異能力とまでと言われるクリエイトシールドがである。


蔵人も嬉しくて、クラスメイトのみんなと一緒に、手のひらが真っ赤になるまで手を叩いた。

そうして決まった今年の代表選手は、アニキと飯塚さんだ。


ちなみに、慶太は出場出来ない。慶太は5年生の時にC-までランクを上げていた。

彼とは3年生の時に出場した川崎フロスト大会以来ユニゾンの特訓をしていたので、それが功を奏して魔力ランクが上がったのではと思っている。


という事で、慶太と蔵人、そして頼人で同じ特区の学校に通う事が可能となった。

本当なら、5年生の冬にでも特区の小学校に編入できると言えば出来たのだが、編入は手続きが凄く面倒らしく、中学から特区に入る他の子供達と一緒に入学した方が楽らしい。


小学生の頃は親と過ごし、中学生からは特区に住む親戚のご厄介になる子も少なくないのだとか。

蔵人も慶太もその方向で考えて、今は年明けにある入学試験に向けての準備を進めている。


というのも、頼人が入る予定の中学はかなりの名門校らしく、入試が相当に厳しいのだとか。

蔵人が入手したパンフレットを読んだ限りでは、昨年度の志願倍率は3.8倍。男子だけで見ると、なんと52.1倍という驚くべき数字が書かれており、まさに万里の長城並の高き壁であった。


勿論、これは一般入試での倍率であり、頼人であれば推薦で1発合格らしい。

推薦には学力ではなく魔力ランクが重視されているので、頼人がAランクである以上、受験を決めた今の段階で、既に合格が確定しているという意味の分からん事になっていた。

しかし、Cランクである蔵人は一般入試の難関を潜らねばならない。推薦を受けられるのは、Bランク以上だと聞いているから。


ここに来てもまた、ランクの壁が立ちはだかる。

まったく、この世界は、壊しがいのある壁ばかりである。

蔵人はパンフの説明文を睨みながら、気持ちを切り替える。

今は、理不尽な壁よりも現実を見なければ…。


一般入試には記述試験と実地試験がある。

記述は算数、国語、外国語だ。外国語は、英語、中国語、ロシア語、ドイツ語から選べる。

ロシア語がさっぱりな蔵人は、英語か中国語にしようと思っている。この二か国は、以前に住んでいたことがあるので問題ないだろう。


問題は算数。算数とは名ばかりの超難問だ。

これ、下手な国公立大学の数学入試問題よりも難しいと、問題文を漁った蔵人は思った。なにせ、計算というより閃きがものを言う問題が多々見受けられるのだ。


今まで異世界を渡り歩いて来たが故、常識が出来てしまっている蔵人の脳は、これら柔軟な発想を必要とする数々の難問に苦戦するのだった。


「う~ん…。なんでこんな幾何学模様を、そんな風に区分出来るんだ?解説読めば分かるけど、読まないと思いつかんぞ...」


今まで小学生の勉強なんて楽勝と思っていたが、甘く見ていた。こんな難問が解ける小学生でないと入れない学校。倍率50超えも納得だ。

蔵人は何とかしようと頑張ったが、次第に難問以外を完璧に解き、難問は部分点を取れたらラッキー…という消極的な作戦に切り替えていった。

果たして、こんな調子で頼人と同じ学校に通えるのだろうか…。

不安が拭えない蔵人だった。



「待たせてごめんなさいね、蔵人。入学の準備は進んでいる?」


年始、巻島本家の宴が終わった後、流子さんが蔵人にそう聞いてきた。

待たせてとは、年始の挨拶回りで遅くなったことへの謝罪か、はたまた、特区へ入る時期が遅くなったことへの謝罪か。後者であれば、こちらの都合もあったので謝罪は不要なのだが。


…どちらとしても、謝罪は不要か。

蔵人は、ぎこちなく頷く。


「え、ええ。何とか」


蔵人は嘘を着いた。

完璧とは言い難い。過去問を解いてみたのだが、数学は8割を取れるかどうか。国語も英語も、引っ掛け問題に足を取られ、満足のいく点数を取れない年もあった。

ああ、数学じゃない。算数だったよ。あの難問。


蔵人の引き攣った顔を見て、流子さんは頷いた。


「貴方でもそんな顔をするのね。仕方ないわ。でも安心しなさい。敵は強大だけれども、貴方にも頼人と同じ処遇を考えているから、怖がらないでちょうだい」

「えっ?」


なんと、流子さんのサポートが受けられるらしい。それって、合法的な奴ですよね?遠隔で答えを誘導したり、裏口入学だったら俺は降りますよ?

蔵人は内心で訝しみながら頷く。


「”正々堂々”正面からブツかってきます」

「あら、頼もしい。その意気なら大丈夫ね」


流子さんは安心した様に笑った。

正々堂々の部分をワザと強めに言っても無反応。

どうやら、こちらの考えすぎだった様だ。流子さんがそんな汚い手を使うはずが無い。

蔵人は決意を新たに、入試に挑まんとした。



その横で、蔵人を睨む人がいたのだが、蔵人は気付かなかった。

その人は巻島蒼波さん。流子さんの長女だ。

彼女は蔵人と流子さんの言葉に首を傾げた。


「なんだろう。この2人の会話、何か噛み合っていない?」


そんな疑問を持ちながら、彼女はとうとうその事を2人に告げなかった。




時は流れて、入試当日。

蔵人は前日、流子さんの屋敷に泊めさせてもらい、そこから試験会場までは特区外から態々来てくれた柳さんの車で赴く。


暫く車の中で問題集に目を落とし、最後のあがきをする。そんな時、たまに目を上げて窓の外を見てみると、徐々に建物が大きく立派になっていくのが分かった。

通り過ぎる豪勢な住宅街を目にして、シロガネーゼもビックリだろうと蔵人が目を見張っていると、フロントガラスの先にはもっと凄いものが立ちはだかっていた。


白亜の城。

それが都心にズゾゾゾッとそびえ立っているのである。


頼人が入学する予定であり、蔵人が入学を希望する学校、桜坂聖城学園。通称、桜城(おうじょう)

総生徒数1000人を抱え、その殆どの生徒は生粋の特区育ちである。中には、日本トップクラスの大財閥のお子さん達も在籍しており、まさに王城。日本のお姫様と王子様の巣窟だ。

そんな学園が、入試会場なのか…。

蔵人は目を点にしながら、車が城に呑み込まれていくのをただ流されるままに見ていた。



正門の目の前で車を降りれば、そこから見えるのは大きな聖堂のような校舎…じゃない。会館?

持って来ていたパンフレットに目を落とせば、どうやら記念式典や入学式などを行う専用の建物らしい。

その左手には、いくつもの校舎が連なっており、全学年の教室はもちろんの事、教員が主に使う教員棟や部活動で使う第一第二部室棟、異能力部活用の訓練棟などまであるらしい。

向こうの方には陸上競技場のような設備も”幾つか”見られる。

この学校は、部活動、特に異能力部に力を注いでおり、財閥からの寄付金などで豪勢な設備を取り入れているのだとか。


とにかく、右を見ても左を見ても白亜の建物が連なる様子は、学校にいるというよりも近未来の都市、若しくは中世ヨーロッパの王城を思い起こさせる。

受かればここが母校となるのか…。想像も出来ない。


蔵人は、白亜の校舎群を抜けながら教室棟に入り、試験教室へ向かう。ちなみに、ここは中高一貫で、この中学ビル群の後ろ、森林地帯を隔てた向こう側に、ここ以上の敷地面積と資金を費やした桜坂高等学部の校舎郡があるとか。

流石は東京特区の三大学園と言われるだけはある。


教室棟の受付で”妙な顔”をされながら手続きを終えた蔵人は、試験会場の教室に入って自分の番号が示された席に座る。

周りには、蔵人と同じように緊張した面持ちの学生達達が席に座り、最後の足掻きとしてテキストや自作の勉強ノートに噛り付いている。


結構男子も多いなと、蔵人は思った。

確か、在学生は1000人近いが、その内男子は150人ちょっとと聞いていた。単純計算で1学年50人程度だったと思うが、今この教室には30人近くの受験生がいて、その半分が男子だ。

受験する男子が想像よりも多いと思った蔵人だったが、よく考えたら倍率3.8倍、男子だけなら50倍を超えることを考えると納得する。


…いや。おかしい。


蔵人は考え込む。

受験する男子の人数が”少なすぎる”と。


全体の定員は350人。内女子が300人で男子が50人だ。

しかし、このクラスを見ても分かるが、受験する男女比は1:1の様子。男子の倍率が50倍もあったら、受験者数は男子だけで2500人も必要(定員50人×倍率50)となる。

だがそうすると、女子も同じ人数が受験しているわけで、そうなると女子の倍率も9倍程(2500人÷定員300人)なる。そうなると全体の倍率が15倍程(5000人÷350人)に膨れ上がる訳で…?

公表されている倍率(3.8倍)と、大きくかけ離れることになる。


……どういうことだ?

蔵人は頭を捻る。


そんなことを考えていたら、いつの間にかテスト開始の時間となった。

ダメだ。今は倍率の事は置いておこう。

蔵人は頭を切り替え、問題を解き始めた。


一科目の国語は楽だった。奇問も無かったし、時間的余裕も十分。

蔵人は書き間違えが無いか見直していると、隣の席の女子生徒の様子がおかしい事に気が付いた。顔を青くして、お腹を抑えている。お腹が痛いのかな?大丈夫かな?


しかし、声を掛ける訳にもいかず、彼女も筆を置いていないので、いよいよになったら試験官を呼ぼうと考えた蔵人。

結局、呼ばないで休憩時間となった。


「大丈夫ですか?」


相変わらず、お腹を抑える女子生徒に、蔵人は声を掛ける。だが、


「だい、じょう、ぶ」


途切れ途切れに聞こえる声は、とても大丈夫そうではなかった。


「本当です?試験官を呼びましょうか?」

「うぅん。ダメだよ。そんなことしたら、試験落ちちゃうかもしれないし。僕、絶対ここに通いたいんだ…」


彼女は苦しそうに、でも確かな光を瞳に宿して、また机の上を凝視し始めた。

今度は頭を抑えているので、腹痛では無いのか。もしかして緊張しているのか?


「これ、良かったらどうぞ」


蔵人は彼女の机の上に、包装された飴を1つ置く。

彼女は少しの間、その飴を見ていたが、


「…あり、がと」


ぽつりと、言葉を零す。

気のせいかも知れないが、幾分か顔色もよくなったように見える。


「どういたしまして。お互い、頑張りましょう」

「うん、そうだね。あっ、僕は西風だよ。君の名前は…」


と、そこで、タイミング悪く次の科目の試験官が入ってきてしまったので、蔵人達は会話を中断して、前を向いた。


次の科目は英語だ。

多分、他の語学を選んだ人は別の教室で纏まっているのだろう。問題用紙はみんな一斉に配られているから。

試験官の開始の合図の後、記述を始める。

英語もかなり簡単だった。

寧ろ国語よりも簡単。長文が読みやすい。

そりゃ、大学入試や海外論文と比べたら簡単か。


蔵人はふと、隣を見る。

飴は無くなっていた。彼女の手元に飴の空き袋があったので、食べてくれたようだ。これが少しでも、彼女の糧となって、合格への一助になれたら幸いだ。



英語も終わり、昼食の後は待ちに待った数学...じゃない、算数が始まった。

合図の後、問題用紙をひっくり返したら、いきなり図形が目に飛び込んできた。

うわぁ、えげつねぇ…

蔵人は口元を歪めた。


1番頭に面倒な問題をぶつけて受験生を動揺させ、思考能力と時間を奪う。出題者の黒い笑みが問題用紙に透けて見える様だ。

蔵人はまず、先頭の数問を飛ばし、簡単な問題から解き始める。問題を解く順番は出題者に握らせてはダメだ。自分で選ばないと。

蔵人は結局、先頭の大問を途中まで解き、他を全て埋めて試験を終えた。


さて、帰るか。

蔵人は席を立つと、ちらりと隣を見る。

既にその席は空になっていた。

西風さん、無事に帰れたみたいだな。

蔵人は明日の試験に向けて、気持ちを切り替える。




翌日。

今日は実地試験である。

特別訓練棟と呼ばれる巨大な総合体育館のような施設に集められたのは、50人程の男子受験生。

それと、数人の女子生徒。女子生徒は全員、白いブレザーを着ている。綺麗な赤いリボンが、白を基調とした制服の中で目を引く。

どうも、この学園の次期3年生達らしい。


「これより試験の内容を説明します!」


試験官らしきスーツの女性が声を張る。


内容は、5人1組で実施されるタワーディフェンスだ。受験生は在校生1人を5人でサポートし、敵から背後のオブジェを守る。

ファランクスと呼ばれる競技らしい。公式の異能力バトルでも、大人数の集団戦闘を模したこの競技に適用されるルールで、お互いに守るべきオブジェを背中に抱えて攻防を行うというもの。敵の選手を倒して道を作り、どちらが先に敵のオブジェにタッチするかを競う競技であり、攻撃だけでなくサポートも重要視され、よりチームの団結力が試される競技となっている。


ちなみに、通常のファランクス戦なら13対13がベースの集団競技なのだが、プロの世界なら100人規模の大会も開催されるとか。

それってもう、戦争じゃねえか。

蔵人は瞠目した。


「それではチーム分けをします」


受験番号を呼ばれた人から、徐々に先生の元へ。

そして5人揃ったら、在校生の1人と一緒に別の部屋へと歩みを進める。


そんな事を繰り返すこと1時間程。

とうとう、蔵人の周りには数人の男子だけとなった。


1、2...5人。うん?俺を抜いて5人いるぞ。最後は1人多いのか?それで公平に試験出来るのか?

蔵人が内心で訝しんでいると、先生が次のチームを呼んで…、


蔵人が1人、取り残された。


次第に、蔵人の心臓が高鳴り始める。

…あれ?もしかして、何かミスった!?

集合場所間違えて...ないな。受験票に書かれた所だ。

そもそも受験申請が通ってなかった!?いや、それなら受付で門前払いか。

あれか、例えば...昨日の筆記で実は落ちていて、連絡の行き違いで実地試験が受けられないとかか!?


「283番!君は283番じゃないのか!?」

「へぁあ!?」


思考の海に沈んでいた蔵人に、試験官の声が届く。

慌てて浮上したから、変な声が出てしまった。


「に、283番です」


蔵人は噛みながら、試験官に返答する。


「早く来なさい。一応、試験を受けさせてあげるから」


一応ってなんだよ!一応って!

蔵人は、自分の予想がまさか合っているかもと思い、少し動揺し始めた。

ダメだ。ここで揺らいでは、頼人に顔向け出来ない!

蔵人は前を向く。

筆記の分を、実地で取り返してやる。


いつの間にか、蔵人の後ろを歩く在校生。凛とした立ち姿がとてもカッコイイ少女だ。髪は赤みがかったメッシュが入っているが、不良という訳では無さそう。というより、かなり厳格そうな表情。

彼女のリボンは他の生徒と違い、赤一色では無かった。赤地の中に、その制服の様に輝く白色の柄が入っており、更に品のいい銀の刺繍がされていた。


さて、この点も他の人達と違う状況。

蔵人はまた考え込みそうになって…、

いや、なるようにしかならん!と、思考をぶった切った。



3人は、何も無いだだっ広い部屋に来た。真っ白な空間が続く部屋で、ここで仮想の敵と戦闘をするのだとか。

試験官が部屋の準備すると行って、部屋の隅の方へ移動する。何か機械を操作しているので、あれが試験用の機械なのかな?

先生が準備している間に、先輩と少し打ち合わせを行う。協力して試験に臨まないと受からないからね。


安綱(やすつな)優火(ゆうか)だ。パイロキネシスを使う」


射程は短いが超高温の炎を刀のように操り、敵を一刀両断する能力だと、彼女から自己紹介してくれた。


「巻島蔵人です。クリエイトシールドです」


蔵人も自己紹介する。簡単にシールドの特徴...浮遊させて、動かせる事を伝える。

すると、


「シールドを動かす?…まぁ、分かった。では初めは、君の盾で私を守ってくれ。私は暫く攻撃しないから」

「了解しました!」


ちょっと疑わしい目を一瞬向けられたが、直ぐにその色を隠して微笑んでくれる安綱先輩。

気さくで優しい先輩だ。

蔵人は頼人の事を抜きにしても、この学園に通ってみたいと思った。


そしていよいよ、実地試験が始まる。

蒼波さんの疑念、受付の態度、倍率との誤差、主人公だけ1人受験…なんでしょうね。何か、とんでもないヤラカシをしている気がしてなりません。


イノセスメモ:

・ファランクス…大人数での異能力戦。13対13がベースだが、大会によってはそれ以上となることもある。オブジェ(円柱)にタッチして、得点(領域)を競う←詳しいルールは後程本編で。

・西風??…????。????。

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