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14話〜何やってんだ!殺す気か!!〜

蔵人達が柏レアル大会で存分に楽しんだ、その数か月後のとある日。

日が真上から少し傾きだした頃。

柳さんは地面に膝を着いて、ロングスカートが汚れるのも気にした様子もなく、蔵人をその胸に抱きよせていた。

彼女の眼鏡は曇り、その不透明なガラスの向こう側からは、一滴の涙が零れ落ちた。

そして、抱き寄せられている蔵人は、蔵人達の目の前で佇む人物を見上げていた。

その人物が、蔵人に鋭い視線を向ける。


「蔵人、お前は兄が…頼人が憎いか?」


扇子で口元を隠したその人は、着物姿の流子さんであった。

蔵人は、ただでさえ困惑によって深くなっていた眉間のシワを、より深くする。


「…えっ?えっと、頼人が憎い、ですか?ええ~…えっ?」


突然現れた流子さんの問い。そうでなくても、今日は物凄く濃厚な半日を過ごした後であった蔵人は、思考が追いつかず、答えにならない声を発していた。

そう、本当に今日は、なんて日だ!であった。

特に、この30分間が特濃であり、その中に流子さんの質問の意味が隠されているのだろう。

蔵人は、この時間の出来事を回想し、答えを探ることにした………。




流子さんから問われる30分前。

それは、前触れもなく襲来した。


『ピンポーン』


蔵人と頼人が、いつも通り子供部屋で遊んで(蔵人は魔力循環しながら遊んで)いると、階下から様々な音が聞こえた。

チャイムの音、そして、対応した柳さんの珍しく大きな声。母親を呼ぶ切実な声。

母親が玄関に到着したようで、この世の終わりのような母親の怒号と、金切り声が幾度も聞こえた。

そして急に、

爆発音。

それも何度も。

複数の怒鳴り声も混じるので、戦闘でもしているのか。

何でもない日常なら、この日常からかけ離れた騒音に、蔵人は頼人を連れて逃げ出していただろう。

だが、


「頼人。準備は出来ているか?」


蔵人と頼人は落ち着いていた。

なんて事はない。今日は3月最終週末。

氷雨様が勧告していた日。

巻島本家から、頼人を特区へと連れて行くお迎えが来たのだ。

今の今まで聞いていなかった母親が半狂乱になり、迎撃するという蛮行に出たみたいだが、まず勝てないだろう。相手は巻島の精鋭であり、逆に母親が訓練している所は見た試しがない。


「……うん」


頼人は、小さなリュックのショルダーストラップをギュッと握って、でも、一向に蔵人の手を取ろうとはしなかった。


「頼人。約束したろ?」


蔵人の問いに、頼人は小さく頷く。

必ず、追いかける。

その蔵人との約束を、思い出したのだろう。

頼人はもう片方の小さな手で、蔵人の小さくて硬い手を取った。



階下に2人が降りると、惨状が広がっていた。

玄関は半壊しており、至る所に異能力戦を繰り広げた痕跡を刻んでいる。その戦地の中央には、黒服の女性2人と母親が倒れていた。

おお、2人も巻島の護衛(SP)を倒したか。なかなかやるじゃないの。

蔵人は母親とSPを跨いで通り過ぎ、外に出た。

外には、数人のSPが直立しており、


「まぁ!蔵人様!態々お出迎え頂けるのですか?ありがとうございます」


火蘭さんが、執事服より白地が少ない黒服で立っていた。

蔵人は大人達に向かって、小さな頭を大きく下げる。


「ご無沙汰しております、火蘭さん。母が大変失礼致しました。頼人のことになると、見境がなくなるのでございます。何卒、ご容赦を」


いつも通りの蔵人の様子に、火蘭さんは破顔する。


「聞き及んでおります。ではそちらが、兄君の頼人様…で、宜しいのですね?」


頼人や周りの人間は、蔵人を兄と呼んでいるが、戸籍上は頼人が兄となっている。ややこしいが、仕方がない。


「はい。兄の頼人です。頼人、こちらは本家の火蘭さんだ。これからお世話になるんだから、ちゃんと挨拶しような」


蔵人は、蔵人の背中に隠れる頼人の手を引き、背を押して、蔵人の半歩前へ導く。


「あ…え、えっと…らい、と、です」


俯きながらだったが、まぁ、頼人にしては上出来だ。忘れがちだが、彼はとても人見知りだ。人前にちゃんと出て、声を発するだけでもなかなか出来ないのだから。

それだけ、覚悟が決まっていたのだろう。

あの大会での激闘も、無駄ではなかったと思いたい。


「よろしくお願い致します。頼人様」


火蘭さんは、彼女達が乗ってきた高級車のドアを開けて、頼人のリュックを乗せると、頼人も乗るように手で促す。


「あ〜、火蘭さん。少し頼人をお借りしても?」


蔵人が上目遣いで火蘭さんを見ると、火蘭さんは勿論と言うように少し下がった。

蔵人は、頼人を手で近くに来るように呼んで、彼の背中に手を回して、優しく抱きしめる。


「頼人、何年かかるか分からんが、必ず、俺も特区へ行くからな」

「うん…うん、待ってるよ、にぃちゃん」


彼の声は、涙声になっていた。

蔵人は、腕に少し力を込める。


「待ってるだけじゃダメだ。待ち構えてろ。俺は鍛えるぞ。この体を、異能力を。もう、あんな惨敗はしない。絶対に」


あの会場の皆は、蔵人達を絶賛した。ジャイアントキリングだ、下克上だと。

だが、蔵人は悔しかった。

相手は明らかに手加減していて、やろうと思えば、開幕と同時に瞬殺も出来た筈だった。

これが戦場であり、相手が殺意を持つ外敵であったなら、蔵人が負けるだけでは済まない。それは、蔵人の後ろにいる人達も、蔵人と同じ運命に引きずり込んでしまう可能性を示唆している。

だから、強くならなくてはいけない。もっと強く。

”もう”誰も、失わないように。


「俺は強くなる。魔力量では勝てなくても、技術を、経験を、積んで積み上げて届いてみせる」

「うん…うん!分かったよ、にぃちゃん。僕も強くなる」


頼人の声に、力が戻る。

抱擁から解放して、彼の顔を見る。涙と鼻水でぐちゃぐちゃであったが、あの闘いの時のような、確かな笑顔があった。

闘志溢れる、漢の顔だ。


「ああっ!」


蔵人も、返す。


そうして、頼人を乗せた車は行ってしまった。

頼人は、無事に新たなステージへ、1歩先に旅立って行った。

行ったのだが…。




頼人が去ってから数分後の事。


「なりません!奥様!」

「放して!柳!ダメなの、頼人が居ないと、ダメなのよ!」


もうひと騒動が起きた。

気絶から回復なさった母親が、起き出して早々に頼人を追うと暴れ出した。

いや、あんたの実家に呼び戻されたんだと、柳さんが説明すると、では自分も本家に戻ると言い始めた。


「戻れる訳ないでしょ!飛び出して来たのに!」

「じゃ、じゃあ、せめて、せめて頼人の近くに!」

「蔵人様はどうするのですか!!」


柳さんが、母親の肩をガシッと掴む。

蔵人はこの時、柳さんの本気の怒りを見た。

言葉尻も少しキツいが、何よりも彼女の目が鋭い。

なんと言うか、ドラゴンや公爵級悪魔とは違った怖さがある。


「くら、と……?」


母親がこちらを向いた。名前を呼ばれたのが久しぶりだったので、蔵人も目を合わせた。

ほぉ。よく俺の名前を覚えていたな。

蔵人は、少し母親の評価を上げた。

が、すぐにストップ安となった。


「でも…でも!私には頼人が必要なの!頼人が居ないと、あの人が、あの人が帰って来れない!!」


母親の言葉に、蔵人は違和感を感じた。

あの人?頼人に依存するのに、何か具体的な理由があるのか?

蔵人が思案していると、


母親から、魔力の波動を感じた。

異能力を発動する時に流れる、微弱な反応を。


うっそだろっ!?

蔵人は咄嗟に、盾を構えて柳さんと母親の間に飛ぶ。そのまま、母親の脇腹辺りに蹴りバッシュを決めて、吹き飛ばす。

母親は飛ばされながら、その手からはウォーターカッターが暴発した。蔵人はそれを、鉄盾に角度を付けて何とか受け流した。

弾いた水弾が柳さんの頬をかすり、玄関にあった靴箱と姿見を両断した。

それを見た蔵人は、”目の色を変えて”母親を見下ろす。


「何やってんだ!殺す気か!!」


つい、怒号が口から飛び出した。

蔵人は、玄関ポーチに倒れ伏す母親に、唾を飛ばしながら睨みつける。


危なかった。

一瞬でも遅れたら、今頃柳さんはバラバラだ。

自分にとって恩人とも言える柳さんに、あろうことか刃を向けるとは…。

蔵人は自分の感情を抑えきれずに、母親をしこたま怒鳴っていた。


「ご、ごめんなさい、蔵人。でも、私、私…」


怒鳴られた母親は、弱弱しくそう言いながら、ふらりと立ち上がる。

蔵人に怒鳴られたことで混乱した様子だったが、頼人の事を思い出したのか、ゆっくり蔵人達に背を向けると、おもむろに走り出した。

どこに行くのかな?っと見ていたら、駐車場まで走って自家用車のドアに手を掛けるのだった。


「真紀子!」


駐車場で母親に追いついた柳さんが、叫ぶ。


「何を考えているの!?この家を、蔵人様をどうするつもり!!」


柳さんの厳しい叫びに、母親がこちらを振り返る。でも、すぐに顔を車に戻して、ドアのキーを開けて車に乗り込んだ。

それを見て、柳さんの目が更に吊り上がる。


「ふざけないで!ここで出ていくなら、もう貴女とは絶交よ!」


絶交を突きつけられた母親。だが、すでに車に乗り込んでいた彼女は、まるで柳さんの言葉をかき消すようにエンジン音を上げて、車を急発進させた。

凄いスピードで細道を過ぎ去っていく電気自動車。

あー、法定速度を余裕で超えてるな。

母親が頼人の車を捉えるのが先か、はたまた警察が母親を捕まえるのが先か。

蔵人が、内心呆れながらその後姿を目で追っていると、その手が掴まれる。

見上げると、柳さんがもう一台の車を指さしていた。柳さんがいつも使っている車だ。


「蔵人様、追いましょう。行先は分かっているんです」


まぁね。特区でしょ?許可がないと俺も柳さんも通れないじゃん。それに、


「柳さん、追わなくていいよ」

「えっ!?でも、ですが…」

「どうせ追っても…追いついても、あの人の頭の中は頼人でいっぱいですよ。今までもずっとそうだったでしょう?諦めましょう」


あの切羽詰まった様子では、こちらの説得はまず聞かないだろう。

調べた事はないけど、あいつの干支、絶対猪年だとおもう。間違いない。


そんな、全国の猪年の反感を買うような事を考えていた蔵人は、突然、目の前が真っ暗になった。

柳さんだ。柳さんが蔵人を優しく抱擁していた。

暖かい。それに、安心する匂いだ…。


「ああ、蔵人様。貴方はこんなにも可愛らしいのに、真紀子は本当に…本当に信じられない。家を、我が子を捨てるなんて」


ああ、そうか。俺、捨てられたのか。

柳さんの嘆きで、蔵人は漸く現実が見えてきた。

そして、肝が冷えた。


まず、この家の所有権が無くなる。手元に金もないし、そうなると柳さん達の給金なんて払えないから、彼女達の職も無くなる…。

なんて奴だ!柳さん達を路頭に迷わせるとは。ちゃんと失業保険出るんだろうな!?


「柳さん、次の職の当て、あります?」

「そんな事より、蔵人様の事です!」


蔵人が恐る恐る柳さんに聞くと、ピシャリと怒られてしまった。

だがすぐに、柳さんは蔵人の頭を優しく撫で、蔵人の目線まで屈んだ。


「蔵人様。もし嫌でなければ、私が貴方の保護者になります」


それって、親権を勝ち取るって事だよな。

それって、柳さんがお母さんになってくれるって事だよな。凄い魅力的な提案。柳さんなら、最高の母親だ。

そう思った蔵人は、首を横に振った。


「ダメですよ、柳さん」

「…やはり、私では母親には…」

「いえ、そうではありません」


資格がないと言いそうな柳さんに、被せるように否定する蔵人。

間違いなく、柳さんは良い母親になれる。暖かい家庭を作れる人だ。だからこそ、こんなコブを拾っちゃいけない。この人はまだまだ若い。彼女には、彼女の人生を歩んで貰わないといけないのだ。

少しボカシて、蔵人がそんな事を言う。すると、柳さんは泣き崩れて、また蔵人を抱き寄せて泣き出してしまった。

いつの間にか、使用人のみなさんも集まって来ていた。

そして、


「随分と、大変な事になっているわね。蔵人」


突然、家の前に超高級車が止まって、そこから現れたのは、任侠映画の女将さんの様な着物姿で舞い降りた、流子さんだった。




回想終了。

そして……。

うん、結局分からん。

蔵人は諦めて、流子さんに直球で聞くことにした。


「ええっと、頼人は憎くありません。母親が憎いかとの質問でしたら、ちょっと怒ってます。彼女は使用人に手を上げ、事前通知もなしにリストラを行いました。そう考えると…ちょっとじゃないですね。かなり怒ってます」


蔵人が難しい顔をしながら申告すると、流子さんは目を見開いて驚いた。でも、すぐに優しい目になり、口を開こうとして…何も言う前に口を閉じて考える素振りをした。

そしてまたすぐに口を開いた。


「リストラの件は安心しなさい。この家も、貴女達も全員私が雇うわ。貴方も、頼人と母親はいないけど、それ以外は今まで通り過ごせるようにします」


流子さんの申し出に、蔵人は驚く。


「本当ですか?!ありがとうございます!」


蔵人はピョンッと飛び跳ねて、ジャンピング土下座をしていた。

無意識であった。人と言うのは、本当に感謝している時は意図せず頭が下がると言うが、今が正にそれである。

流子さんのお陰で、自分だけでなく柳さん達の問題まで一挙に解決した。実の子でもないこの俺の為に、大枚を叩いてくれるとは…。

蔵人の思いが伝わったのか、流子さんは少し笑いながら扇子を開く。


「それと、もしもあのおバカさんが貴方の親権を手放すことがあれば、私が頂くわ」

「お母様!」


蔵人がガバッと顔を上げると、流子さんは扇子で隠せない程の大笑いをして、


「それは少し早いわ」


そう言って暫く笑いを堪えるように肩を震わせた流子さんは、来た時と同じように颯爽と去っていった。

残された蔵人達は。


「さて、先ずは掃除ですね。ああ、その前に、雇い主が変わりますが、皆さん、変わらずこの家に勤めて頂けますか?」


家主が代わっただけの変わらない生活に、戻って行った。

それから少しして。

玄関の掃き掃除をしている時、冷静になった蔵人は首を傾げる。


「しかし、なんで流子さんはあんな質問を?それに、彼女はなんで、こんなタイミング良く現れたのだ?」


まるで、こうなる事を知っていたかのような対応に、蔵人は疑問を持ち、


「まぁ、何かしらの異能力かな」


すぐに当たりを付けて、自己完結していた。


〈◆〉


蔵人の推測は、当たっていた。

その日、流子が現れたのは、偶然ではない。

流子は事前に、そうなる事を"見させて"いた。


「…見えました。男の子が1人、黒服が複数人乗った車に乗せられていきます」


流子は事前に、お抱えの未来予知異能力者(プロディクション)に、頼人を迎えに行く日を見て貰っていた。

そこには、実際に起こった事…頼人が旅立つ事や母親が暴走すること等が、見事に的中していた。

だが、異なる点も幾つかあった。


まず、頼人の去る場面。

未来予知では、黒服に取り押さえられる頼人と、その兄を睨みつける蔵人が見えた。

声まで聞こえないが、何かを叫ぶ蔵人の形相は、怨みをぶつけている様子だったらしい。それを向けられていたのは、頼人ただ一人。

頼人はそれを受けて、泣いていた。

ただただ青い顔を強ばらせ、小さく震えながら涙だけ流し続けていた。


でも、実際は違う。

涙こそ流してはいたが、彼らは熱い抱擁を交わし、別れの約束まで堅く誓い合ったそうだ。

見た未来とは、まるで真逆。


もう1つ違ったのは、使用人達が全員無事だった事。

未来予知では、真紀子が暴走して使用人の1人を切り刻んでいた。見える範囲では、その使用人には息があるようだが、それも風前の灯との事。

そのため、流子は車に時空操作者(クロノキネシス)を同乗させていたのだが、全く出番がなかった。態々”とある御家”からお呼びしたのに、肩透かしであった。

これは、蔵人が盾で防いだから変えられた未来だ。

未来予知で見た未来と、現実は大きく変わっていた。


とは言え、大事ではない。未来予知は数ある未来の1つを見るに過ぎない。1番可能性が高い未来を見ることが出来るのだが、あの蔵人が、誰かに罵声を浴びせるなんて考えられない。

今回は、見る力を妨害する”何らかの要素”があったのだろう。

何はともあれ、無事に蔵人を手中に収められそうなので、流子は満足だった。


「でも、あの素早い土下座…それに、お母様って…ぷっ」


満足…というより、思い出し笑いか。

暫く、車の中は和やかな雰囲気で包まれていた。

これにて、幼児編は終了です。

次回からは、小学生編となります。

本編開始まで、もう少々お付き合い頂きたく思います。


イノセスメモ:

・プロディクション…未来予知能力。数日後~数年後の未来を予測する力。似た能力にプリボート(未来視)があるが、こちらは数秒後~数分後の未来を見る力。前者は未来の振れ幅が大きく、後者は確実性があるも、使い道は限定的である。

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― 新着の感想 ―
kuroeさんの質問についてですが文字で十分伝わってきました。わかりやすすぎる文章にすると面白みが減るので、このまま執筆していってくださると嬉しいです。
[気になる点] 第三話では 「いいの。そんな風に、蔵人を無理矢理凄い風に言わなくても。蔵人は、蔵人の魔力は全部、頼人にあげちゃったんだと思うわ。そうとしか思えない。そうでないとダメなの。蔵人は普通の男…
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