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168話~お帰り、戦友~

夏休みが明けた2日目。

本日も、部活はお休みとの事。

それどころか、今週は何処の部活も活動を休止するようにと、ホームルームで言われてしまった。


なんだ?夏大会後の休暇とでも言うのだろうか?

いや、夏に大会があった部活はそんなに多くない。どの部活も夏季期間は合宿だの、遠征だのに力を入れていたらしいから。

では、何のお休みなのか。

こういう時こそ、若葉さんに質問だ。


「えっ!?蔵人君、知らないの?」


昨日は何処か上の空だった若葉さんも、今日には復活していた。

その若葉さんが、凄く驚いた顔で言い放った。


「テスト休みだよ。来週頭に期末テストがあるでしょ?」


なんやとっ!

今度は蔵人が驚いた。

ついでに、後ろの西風さんからも、驚きの声が飛び出した。


「き、期末って、まだ学校始まったばっかりじゃん!聞いてないよ、僕」

「時期は期初だけど、夏休みがあったからね。夏休みの宿題の範囲で出されるみたいだよ?」


若葉さん曰く、夏休みに入る前、担任から告知があったらしい。

しまったな。その頃はファランクス大会の事ばかり考えていた。

これは…。


「勉強会でもするか…」

「勉強会!」


ため息交じりに零した蔵人の呟きに、本田さんが喰いつく。


「蔵人様と、勉強会…!」


小声でガッツポーズしてくれるのは嬉しいけど、そんなに期待されても、たかが知れているよ?

寧ろ、吉留君に頼んだ方が成績は上がる気がする。そうするかね?

蔵人が、吉留君を目で探していると、隣の若葉さんが唸る。


「ん〜…でも、蔵人君は無理な気がする」

「うん?無理?」


蔵人がキョトンと、若葉さんを見る。


「うん。だって、蔵人君は多分、ファランクスメンバーを見る羽目になると思うんだ」


ファランクスメンバー。

あの問題児達か。

蔵人は前回の期末を思い出し、頭を抱える。

その横で、本田さんの声が恨みがましく響いた。


「わ、か、ばぁあ!余計な事、言、わ、な、い、で、よ〜!」

「くる、苦しい!」


若葉さんの肩を掴んで、盛大に揺らす本田さん。

と、とりあえず、勉強会をクラス仲間で開くか部活メンバーで開くかは、鈴華達に聞いてからにしよう。

蔵人は2人を宥めてから、中休み時間に教室を移動する。

中休みとは、2限と3限の間にある休み時間で、桜城中等部では20分設けられている。昼休みは60分だ。


教室を出ると、廊下には数多くの女子生徒がたむろしていた。

彼女達は、蔵人が出てくるまで廊下側の窓やドアにへばりついていたのだが、蔵人が出てきた途端、蔵人の周囲に群がってきた。

こう言っては失礼なのだが、光に集まるアレみたいだぞ、諸君。


「蔵人様だわ…」

「黒騎士さまぁ…」

「本物ですわ…」

「写真と同じだね〜」

「もう左腕はよろしいのでしょうか?」

「ああっ、私も(ひざまず)いて頂きたい」

「私は跪きたい。寧ろ踏まれ…」


写真とは、若葉さんの校内新聞だろうか?今度見に行かないと、彼女達の熱源の理由が分からん。

しかし、1人ヤバい奴がいるな。近づかんとこ。


こうして、蔵人を出待ちしている彼女達だが、今日はまだマシな方である。昨日なんて、登校時と同じくらい生徒がワンサカ集まって、おちおちトイレにすら行けない状態だったのだから。

またもや生徒会の皆様に出動して頂き、事なきを得たが、本当にドミノ倒しになったら洒落にならない。


蔵人は、彼女達の隙間をすり抜けて、何とか廊下を進む。

うん?今おしり触った人、誰?

君?俺の動きを捉えるとは、やるね。ファランクス部に入らない?

そうして進んでいると、隣のクラスを通る時に、声を掛けられた。


「あっ、くーちゃん!」


そこには、蔵人を呼ぶ親友の姿があった。つまりここは、7組という事。

まだ1クラスしか進めてないのか。

この校舎、教室と教室の間が異常に長い。と言うよりも、校舎自体がデカ過ぎる。

こういう所も、お嬢様学校だなと思い知る部分である。

そう思い知りながら、親友の方にスルスルっと立ち寄る蔵人。


「慶太、久しぶり」

「おひさ〜。あと、おめでとう!観たよ!凄かった!」


興奮気味に腕を振る慶太。

何が凄いかは聞かなくても分かる。

彼も、夏のファランクス大会を観てくれていたみたいだ。

うん。祝ってくれるのは確かに有難いのだが、腕の振り方に気を付けないと、周りの娘にぶつかるぞ。

相変わらず、クラスの娘に纏わり付かれている慶太である。


「ありがとう。慶太も、夏休みを楽しんだみたいだね?」


久しぶりに見た慶太は、また様変わりしていた。

ブクブクに太っていたあの体は、一回り小さくなっていて、二重アゴが無くなり、首が見える様になっていた。

そして、日焼けが凄い。タイ人にでも国籍変えたのかと思ってしまうくらい。


「おいら、気付いたんだ」


慶太が神妙な顔で語り出す。

うん?何に気付いたの?


「おいら、ちょっと太ってたでしょ?」


うん。ちょっとではなかったがな。


「でね。くーちゃんのテレビ見たんだ。かるちゃんと戦ってたでしょ?」


慶太の言う、かるちゃんとは日向さんの事だ。

つまり、関東大会決勝の如月戦。黒騎士と紫電の戦いの事を言っているみたいだ。


「よく、彼女だと分かったな」

「えっ?そう?」


なんでそんな事?とでも言うように、慶太は首を傾げる。

紫電の正体、彼女の戦闘スタイルから気付いたのか。はたまた蔵人と話す姿で察したのか。

いずれにしても、この子はただボケーっとしているだけの子じゃないのだな。

感心する蔵人の前で、慶太の話は続く。


「あの試合を観てね、オイラも頑張んないとだめだって、そう思ったんだ。だから、それからは久しぶりに特訓し始めたんだよ」


小学生の頃まで一緒に行ってきた訓練を、慶太は夏の間に再開した。夏の容赦ない日差しを浴びながら行ったから、こんなに焼けたのだとか。

そうか。慶太も頑張っていたのだな。

蔵人は嬉しくなった。

かつての戦友が今、また同じフィールドに帰って来た。


「お帰り、戦友」


蔵人は、手を差し出す。


「うん!頑張ろ、くーちゃん!」


慶太が、蔵人の手を取る。

慶太の手は、まだ脂肪でふわふわしていたが、ガッシリと強い力が備わっていた。

そんな2人の姿を見て、


「ああ…」


周りから、ため息の様な声が聞こえた。

見ると、蔵人達2人を、穴が空くほど見つめる7組の少女達。


「来ましたわ」

「これが…」

「ええ、そうよ」

「ああ、尊い」

「慶×蔵?蔵×慶?」

「どっちも行けますわっ」

「捗りますわっ」


は、か、ど、る、な!

ダメだコイツら、腐ってやがる。

蔵人は、慶太との握手を解いて、ため息を吐く。


「こらこら。勝手に掛け算を始めないで」


途端に、青い顔をして散っていく少女達。

彼女達には、十分気を付けねば。



慶太とは、テスト休みが終わったらファランクス部に遊びに来てね、とお誘いをして別れた。

蔵人は今、1年4組のクラスまで来ていた。

7組を過ぎた辺りで人集りは無くなっていたので、ここまではスムーズに来ることが出来た。

のだが、


4組の前まで来ると、また人集りが出来ていた。

今度は何だ?と、蔵人がその女子生徒達の最後尾で首を傾げている時、悲鳴が上がった。

大丈夫。黄色い悲鳴だ。


「きゃぁあ!」

「来たわ!来ましたわ!」

「お姉さまぁ!」

「お姉様!こちらを向いて!」


一様に興奮する女子生徒達。

その目線の先には、数人の女子が固まって歩いている。


「こら!下がりなさい!」

「お姉様の邪魔よ!」


固まって歩く女子達の集団が、集まる女子生徒を割って進んでいた。

まるで芸能人でも居るみたいに、女子達は押し合いへし合いを繰り返している。

いや、実際に芸能人が居るのかもしれない。

蔵人は、この学校の生徒について、自分のクラス以外にどのような人が在学しているのか殆ど知らなかった。

でも、少なくとも、目の前の群れは芸能人目当てじゃないみたいだ。

何故なら、


「お前らいい加減にしろ!あたしはトイレに行きたいだけなんだよ!」


女子達が群がり集まっている中心部から、良く知っている怒鳴り声が聞こえて来たからだ。

この声は、鈴華だな。

しかし、トイレ行くだけでこれとは…。

自分が思った通り、他のファランクス部員も自分と同じくらい苦労しているみたいだ。

蔵人は、鈴華が漏らしては大変だろうと、彼女が進んでいる道の先にアクリル板を出現させて、人集りを割ってあげた。


「きゃっ!な、なに?これ?」

「透明な、板?」

「誰よ!こんなイタズラしたの!」


アクリル板なら、体重を掛けるだけで消失するから怪我には発展しない。こういう所も、アクリル板の良い面と言える。

割れた人集りの向こう側に、女子の集団と、それに囲まれる鈴華の姿が見えた。


「久我様、今のうちです!」

「なんだか分かりませんが、道が出来ている間に、お姉様早く!」


鈴華のお友達らしき娘達が、鈴華の背中を押している。

でも、鈴華はそこから動かない。

しきりに周りを見回している。


あっ、目が合った。

蔵人は手を振る。

ここはいいから、早くトイレに行ってきな。その後ちょっと話があるんだ。

そんな意味も含めて。

しかし、鈴華は、


「おおい!ボスぅ!なんでそんなとこに突っ立ってんだよ!」


諸手を振って、こちらに来ようとした。


「えっ?ボス?」

「ボスって、誰のこと?」


女子生徒達が周りを見て、ボスと呼ばれるヤバい奴を探し始めてしまった。

何をやっているんだ、鈴華。いいから早くトイレに行ってくれ。

蔵人は、女子生徒の視線から逃れながら、手であっち行けと鈴華を促す。


「サンキュー!ボス!危ないところだったぜ!」


そんな事、大声で言わんでいいから、早く行ってくれ!

蔵人は、お友達に背中を押されながらトイレに向かう鈴華を見て、内心ヒヤヒヤしていた。



鈴華のトイレ休憩を待つ間、蔵人は先に3組へと足を運ぶ。

もう1人の赤点候補にも話を聞く必要があるからね。

そう言えば、ファランクス部最強の赤点大魔王は何組なのだろうか?


3組の前は人集りもなく、とても静かな空間が広がっていた。

本来はこれが通常なのに、8組と4組が異常過ぎて、ここが安置に思えてしまう。


「失礼しま〜す」


静かに開く扉を押して、蔵人は軽くお辞儀をしながら3組に入る。

すると、目の前には黄金の麦畑が広がっていた。

うん、違う。見間違えた。

金髪だ。金髪の女の子達が教室中に集まっている。

あれ?来る国を間違えたかな?ここはイギリス?


「ああん!?」

「なんや?お前!」

「何処の組のもんじゃい!」


そして、同時に降り注ぐ罵声と睨みつける鋭い目の数々。

あれ?来る世界を間違えたかな?ここは世紀末?


3組の金髪女子生徒達が一斉に、蔵人にメンチ切っているのを見て、蔵人は「3組は決して安置じゃないな」と思い直す。

そんな時、奥の方から金髪が一つ、飛んで来た。


「カシラ!カシラ!」


ぴょんぴょんと、サイコキネシスで教室を飛び越えて、蔵人の目の前に伏見さんが降り立った。


「カシラ!態々どないしよったんです?言うてくれたら、ウチがそっち行きますんに!」


キラキラの笑顔で見上げてくる伏見さんは、何処か子犬を思わせる。シッポがあったらブンブン振っているだろうな。

しかし、そんな可愛い伏見さんの後ろでは、不穏な声が囁かれる。


「ちょっ!姉御!」

「姉御が、自らお出迎えされてるぞ!」

「しかも、めっちゃ嬉しそうやで!?」

「あの男、姐さんのなんなんや…?」


伏見さんが、姉御とか姐さんって呼ばれているぞ?

いつの間にか、3組は伏見さんのテリトリーになっていた。


「伏見さん、あの、この人達は?」


蔵人が、伏見さんの後ろの娘達を見ながら聞くと、伏見さんは「ああ」と何でもない様に言う。


「この子達は、まぁ、友達ですわ」


伏見さんが少し照れながら紹介してくれた。

だが、


「そんな、姉御!私達は、姉御の舎弟です!」

「私らは姉御の勇姿に惚れたんです!」

「大会の時の姐さん、めっちゃカッコ良かったんですよ!」


舎弟らしいです。

女の子だから、妹分か?

リスペクトが凄すぎて、みんな金髪に染めたらしいです。

ここは伏見さんのテリトリーじゃない。完全にシマになってました。

呆ける蔵人を、妹分さん達が不審な目で見てくる。


「姉御!この男は誰ですの?」

「もしかして、姐さんのコレ、コレやったり?」


コレ、と言って小指を上げる娘。

お嬢様学校で見るとは思わなかった表現だ。逆に新鮮。

そんな彼女達に、伏見さんは悩ましそうな顔で首を横に振る。


「何言うとんねん。この人が黒騎士や」


少しどや顔気味な伏見さんに、周りは疑いの目で蔵人のあちこちを探るように見る。


「えっ!?あの黒騎士!?」

「だけど、黒騎士ってエースなんでしょ?3年生って聞いた気がするけど…?」

「私はAランクって聞いた」

「この子、私らと同じ1年でしょ?しかも、ネクタイはCランク…」

「どういうこと?」


色々な噂が飛び交っているらしい。

蔵人の活躍を傍で聞くと、それも仕方ないのかもしれない。

まさか、入ったばかりの1年生、それもCランクが活躍するなんて、実際に試合を見ていない人は信じられないのだろう。


それでも、多くの桜城生徒達が疑いなく蔵人を称賛できるのは、実際に応援していた吹奏楽部員達の土産話と、校内新聞の影響が大きいと思われる。

つまり、疑いの目で見てくる彼女達は、校内新聞を読んでいないのだろう。

有難い事だ。

感謝する蔵人の前で、伏見さんは肩をすくめる。


「自分らが何処からガセ掴まされたんか知らんけど、この人は間違いなく黒騎士や。ウチらを全国3位まで引っ張ってくれたんもこの人やし、ウチを強くしてくれたんもこの人。ウチが尊敬する、めっちゃ凄い人なんやで!」


伏見さんの素直な気持ちに、蔵人は気恥ずかしさを感じる。

直球に言われるのって、結構恥ずかしいものなのだな。

伏見さんの称賛に、疑う色の強かった周りの目も、変わり始める。


「姉御がそこまで言うなんて…」

「そう言えば、この人が姐さんと一緒に歩いているのを見た気がする」

「姉御のカシラだったら、私らにとっては親分?」

「総長じゃない?」


いやいや。総長はやめてくれ。知らない人が聞いたら、完全にアウトな人物だと思われてしまう。

蔵人は、ここにいると取り返しのつかないことになる気がして、早々に用事を済ませて離脱することにした。


「伏見さん。期末テストの勉強は順調?」

「うっ、ええ、まぁ…みんなに見てもろとりますんで、何とかっちゅうとこですわ」


みんなと言って、周りの妹分さん達をチラ見する伏見さん。

うん、彼女にも頼れる友達が居るみたいで良かった。

蔵人は伏見さんに、勉強頑張ってね、と声を掛けてから、3組を去った。



トイレから帰ってきた鈴華も、お友達の方々と勉強をしているらしい。

彼女達の1人が国語を得意としているらしいので、蔵人はその人に全て任せてきた。

これで、勉強会はクラスメイトと開催することが決定した。

でも、可能なら、鶴海さんだけは誘っておこうかな?


蔵人は帰り道、鶴海さんのクラスである6組に顔を出す。

6組は、今度こそ平和なクラスだった。

鶴海さんも、窓辺でお友達とお喋りをしていた。


お邪魔だったかな?

そう思った蔵人だったが、蔵人が教室に顔を出した途端、近くの女子生徒が近付いて来て、鶴海さんを呼びに行ってしまっていた。

そして、鶴海さんはすぐに来てくれた。

教室中の女子生徒達を引き連れて。

ふぁっ!?


「蔵人ちゃん。何かご用?」

「あ、ああ。えっと」


蔵人は生返事を返す。

何せ、周りから凄い熱の篭った視線を浴びせられている状態なのだ。

どうしてこうなった?鶴海さんを呼んだだけで。


蔵人は、8組の廊下と同じ状況に戸惑う。

でも、今までの娘達とは少々様子が違う。

蔵人と鶴海さんを囲い込むように、半径2mの内側に入ってこないのだ。

まるで、今から大道芸でも観覧するかのようだ。


えっ?なに?この人の壁は。

その人数は、既に6組だけでなく、廊下で待機していた蔵人の追っかけも合流している様だった。

こんな状況では、とても勉強会のお誘いなんて出来ない。そんな事をしたら、このギャラリーまで着いてきてしまう。

それを鶴海さんも分かっているみたいで、少し悲しそうな顔をした。


「蔵人ちゃん。しばらく私と接触しない方が良いわよ。こうなっちゃうから」

「なに?」


鶴海さんと接触禁止とは、穏やかじゃないな。

蔵人のそんな感情が顔に出たのか、鶴海さんが教えてくれる。


「校内新聞を見たら分かるわ。記事は見ることが出来ないかも知れないけど…」


どういう事だ?

よく分からなかったが、兎に角ココも長居は危険と蔵人は判断し、盾で海を割りながら6組を脱出するのだった。

慶太君復活!


「脂肪も少しは落ちたみたいだな」


名コンビが復活ですね。ユニゾン(シンクロ)も出来ますし、戦力アップですね。


そして、主人公と同じように、他のファランクスメンバーも大人気みたいですね。


「久我嬢は前から人気があったがな、伏見嬢と鶴海嬢も活躍の場があったことが大きい」


鶴海さんは、ちょっと異質な盛り上がりでしたが…?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 慶太の影が中学校に来てから薄かったからまた一緒に暴れてくれそうで嬉しい
[気になる点] 「私も跪いて~」って言っている辺り、岩戸中戦後の騎士(蔵人)と姫君(鶴海さん)の一幕が恋愛小説みたいなタッチで書かれているに違いない。 思春期真っ只中のうら若き乙女達(餌をお預けにされ…
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