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137話~私なんて、まだまだよ~

ご覧いただき、ありがとうございます。

今回も、他者視点となります。

8月22日午前9時58分。全国大会4日目。

第3回戦第2試合、桜坂聖城学園VS伊勢岩戸中の試合が、今始まろうとしている。


フィールドには、美原海麗さんや巻島蔵人君を始め、桜城の精鋭達がズラリと並び立つ。

彼女達の瞳には、確かな決意の中に、何処と無く不安の色も浮かんでいた。


その揺らぐ視線の先には、1人の少女が立っている。

ちょっと大きめの鎧を身にまとい、何処か震えている様にも見える彼女に、桜城の騎士達はチラチラと後ろを振り返り、心配そうに視線を送っている。


仕方がない事だ。

臨時監督の任を担った南は、視線を横に向け、自分の隣でベンチに座る女の子の姿を見た。

そこには、夏であるのに毛布を被る少女が1人。

昨晩、南を訪ねて来た時よりも顔色を悪くした櫻井麗子さんが、そこで小さく震えていた。


「櫻井さん、大丈夫?」


南の、何度目になるか分からない問いかけに、彼女はコクリと、ただ小さく頷くだけだ。

頷いてはいるが、それしか出来ないのだろう。

朝食も、無理して口に入れたけれど、ほとんど残していたと美原さんから聞いている。

今このベンチに座っている事すら辛いだろう。

同じ女だから、自分も重い方である南には、それが痛いほどよく分かる気がした。


「櫻井さん、あまり無理しない方がいいわ。医務室に行きましょう。ハーフタイムまででも少し横になった方がいいと思う」


南が心配してそう提案するも、櫻井さんは頑なに首を縦に振らず、蚊の鳴くような声で抗議する。


「ここに、います。あの子に、指示を出さないと」


櫻井さんの視線の先には、会場の雰囲気に呑まれそうになっている小さな女の子が立っていた。

背番号39番、鶴海翠さんだ。

昨晩の作戦会議では、そこに櫻井さんが立つことになっていた。

でも、突然の体調不良で、急遽司令塔が交代となった。

そんなドタバタの選手変更があり、更に、初めて公式戦出場する彼女は、可哀想なくらいガチガチに緊張していた。


全国大会の大事な試合。

負けられない試合であり、相手はここまで勝ち進んできた強豪の中の強豪。

そんな極限状態の中で、1年生が司令塔と言う不安要素は余りにも大きい。

鬼が出るか悪魔が出るか。どちらにせよ、悪い方向にしか傾かないだろう。


全国大会。ちょっとした変化でも、大きく傾く大舞台の上で、彼女に掛かる重圧は計り知れない。

もう少し時間があれば、何とかなったかも知れない。

今日の試合が、後1時間でも遅く始まれば。

今日と言う日が、大会1日目であったなら。

気休め程度であろう。

でも、今の彼女からしたら、気が休まるだけでも大きく違う。司令塔にとって、冷静さと言うのは何よりも大事で、同時に、得にくいものだから。


『ファァアアアン!試合開始!』


しかし、現実は厳しく、無慈悲だった。

桜城が万全の体勢を整えるよりも早く、試合開始のブザーが鳴り響いてしまう。

白銀の甲冑と、純白の白袴の集団が一気に走り出し、中央の中立地帯で戦闘を繰り広げる。


試合開始直後は、両校の勢い止まらず、一進一退を繰り返すかの様に見えた戦局だったが、次第に変化が現れ始める。

伊勢の前衛が、歪な形を作り出す。

中央部隊が自軍領側へと大きく後退し、反対に、右翼と左翼がせり出す形を取りだす。

まるで、鶴翼(かくよく)の陣にも見える。


挿絵(By みてみん)


自然と、中央部にいた桜城の選手達は、その凹んだ部分に進軍する。

彼女達からしたら、中央で強烈な一撃を繰り出す美原さんに恐れをなし、陣形を崩したとでも見えるのだろう。

でも、次の瞬間には、そのせり出した右翼と左翼から、中央に向かって遠距離攻撃が開始された。


「ヤバい!盾が持たない!」

「遠距離!援護して!」

「みんなは引いて!私が殿(しんがり)するから!」


桜城の中央部で、悲鳴が上がる。

集中砲火に晒されている盾が退こうとするも、後ろの近距離役の選手達に邪魔されて、直ぐに退けないのだ。

殿になった美原さんが時間を稼いでくれたので、何とか初期位置まで戻ることが出来た桜城前線。


だが、それで終わる岩戸中ではなかった。

今度は両翼が下がり、代わりに中央へと選手が移動し、中央部が突出する。

まるで、鋒矢(ほうし)の陣だ。


挿絵(By みてみん)


岩戸前線はそのまま、慌てて退いた桜城中央部隊に激突する。

元々、鋒矢の陣は少ない戦力で相手の陣を突破するために用いられた陣形だ。その攻撃力は確かである。

そんな攻撃的な戦法に、桜城前線はとうとうベイルアウト者を出し始めてしまった。


『桜坂9番ベイルアウト!続けて18番も連続ベイルアウト!激しい攻防の応酬は、岩戸前線に軍配が上がったか!』

「「「わぁああああ!!!」」」


『伊勢が桜坂を押し込む、押し込む!まるで一匹の生き物の様に動く!その中心は、やはりこの人、伊勢1番、藤浪 命(ふじなみ みこと)選手!』


事前情報の通り、伊勢は見事な連携で相手を撹乱している。その姿は、まるで巨大な魚群の様。1人1人が寄り集まり、強大な力となって相手を押しつぶし、丸々と飲み込もうとしているみたいである。

今の桜城に、纏まりが無いことを瞬時に感じ取り、そこを最大限に利用する作戦。

これを作り出しているのは、向こうの監督。


相手校のベンチを見ると、藤浪監督が藤浪選手に向かって何かを指示している。

手のジェスチャーだけで送る指示は、まるで犬に命令しているかのように見える。

それは、事前に彼女達の間柄を聞かされていた南の先入観ばかりが、そう見せるのでは無いだろう。

観客席からの声援が凄いこのフィールドで、岩戸ベンチは殆ど無音の状態で、13人の生徒達を操っている。

先頭を走る藤浪選手が忠実に動くので、その後ろの選手達も淀みなく動く。


桜城の前衛中央部に突き刺さった槍は、更に勢いを増して、とうとう桜城前線に亀裂が入る。

その亀裂から飛び出したのは、岩戸の8番。

番号的にCランクだが、足が速い。

白袴の中には金属製のプロテクターを仕込んでいるはずで、それなりに重いユニフォームである。

しかし、岩戸の8番はそんな事を気にする素振りも見せず、何も着けていないかのような軽快な走りで桜城領域へと侵入した。


ブースト系か、エアロ系の異能力者だろう。

8番は真っすぐに桜城円柱へと駆け抜ける。その射線上に、彼女がいた。

指揮官の任を背負った鶴海さんは、ただ、相手が走り迫ってくるのを、見ていることしか出来ないのであった。


〈◆〉


怖い。

頭の中で、けたたましく鳴り響くアラート音が聞こえる気がして、胸の中はただ一つの真っ赤な感情に支配されていた。

中衛で殆ど指揮も取れず、ただただ立っていただけの私の元に、1人の相手選手が走ってきている。

彼女の目が、私を射抜き、桜城の円柱へと注がれているのが分かる。


恐怖。

その感情は、まるで電流の様に体を流れ、筋肉を硬直させた。

ヘルメットで殆ど見えないはずの相手の表情は、自分を害そうとする侵略者の笑顔を浮かばせているように見える。

そう思うだけで、思ってしまうだけで、足がすくみ、肩に痛い程の力が入ってしまう。


相手はただ、私の後ろにある円柱を目掛けて走ってきているだけ。

そう分かっているのに、数歩横にズレるだけで、自分の身は守れると分かっているのに、私の足は動いてくれない。

まるで、この芝生と足の裏が接着剤でくっ付いてしまっているかのように、足裏が地面にぴったりとくっ付いてしまっている。


もう、私と相手選手との差は、ほとんどない。

誰か、助けて。

そんな声も出ないまま、私は案山子の様に突っ立って、相手に吹き飛ばされる。


そう思って、目を瞑りかけた。

でも、


「ぎゃっ!」


短い悲鳴。

それと、どんっ、と鈍い音がして、私に迫っていた相手の人が、私の目の前で急停止した。

何故?という疑問は、直ぐに氷解する。

私の目の前にあるのは、盾。

Cランクが出せる、氷の様に美しい水晶の盾。

蔵人ちゃんの盾だ。


『約束しましょう』


あの時に紡がれた声が、頭の中で蘇る。

見ると、ここから10m程離れたところで、左翼前線から少し離れた場所にいる彼が、こちらに手を着き出していた。

彼と目が合う。


『貴女には指1本、触れさせやしません。俺が貴女を護ります』


目の前の水晶盾が粉々に砕け散った。

そう思った矢先、砕けたと思った小さくなった盾が、まるで意思を持ったかのように、一斉に相手選手に向かう。


『だから、俺の後ろで、俺達を導いて下さい』


あの日、あの時貰った蔵人ちゃんの声が蘇ると同時に、盾の弾丸が相手選手に殺到する。

四方八方から無数の弾丸に曝された彼女の装備は、風の防御が間に合わない部分から切り裂かれ、やがて彼女自身が消えてしまった。


『べ、ベイルアウト!』


会場に響き渡る実況の声。その声を聴いて初めて、相手選手がテレポートされて医務室送りになったことを理解する私。


『岩戸の8番がベイルアウト!やったのはやはりこの男!桜坂96番!黒騎士様だぁ!』

「「「うぉおおおおお!!!」」」

「良いぞ!黒騎士!」

「黒騎士様かっこいい!」

「反撃だ!ここから反撃だぁ!」

「桜城の意地を見せろぉ!」

「坊ちゃまぁ!」


後方から聞こえる桜城応援団の声に、背中を押される気持ちになる。

赤い恐怖の色で染まっていた視界に、青々と茂る芝生と、空の蒼が戻ってくる。

一歩。あれだけ動かなかった足が、今は動く。

ぼやけていた目の前が、はっきりと広がる。


分かる。

みんなの配置も、その表情も。

相手の陣形も、相手の視線の先も。

岩戸選手の目が、完全に前ばかりを見てしまっていることに。

これは…これなら。


「桜城の中衛部隊!相手側面に移動して、一斉攻撃!左右から挟み込んで!」


私の声に、中衛の先輩達は一瞬こちらを振り返ったが、直ぐに走り出してくれた。

私は、彼女達が一斉砲撃の準備をしているのを見て、更に指示を飛ばす。


「中央部隊は陣形を整えた後、両翼の攻撃と同時に進軍!混乱する相手を押し返して!」


私の指示に、今度は中央で踏ん張っていた先輩達が振り返る。

困惑した表情。

それは仕方がない。何せ、まだ中央では相手の猛攻が続いているのだから。

押し返すどころか、押しとどめる事すら危うい状況。

でも、


「ファイアランス!」

「エアロシュート!」

「ロックブラスト!」


直ぐに開始された桜城の遠距離攻撃に、相手の勢いは一気に鎮火し、中央に掛かっていたプレッシャーが殆ど無くなった。

それを見た桜城の中央部隊も、美原先輩を先頭に、相手前衛に向かって猛攻を仕掛ける。


「チェストォオ!」

「突っ込め突っ込め!」


左右の攻撃に加え、先ほどまで押していた前衛が急に後退し始めたことで、相手の前衛に少なくない混乱が起きる。

鋒矢(ほうし)陣とは、その攻撃力の高さに比例して、防御力が極端に低い陣形なのだ。

特に、側面と後方からの攻撃に弱く、相手の前衛を突破するのに立ち止まってしまったら、こうして反撃されてしまう。


今、岩戸の前衛は、桜城からの攻撃で少なくないダメージを負い、深手を負った選手から順に、自軍領へとバラバラに逃げ帰り始めた。

それを見て焦ったのか、相手ベンチからの指示が響いた。


『下がるな!陣形を組み直せ!横陣を、基本形態に戻れ!』


その言葉を聞いて、逃げ帰り始めていた岩戸選手達が、徐々に集まり出した。

これを許せば、また相手の槍が飛び込んで来るかもしれない。

ここは、まだ浮足立っている相手を、早めに潰すのがベストな手筋だ。


私は、桜城の左翼に視線を送る。

そこには、こちらをジッと見ていた歴戦の騎士が居た。


「黒騎士ちゃん!刈り取って!」

『御意!』


蔵人ちゃんが動く。


左翼前衛から、まだ準備が整っていなかった相手前線の後列に、真横から突っ切んでいく。

中央部に盾を展開していた岩戸の前衛は、蔵人の強襲に気付かずに、蔵人ちゃんの突撃をもろに受けてしまう。

突然の一撃。当然、


「ぐぁあ!」

「黒騎士だぁ!」

「防いで!」

「むりぃい!」

「ぎゃぁっ!」


幾人もの岩戸選手が宙を舞い、相手前衛は再び混乱状態に陥る。


『ベイルアウト!岩戸11番、9番、14番連続ベイルアウト!桜城96番!黒騎士様が止まらない!止められないぃい!!』

「「「桜城!桜城!桜城!」」」

「「「黒騎士!チャチャチャ!黒騎士!チャチャチャ!」」」


会場中を飛び交う桜城と黒騎士コール。

声援を受けた桜城陣営の動きが、更に良くなっていくのが、ここからだとよく分かる。


「中央遠距離部隊は相手左翼を牽制!黒騎士ちゃんが居なくなった穴を狙って来てるわ!弾幕展開!」

「「はいっ!」」


下級生の指示にも関わらず、先輩達は嫌な顔1つせずに従ってくれる。

私は、蔵人ちゃんが開けてくれた大穴を見てから、彼が走り去った方向を見る。

蔵人ちゃんは、相手の前衛を一通り貫いた後、こちらへと走り寄って来ていた。

彼が通り過ぎる際に、私の耳元で声を囁いた。


「良い指揮です。軍師殿」

「私なんて、まだまだよ」


私の声は、果たして彼に届いたのだろうか。

多分届いていない。既に彼は左翼に戻ろうとしている。次の攻撃に備えてくれたのだ。

流石は蔵人ちゃん。

普通だったら、これだけ多くのキルを稼いだのだから、もう十分働いたと立ち止まってしまうだろう。

でも彼は、しっかりと戦況を見ている。

私がこの後、何を考えるかを察してくれようとしている。

私は安心して、次の指示を出す。

先ずは後ろに水で。そして、主役達には声で。


「美原先輩!黒騎士ちゃん!1番にアタック!」

『御意!』


既に相手1番と戦闘を行っている美原先輩は返答しないが、了解とばかりに蔵人ちゃんが左翼から躍り出る。

中央では、美原先輩が相手1番と競り合っていた。

本来なら、美原先輩の方に分がある戦況。

でも、今の彼女には、大きな制約が掛かってしまっている。

それは、魔力の制限。


本日は午前中に3回戦。そして、それに勝てば午後からは準決勝が控えている。

全国大会の日程の中でも、戦闘のスパンが一番に短い本日の日程。これは、桜城に物凄く不利な状況であった。

桜城のAランクは、美原先輩しかいない。

つまり、彼女の魔力がこの試合で尽きてしまえば、準決勝はAランク抜きで戦うしかなくなってしまうのだ。


その為、美原先輩には、なるべくAランクの拳を使わないようにお願いしている。

なので、今の彼女は、Bランクに毛が生えたくらいの力しか出せない。

出せない筈なのだが、何とか相手のAランクを押し留めてくれている。

流石は、桜城ランキング5位の実力者。


その均衡した戦況に、今、蔵人ちゃんという劇物が投入された。

その途端、相手のAランクは圧倒的不利と、

ならなかった。


何故なら、蔵人ちゃんが動いた途端、相手の前衛も急いで動いて、相手の1番に加勢したからだ。

今、中央左翼寄りで、大きな戦闘が始まった。

状況は、たった2人しかいない桜城が有利だ。

蔵人ちゃんの飛ぶ盾が相手の注意を反らし、美原先輩の一撃が、確実に相手を削っている。

でも、これでは相手の1番を狩り取ることは出来なくなってしまった。

私の作戦は、失敗した。

と、思っているだろう。


私が、安堵から笑みを零した丁度その時、実況の声がフィールドを駆けた。


『タァアアッチ!ファーストタッチ成功!桜坂20番、レオン選手が決めましたぁ!』


突然のタッチコールに、会場が一瞬静かになる。

でも、


「「「うぉおおお!!」」」

「レオン君さいこぉお!」

「あたしのレオン!」

「だからお前のじゃな…」

「「レオン先輩、もう1発!」」


一気に、桜城側の声援が爆発する。

私は、耳が痛くなるような数々の声を受けながらも、心が軽やかになるのを感じた。

作戦は、成功した。

蔵人ちゃんを岩戸エースにぶつけることで、岩戸前衛はそれを阻止しようと、無理に中央前線から選手を引き抜いた。

それにより、中央に大きな穴が開き、そこを神谷先輩がすり抜けていったのだ。

私が出した、水だけの指示でも動いてくれた神谷先輩に感謝だ。


『このタッチにより、両校の領域支配率は、桜城が66%!岩戸が34%となり、桜坂が大きくリードしました!そして、今!』

『ファァアアン!』


フィールドに鳴り響く号令を聞いて、一斉に攻撃を止める選手たち。

私も、いつの間にか入っていた肩の力を落とす。

それなりに、悪くない指揮が執れたと自負しながら。

それなりに、と彼女は謙遜していますが、十分な指揮だったと思いますよ。


「あ奴が軍師と呼ぶだけはあるな」


彼女と主人公が居れば、ファランクス戦は安泰ですね。


「それに加え、望月家の情報網があれば、百戦危うからずだな」


1年生だけで、必要な力が揃ってしまっていますね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 良いですね、青春。年寄りじみた言葉になりますが、若人が苦難に打ち勝ち、自分に自信を持って進む様は、こちらまで元気づけられるようです。鶴海嬢に限らず、他の部員の成長も楽しみです。
[一言] 一年にいいのが揃っているということは、その子らが二年三年になっても頑張れるわけです。 名前は挙がらなかったけど、伏見と久我もいますしねぇ。最悪、頼人参戦もあり得る。 ……他の中学は泣いて良い…
[良い点] 攻めてよし!守ってよし!愛でてよし!の蔵人くんですね
感想一覧
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