表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
968/1081

うりぼうの為に年寄りのケツを撫でると言う、亜空間な価値観を持つ変態だ


全体の登場人物は、下のアドレスへ飛んでいただけると、助かります。


https://ncode.syosetu.com/n7465gz/1/


分からない人物がいたら、恐れ入りますが、飛んだ先で、サイト内検索をして拾って頂ければ、出てきます。


まだ載ってない人物もいるので、順次増やしていきます。


よろしくお願いします。(* .ˬ.))





《登場人物》


 林堂 凜


 主人公。 小6、男。


 幼なじみを護るため、父から、戦闘訓練を受けて育った。

任天堂Switch 大乱闘スマッシュブラザーズが学校一うまい。



すもも


主人公と同居することになった。眠そうな半眼と赤髪ロングが特徴の美少女。

北朝鮮・支配者一族と、ロシア人ダンサーの間に生まれ、富田林学園に軟禁されていた。



ほのか


すももと同じく、北朝鮮・支配者一族の血を引いている。学園に軟禁されていたが、逃走に成功、現在は、身を隠している。



ニセ・ほのか(温水 ぬくみず:抜くビッチ)


ものべに雇われた、役者。元々は、メグの事務所にいたが、素行が悪くて、退所。


ものべ


主人公たちの通う、私立・あおせ小学校の校長。

色々と間違っている、教育者。



梁 梨花リャン・リーファ 


 小6、女。台湾人と日本人のハーフ。主人公の幼馴染で、相棒。主人公が好き。

民間軍事会社・イージス・システムの社長である、父を持つ。


香咲こうさき ナディア=マフディー


小6、女。パキスタンと日本人のハーフ。主人公と同じ学校。主人公が好き。


ジャスミン・マーカス


アメリカ人。小5。女。

スマブラ団体戦・大阪大会、決勝の相手チームだった。

紆余曲折を経て、主人公が大好きになる。 



氷室 メグ


小5、女。女優志望。主人公と、市街戦をくぐり抜けた。主人公が好き。


五代珠乃(タマ:店長)


小6、女。リーファの宿敵である、犯罪組織、HAZEの創設者を、経歴上の父に持つ。

朝鮮語に堪能。下品で、勇敢な、拗らせ美少女。主人公が好き


山田


ジャスミンが宿泊しているホテルのコンシェルジュ。

自衛隊秘密組織、『別班』を指揮する。



キム

北の上級工作員。学園に於ける、影の責任者。


______


地名など


富田林学園(学園)

表向きは、韓国系財閥の経営する、小中高一貫校。実際は、北朝鮮が経営する、スパイ養成学校。


伽藍町

沖縄・那覇にある、家出した未成年達を受け入れる、違法な集落。




 突き当たりは、解体工事で破壊された廊下。

 山を吹き抜ける風が、強くなってきたのか、部分的に校舎を覆う、防音シートがはためいている。


 まだ、眩しい夕日が廊下を照らしているが、日が暮れたら、ここら一体が暗闇に沈むだろう。

 一番奥の部屋には、撮影機材があった訳だから、電気は通っているのだろうが、電灯を点けて人目を引くのは避けたい。


 それとも、金がここで悪夢を演出している事を、学園は黙認しているのか?

 学園のトップが、秘密基地を作って、うりぼう相手にマシンガントークをトバし続ける……。


『我々はその謎を解くため、ジャングルの奥地へと向かった』ってネットミームが頭をよぎった。


 いらんわ、帰りたいじょ。


 前を行く、JK姿のユリ。そのブレザーの背中を見つめる。

 バットをそこに挿してるはずだが、なんの膨らみもない。もう、ほとんど四次元ポケットだ。

 

 ポケットの中のエモノ(パチンコ)を握る、ナディア。

 手汗でベトつく。

 

 心臓がうるさい。

 まさか、いきなりラスボスと相まみえるとは思っても見なかった。


 けんど、例えば、二人がかりで倒したとして、どうすりゃええんかの?

 ユリさん、金をシバいて五代さんに引き渡す言うてたけんど、大人がこの学園へ侵入するんは難しい。


 ここは昔から、寮生の脱走を防ぐため、高い塀ですっぽり囲まれてるし、外壁に沿って監視カメラが備わっている。

 正門から入るしか無いけど、大人が無理やり乗り込んできたら、警察が来る。


 ……後だ。


 もう、あの撮影機材が並んだ、怪しげな部屋の前。

 うりぼうの声どころか、物音もしないのが不気味だ。


 スライドドアの前に立つユリ。

 流石に緊張しているのか、静かに深呼吸する横顔。

 ここまで来ると、わずかに、物音が聞こえた。いる。

 

 ナディアも、三つ編みにし直し、サイズの合わない眼鏡をかけ、いじめられっ子スタイルに外装を戻している。


 ナディアは、素早くユリの肩をつつき、指で自分の目尻を下げて見せる。


 慌てて、顔をさすり、俯くJK姿のシン・ママ。

 童顔、色白、肩までのブレザー姿。どう見ても、子持ちには見えない。


 間違っても殺気を悟られないよう、きつくいい含めてあるが……。

 

 さっきの少女やナディアに、『JKにしか見えない』と真顔で言われ……

 出会い頭にバットで殴りかかるという、昭和のプロレスラーでもやらないプランの変更を余儀なくされた、ユリ。

 

 そもそも、プランちゃうしな、それ。ただの無計画な通り魔じゃろ。


 嘘や芝居が得意なタイプじゃないのは、一目でわかる。

 それだけに、迷いが見えた。

 

 だが、相手は北朝鮮諜報部隊のトップ。

 尚且つ、うりぼうの為に年寄りのケツを撫でると言う、亜空間な価値観を持つ変態だ。銃を持ってる可能性も高い。


 少女も学費を諦め、離脱した。

 なんなら、ナディア達もトンズラしてもいいくらいだ…… うりぼうには悪いが。


 そういえば、あのJK……。


 何者なんだろう。

 ナディアはいじめっ子達に連れられ、かなりの時間、山道を歩いて、ここまで来た。

 名前も知らない、あの少女…… そんな風には……


 ユリがドアをノックする音で、現世に帰ったナディア。


 一瞬、物音が止み、迷いなく近づいてくる靴音。

 流石に緊張を隠せないユリに、俯くようジェスチャーで指示してから、自分もしょげかえって見せた。


 右手をポケットに入れ、弾を挟んだゴムバンドをつまむ。

 気弱な態度にそぐわないが、やむを得ない。


 この姿勢から、1.5秒後には目標に向かって発射できる様、練習してきた。


 だが。


 ガラガラッ


「「ギャ――!!」」


 パンイチ、白ソックスの革靴姿で、うりぼうを抱えた金。

 血走った目で、包丁を突きつけられ、身も世もない悲鳴をあげてしまった。


 ユリと二人抱き合って叫ぶしかできない、ナディア。


 無理じゃ、無理無理無理!


 ウチらの手に負える相手じゃなかったワ、色んな意味で!


 


【毎週火・木は更新お休みします】


(* .ˬ.)) 今日も、お付き合い頂き、ありがとうございます。


深夜0時過ぎ、週五更新を目標にしてます。


宜しくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ