表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
955/1109

君はそれでも毒親かね


全体の登場人物は、下のアドレスへ飛んでいただけると、助かります。


https://ncode.syosetu.com/n7465gz/1/


分からない人物がいたら、恐れ入りますが、飛んだ先で、サイト内検索をして拾って頂ければ、出てきます。


まだ載ってない人物もいるので、順次増やしていきます。


よろしくお願いします。(* .ˬ.))





《登場人物》


 林堂 凜


 主人公。 小6、男。


 幼なじみを護るため、父から、戦闘訓練を受けて育った。

任天堂Switch 大乱闘スマッシュブラザーズが学校一うまい。



すもも


主人公と同居することになった。眠そうな半眼と赤髪ロングが特徴の美少女。

北朝鮮・支配者一族と、ロシア人ダンサーの間に生まれ、富田林学園に軟禁されていた。



ほのか


すももと同じく、北朝鮮・支配者一族の血を引いている。学園に軟禁されていたが、逃走に成功、現在は、身を隠している。



ニセ・ほのか(温水 ぬくみず:抜くビッチ)


ものべに雇われた、役者。元々は、メグの事務所にいたが、素行が悪くて、退所。


ものべ


主人公たちの通う、私立・あおせ小学校の校長。

色々と間違っている、教育者。



梁 梨花リャン・リーファ 


 小6、女。台湾人と日本人のハーフ。主人公の幼馴染で、相棒。主人公が好き。

民間軍事会社・イージス・システムの社長である、父を持つ。


香咲こうさき ナディア=マフディー


小6、女。パキスタンと日本人のハーフ。主人公と同じ学校。主人公が好き。


ジャスミン・マーカス


アメリカ人。小5。女。

スマブラ団体戦・大阪大会、決勝の相手チームだった。

紆余曲折を経て、主人公が大好きになる。 



氷室 メグ


小5、女。女優志望。主人公と、市街戦をくぐり抜けた。主人公が好き。


五代珠乃(タマ:店長)


小6、女。リーファの宿敵である、犯罪組織、HAZEの創設者を、経歴上の父に持つ。

朝鮮語に堪能。下品で、勇敢な、拗らせ美少女。主人公が好き


山田


ジャスミンが宿泊しているホテルのコンシェルジュ。

自衛隊秘密組織、『別班』を指揮する。



キム

北の上級工作員。学園に於ける、影の責任者。


______


地名など


富田林学園(学園)

表向きは、韓国系財閥の経営する、小中高一貫校。実際は、北朝鮮が経営する、スパイ養成学校。


伽藍町

沖縄・那覇にある、家出した未成年達を受け入れる、違法な集落。





「来月半ばって…… もういくらも、ないじゃないですか⁉︎」


 長身のダンディにふさわしくない大声に、何事かと振り返る、買い物客たち。

 キディランドのお客さん、かわいい物好きの女子か、家族連ればっかで、客層いいんだよね。


 そのダンディの主治医やってる麻美は、それどこじゃない、って感じ。

 目を丸くして、その横顔を見上げてる。


「今日は、びっくりすることばかりね……」


 いや、アタシもびっくりしたワ。


「大声出しちゃダメ、迷惑でしょ…… まあ、そうだよね。任天堂のスタッフに、迷惑かかっちゃうし…… 」


 その意味が、わからないみたいな顔をしてる二人に、慌てて手を振った。


「いや、自慢とかじゃなくて、ホントに言葉通りの意味なの。大阪大会が終わった後、楽屋でスタッフさんに力説されたのよ。『選手の方々には、大会前日に、我々が手配した京都市内のホテルへ、泊まって頂きます。我々としては、一刻も早く、選手の皆さんを、<囲い込みたい>』訳です。ケガされたら終わりですから』って」


 ポカンとしていた、麻美の顔が、じわじわと笑顔になる。


「リアルな話ね? なんか実感湧いてきたわ」


「笑い事じゃない! その…… 草むしりしてる場合じゃないでしょう⁉︎」


 いや、しとらんがな…… って、そうか、アタシは訓練で、危ないことはしてない設定にしてたな。ちな、ジャスはミミズ探し。

 それで思い出したワ。ジャス達が準優勝だった……。


 あ……。


「ヤバ……」


「……どうしました?」


 娘のレントゲンを眺めてる医者に、恐る恐る尋ねるみたいな、山田さん。


「アタシ達が棄権したら、準優勝のチームが出ることになるんだけど……」


「認めません! 戦わずして逃げるなど、もっての……」


「その代わりのチームって、ジャス子達だった……」


「……は?」


 元コンシェルジュ、仁王みたいな顔にターボがかかって、ドッスンそっくりな表情に。


 ジョウダンデモ ユルシマセンヨ?


 ウソダッタラ ドレダケ ヨカッタデショウ


 テレパシーで会話するアタシ達。

 

 堪えきれず山田さんが喚く。


「そんな偶然あるわけないでしょう⁉︎」


「違うって。その大会で、知り合ったんだよ、ジャス子と」


 魂が抜けたような顔の山田さん。


 麻美と、いつの間にか出現したセンさんが、目を見開いて、ガン見してる。


「こんな日が来るなんて……」

「完全無欠に同意です。写真撮ったら、殺されますかねェ……」


 いや、それどころじゃないのよ。

 予備のチームまで、棄権ってなったら、任天堂スタッフ、阿鼻叫喚じゃん。


 アタシ達が全国大会の説明受けてる時、ジャス子のチームも廊下で、予備のチームとして、説明受けてたけど……。

 三位は圏外だったよな?


 アタシの顔、若干血の気が引いてたと思う。


 え、どうしよう、どうしよう、どうしよう?


「ドウシヨウ……」


 見開いた目で、アタシを見つめたままの、山田さん。


 山田さん達三人は、並んでアタシを見たままノールックで会話を始める。


「セン、召集を……」


「乙の二号案件は、却下されてます」


「あんな学園はどうでもいい。整形した化粧のオカマに入れ上げてる、非国民どもの集まりだ…… 北のミサイルは、まだ誘導できないのか?」


 「イッチ…… やっぱ入院したほうがいいよ?」


 聞いてない、山田さん。

 老害の真骨頂だ。


 「ものべから、林堂少年を借りて来るんだ。決勝が終わった瞬間、返すという条件でな…… 表彰台には立たさん」


 「やめれって…… 校長、喜びそうだから」


 ◇◇◇


 アタシが、カービィグッズを漁って戻ってくると、山田さんはまだ電話の最中だった。


「……どう言う事だね、君ほど有能なスタッフがついていながら?」


 あ、通話相手、ハスマイラか。


 店舗の前で、あんな大男が喚いてたら迷惑だから、出来るだけ人の少ない場所に追っ払ったんだけど……。

 繁華街のショッピングモール、そんな場所なかなかない。


 結局、キディランドからでも視界に入る、客のいないインド料理屋のそばで、広い背中を向けている。


 麻美は疲れた顔で、順番待ち用の椅子に座ってるし、センさんは離れた壁にもたれている。


 おいおい、お前はどこだよ、スローター1?


「本人の問題っしょって…… 全国大会だぞ、そんな冷めた態度でよくいられるな⁉︎ ヤツを出せ、何のための毒親だ!」


 いや、アンタも大概だよ、山田さん……。


 目が合うと、ぐるりと目を回してみせる麻美。

 あくびをしてる、センさん。

 どっと疲れたアタシ。


 手に提げたカービィグッズがやたら重く感じた。


 


 


【毎週火・木は更新お休みします】


(* .ˬ.)) 今日も、お付き合い頂き、ありがとうございます。


深夜0時過ぎ、週五更新を目標にしてます。


宜しくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ