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180話~蔵人お兄様も、是非いらして下さい!~

昼休憩後、早速後半戦を始めようとする。

したのだが、


「ちょっと待ってくれ!このクエストが終わったら始めるから」


どうも、ゲームの区切りが悪いらしい。

態々、同級生が家庭教師をしに来ているのに、大した神経をしている。

でも、まぁ、少しだけなら待ってやるか。


「仕方ない。あとどれくらいで終わるの?5分ぐらい?」

「4頭同時討伐だから、あと40分くらいで終わ、おいぃいい!ちょっと待て!待つんだ蔵人!電源ボタンを押そうとするな!今、やっと1頭討伐出来たんだからぁあ!」

「知るかぁ!鶴海さんを待たせるじゃねぇ!」


…と、そんな一幕もあったが、”無事”に授業再開である。

本当なら理科をやる予定だったが、その前に一つのテキストを開ける。

数学の問題だ。

それを見た時の祭月さんは、なんでまた数学なんだと憤慨していたが、次第に楽しそうな顔になっていった。


蔵人が彼女に解かせているのは、図形の問題だ。

この三角形をひっくり返すとどんな形になるのか、

距離の等しい線を書け、

そういう問題を試しに解かせてみると、スイスイと筆…シャープペンシルを躍らせる祭月さん。


思った通り、彼女は空間把握能力が優れている。

これを応用すれば、数学が得意分野になる可能性もあるし、スポーツや異能力にも大きなアドバンテージを生み出せるかもしれない。


「どう?祭月さん。普通の数学よりも解きやすいんじゃない?」

「おう!そうだな。ゲーム程じゃないけど、なんか楽しいな!こういう勉強ばっかりだったら、疲れなくていいんだが」


そう言ってくれると、蔵人も嬉しい。

ゲームをしていた時と同じくらい、彼女の眼は輝いている。

勉強が嫌いだった彼女が、少しでも勉強に興味を持ってくれた。これは、とても大きな一歩であると言えよう。

とは言え、今は時間が無い。

残念だが、楽しい数学の時間は終わりにして、理科の時間に移らねばならない。


「さて、じゃあ次は理科だ」

「いや。私はこれで良い」


数学のテキストを放そうとしない祭月さん。

蔵人は、ため息を一つ着く。


「数学を好きになってくれたのは嬉しい事だ。でもね、テストは明日だよ?他の教科もやらないと」

「ええ~っ!嫌だぁ!もう疲れたぁ!」


駄々をこね始めてしまった祭月さん。午前中にみっちり詰め込んだから、脳みそがオーバーヒートしたのか、ゲームをきっかけに集中力が切れてしまったのか。

しかし、こうも駄々をこねるとは、この子の精神年齢は小学低学年でストップしているのではと心配になってしまう。

鶴海さんの爪の垢を煎じて飲ませてやれば、少しは精神年齢が上がってくれないか。


蔵人と鶴海さんが、顔を見合わせて「どうしようか」と悩んでいると、玄関から物音がした。

見ると、誰かが帰ってきたようだった。

小さなシルエットに、黒い髪を肩まで伸ばした女の子。髪の一部が白いメッシュになっているのは、お洒落ではない。彼女が(クリオ)系の異能力者であることの証。

祭月さんの妹、雪花ちゃんだ。

雪花ちゃんが疲れた顔でリビングに入ってきて、蔵人達を見て固まる。

GWに会った時よりも背が伸びた気がするが、気のせいだろうか。

彼女の様子を見るに、今日、自分たちが来るのを伝えていなかったのかな?


久しぶりと、蔵人は手を上げそうになって、急いでその手を首の後ろに回す。

危ない危ない。彼女とも初対面なのだ。

代わりに、蔵人はぺこりと頭を下げる。


「お邪魔しています。祭月さんの友人で、巻島蔵人と言います」

「鶴海翠です。よろしくね」

「ど、どうも。雪花です」


雪花ちゃんは、少し驚いたような顔を蔵人達に、いや、蔵人に向けてお辞儀をする。

そして、速足で蔵人達の横をすり抜けて、祭月さんに突撃した。

声を押し殺しながら、祭月さんの服を引っ張る雪花ちゃん。


「おいっ!友達って男の人だったのかよ!聞いてないぞ!」

「うん?そうだったか?まぁいいじゃん。男でも女でも」

「良くない!分かってたらこんな服選ばなかった!ってか、お前もなんて服装してんだよ!寝巻のまんまじゃないか!」

「何を今更。私はいつもこのスタイルだろ?」

「なに開き直っているんだ!いつものスタイルだからダメだって言っているんだよ!」


何か、姉妹で揉めている。

なるほど。自分が男だから、雪花ちゃんは焦っていたのか。

特区は男性が少ないからな。西風家でも随分な歓迎を受けてしまったし。

そう思っている内に、祭月さんは雪花ちゃんに引っ張られて2階に行ってしまった。


それから程なくして帰ってきた2人は、外出用の服装に着替えていた。

別に、雪花ちゃんがさっき着ていた服もお洒落だったのだが、今の服装は更に気合が入っていた。

その分、祭月さんの顔から生気が抜けている。面倒くさいって、顔の至る所に書かれている。

祭月さんと横に並んだ雪花ちゃんが、その小さな体をクイッと曲げて、蔵人達に深いお辞儀をした。


「改めまして、北岡雪花です。姉の祭月が何時もお世話になっております」


雪花ちゃんに、「ほら、お前も!」と促されて、祭月さんも首をコクンっと前後させた。

雪花ちゃんの丁寧な挨拶に、蔵人達も立ち上がり、礼を尽くす。


「ご丁寧な挨拶、ありがとうございます。雪花さんはしっかりされていますね」

「本当ね。祭月ちゃんよりもお姉さんっぽいわ」


蔵人達の賞賛の言葉に、少し硬い表情だった雪花ちゃんの頬が紅葉し、その頬に恥ずかしそうに両手を当てた。

鶴海さんが、「まぁ、可愛い」と微笑んでいる。

姉の方はそれを見て、随分と不機嫌そうだ。


「なんだよ雪花。今日は友達と出かけるだって言ってたじゃん。なんでもう帰って来ているんだ?」

「それは午前中だけだ。午後は図書館に寄るつもりだったんだけどさ。桜姉さんに、お前が1人で勉強会やっているから、見るように言われたんだよ」

「なっ、なんだよそれ!ちゃんとやってるだろ!なぁ蔵人、私ちゃんとやってるよなぁ?」


いきなり、話の矛先をこちらに向けてくる祭月さん。

蔵人は、一瞬返答に迷う。


「まぁ…午前中はしっかりとやっていましたよ」

「息抜きのゲーム後から、ボイコットが始まてしまったけれどね」


蔵人の横で、鶴海さんが楽しそうに付け加える。

それを聞いて、雪花ちゃんが大きなため息を吐き出す。


「そんな事だろうとは思ったよ。祭月ねえ、今度補習になったら、そのゲーム没収だって桜姉さんが言っていたのを覚えていないのか?」


なんと、そんな話になっているのか。

蔵人は、「ぐっ!」と苦しそうに声を漏らした祭月さんの顔を見て、それが真実だと確信する。

ならば、


「で、あるなら。勉強を再開せずにはいられないな?祭月さん?」

「…わ、分かった」


雪花ちゃんの援護射撃のお陰で、祭月さんのワガママは終了。そのまま理科のテスト対策となった。

蔵人が祭月さんを教える隣で、鶴海さんは雪花ちゃんの勉強を見ることになった。

本当は図書館で勉強をしてくる予定だった雪花ちゃん。その予定を変更してまで、姉の追試勉強に協力してくれた。

せめて、我々で彼女の為になるならと、蔵人達が誘ったのだ。

今、雪花ちゃんは、桜城の中等部入試に向けた勉強をしているとの事。


懐かしいな。約半年前に、自分も通った道である。

…あれ?ちょっと対策するの、早くない?

雪花ちゃんのしっかり者っぷりに、蔵人は舌を巻く。

そんな蔵人の前で、2人は寄り添いながら、テキストを覗き込んでいる。


「ここは、どう考えたら良いんですか?」

「ここはね、設問の文章を良く読まないと行けないの。ほらこの部分ね」

「…あっ。そう言う事ですね?」

「その通りよ、雪花ちゃん。飲み込みが早いわ」

「そんな。ありがとうございます」


その2人の様子は、仲睦まじい姉妹の様に見える。

とても微笑ましい空間だ。

雪花ちゃんは勿論、教える側の鶴海さんも楽しそうだ。


…その横では、理科のテキストを恨めしそうに睨みつけるお姉さんが居た。


「まるっきり分からん!」

「そう投げ出さずに。先ずは教科書見ながらでいいから、穴埋めやってみよう?」

「教科書が何書いてるか分からん!なんだこの望遠鏡は!」

「顕微鏡だよ。一学期に実験で使ったろ?」

「あれか?取っ手ぐるぐる回したら、何故かうっすい板ガラスが割れて、めっちゃ怒られた奴だよな?もっと分厚いガラス板をくれって言ったら、私は使用禁止だって言われたんだが?」


知らんがな。

まぁ、イメージ通りな事をしていて安心するけど。


「…じゃあ、改めて覚えよう。コイツは顕微鏡って言って…」


蔵人は一から理科の授業をおさらいする。

妹さんと比べて、祭月さんは前途多難だ。

マジで、授業料を徴収してやりたい気分になる。

これは、担任の先生も大変だ。

話を聞かない生徒には、使用禁止と言いたい気持ちも分かる。

…そのしわ寄せが、今こちらに来ているのだがな。


蔵人は、彼女達に聞こえないようにため息を吐きながら、何とか最低限の知識を詰め込む。

理科が終わると、今度は社会だ。これは、蔵人よりも鶴海さんの方が講師として相応しいので、彼女とバトンタッチして、蔵人は雪花ちゃんの勉強を見る。

こっちは算数をやるみたいだ。


「分からない問題はどれかな?」


蔵人がテキストを覗き込むと、雪花ちゃんは肩をビクつかせた。


「あっ、ごめんね」


近づき過ぎて、怖がらせてしまったか。

鶴海さんみたいにはにはいかないな。

そもそも、性別が違うのだから、パーソナルスペースは少し広めに取らねば。

そう思った蔵人だったが、しかし、雪花ちゃんは首を振る。


「いえ。その、男子と2人で話したことなかったので、その、ちょっと緊張してしまって」


特区は男子が少ないから、緊張してしまったらしい。小学校も変わらないからね、そこら辺の事情。

蔵人は、雪花ちゃんが緊張しないよう、少し距離を空けながら問題を見ていく。


懐かしい問題が多い。約半年前にも見かけた問題の筈だが、随分昔に思える。相変わらず、トリッキーな問題達も健在である。

それでも、雪花ちゃんはかなり頭が良いのか、大半の問題は既に解けている状態だった。解けていないのは、複雑な難問ばかり。

その1つを、雪花ちゃんの白い指が指し示す。


「これ、なんですけど。回答を見ても分からなくて」

「ああ、これね。この回答、随分と端折っているから、ここの式の間に…こういう式が隠れているんだよ」

「ああ!その式使うのか!」

「そうそう。俺もこれを解いてた時は分からなくて、別の参考書を解いている時に発見してね」

「お兄さんも受験したんですか?Dランクなんです?」

「…Cランク、なんだけれどもね。色々と手違いがあって」


手違いではなく、正しくは勘違いだったのだが。

蔵人が歯切れ悪く言うと、目の前で祭月さんに年号を詰め込んでいた鶴海さんが顔を上げる。

小さく微笑んで、こちらを見ていた。

…彼女の様子を見るに、敏腕記者が情報提供しているな。


困ったものだと、蔵人が内心でため息をついていると、横から視線が。

雪花ちゃんが、こちらを見ていた。その目は、尊敬に似た輝きを放っている。

きっと、Cランクなのに受験勉強をしたことを、好意的に捉えてくれたのだろう。

蔵人はそれを、苦笑いで受けながら、算数問題を解説した。



勉強会が終わったのは、太陽がかなり傾き、顔を赤く染めた頃だった。

その頃には、雪花ちゃんも随分と蔵人に慣れてくれた様で、笑顔も見せてくれる様になっていた。


なっていたのだが、今はその表情を曇らせている。

祭月家の玄関。蔵人と鶴海さんは、靴を履いて北岡姉妹に向き直る。


「祭月さん、明日の追試、頑張ってくれよ?」

「お願いね。今日勉強した範囲だけ、繰り返し勉強したら合格点は取れると思うわ」

「なんだとっ!?まだ、これからも勉強しないといけないかぁ?」


顔色が青く、目の下にクマが出来ている祭月さんが、不満たらたらな声で抗議する。

この半日で、随分とヤツれたな。あと半日もつだろうか?


雪花ちゃんに目線を下げる。じゃあそろそろ帰るからと、蔵人達が言ってからずっと下を向いたままである。

短い時間だったが、少しは親密な関係を築けたので、その反動が来ているのかも知れない。

蔵人は、雪花ちゃんに向けて手を上げる。


「雪花ちゃんも、受験勉強頑張ってね」

「大丈夫よ。雪花ちゃんなら受かるわ。自信持ってね」


2人の声で、雪花ちゃんが顔を上げる。

目の端に、薄らと涙が浮かんでいた。


「あの、また、来てくれますか?」


不安そうに見つめる瞳に、蔵人は力強く頷く。


「ああ。また追試試験の勉強に来るよ」

「おい!私が追試受ける前提で約束するな!」


蔵人の発言に、すかさず、祭月さんが抗議の声を上げる。

それを聞いて、少し笑顔が戻る雪花ちゃん。


「祭月ねえなら、次の期末も勉強会ですね」

「おい雪花!流石の私も…」

「でも祭月ちゃん。今回で追試は連続よね?それもオール教科で」


鶴海さんの指摘に、祭月さんは「ぐぬぬぅ…」と唸るだけだった。

そんな彼女を見て、笑う3人。


「嘘よ。祭月ちゃんの勉強じゃなくても、またお邪魔させて貰いたいわ」

「はい!翠姉様なら大歓迎です!」


雪花ちゃんの顔が、笑顔で花開く。

いつの間にか、お姉様呼びとは、随分と仲良くなったものだ。

蔵人が、鶴海さんを横目で見ていると、雪花ちゃんが両手をグッと胸の前で結ぶ。


「蔵人お兄様も、是非いらして下さい!」


お、お兄様だと!?

蔵人はビックリして、雪花ちゃんを見る。

上目遣いで、頬を赤らめるその姿は、将来多くの男性を引き付けるだろう魅力が満載だった。

…特区では、お姉様達を引き付けてしまうかも知れないが。


「ありがとう。その際は是非に」


蔵人は笑顔で頷く。

祭月さんには厳しいが、こういう素直な子が後輩になってくれると嬉しいな。

蔵人は、北岡家を後にしながら、そう思った。


〈◆〉


「さーて。ちょっと休憩しようかなー」


2人が帰った直後、祭月ねぇがくるっと体を反転させながら、そう言う。

休憩と言っているが、何時ものパターンだと、桜姉さんが帰ってくるまでゲームをするつもりなのだ。

私は腕を組んで、祭月ねぇを見上げる。


「おい、ゲームはダメだぞ」


散々、お2人に忠告された後にこれだ。

私は頭が痛くなる思いがした。

それなのに、祭月ねぇはこちらに背を見せたまま、うるさそうに手を振る。


「分かってるよー。ちょっと休憩したら、また勉強するって。これで補習になったら、ゲーム没収なんだし」


本当に分かってるいるのか?

私は、ソファーでぐにゃっと休む姉を疑わしく思いながら、机の勉強道具を片付ける。

今日だけで随分と勉強が捗った。分からないで放置していた問題が、全部無くなったのは凄く嬉しい。

それもこれも、全部翠お姉様と蔵人お兄様のお陰だ。

本当に、楽しい時間だった。


「なぁ」


夢見心地だった私の背中に、祭月ねぇの声が降って来た。


「どうだった?私の友達は」


姉の声に振り返ると、何故かドヤ顔の姉が、体を半分だけ起こしてこちらを見ていた。

ウザい。

そう思いながら、私は祭月ねぇの顔から眼を背け、向こうを向いたままで答える。


「凄く頼りになる、素敵なお兄様とお姉様だったよ。祭月ねぇの友達とは思えない程にな」


少し棘を添えた言い方になってしまったが、これは私の正直な思いだ。

2人とも、凄く優しくて、とても大人っぽかった。とても、このアホ姉と同級生とは思えない程に。


特に驚いたのは、蔵人お兄様。

私のクラスにも男子は居るが、お兄様と比べたら癇癪を起こす子供…いや乳児だ。

あれがヤダ、これがヤダとワガママ放題で、気に触ると「パパァ〜」と泣き出してしまう。私がまともに会話したのは、クラス替えをしたばかりの時に、ちょっと挨拶をした時くらいなもの。


でもお兄様は、たった1つ年上なだけで、とても紳士的で賢かった。

男子だからと驕らずに、まるで桜姉さんの様に優しく、分かりやすく勉強を教えてくれた。

もしも可能なら、このアホ姉とお2人を交換して頂きたい。そんな風にすら思ってしまった程に。

勿論、そんな事は思うだけだ。本気じゃない。私の心の中にそっと仕舞い…うん?


「お、おい…」


机の下。そのゴミ箱を見て、私は声が震えた。


「うん?どうしたん?」


再びソファの上に寝そべり出した姉に向かって、私はゴミ箱の中身が見える様に、少し傾けて、中身を指さす。

その指先が示すのは、空のプラスチックの入れ物。

〈雪花〉と書かれたその入れ物には、まだ少しプリンの残骸がこびり付いていた。


「お前!私のプリン食べたな!」

「……あ、ごめん」

「ごめん、じゃなぁぁい!!」


お2人が次いらした時は、必ずこのアホ姉とトレードしてもらう。

私は本気で、その方法を考え始めた。

勉強会、後半戦でした。


「うむ。妹は随分と出来た子であったな」


寧ろ、お姉さん達を見るに、祭月さんが、その…。


「うむ。真ん中の子は、甘やかされやすいからな」


それと、祭月さん自身の性格もありそうです。


「まぁ、天才型と言っていいだろう。嘗て偉業を成した者達も、幼少期は酷評を受ける者が多かったぞ?」


それと、祭月さんが一緒だと?


「分からん」


ですよね。

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― 新着の感想 ―
>祭月  ある意味”才能”のある子だと思うけど、まずはしなければいけない事をクリアできなければその”才能”も日の目を見ることができないんだよねぇ。特に学校に通っている内は……(- -;a  たまにい…
[気になる点] 雪花ちゃんだカワイイヤッター ビッグゲームの中継を見ていた時は、天隆か桜城か迷っていたっぽかったですけど、桜城に進学を決めたんですね。何か決定打となるような事でもあったのでしょうかね…
[気になる点] 鶴海さんは鶴海翠って名前ですよね。翠姉様じゃなくて鶴海姉様呼びなんです?
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