まさかのキミも、アホだった
全体の登場人物は、下のアドレスへ飛んでいただけると、助かります。
https://ncode.syosetu.com/n7465gz/1/
分からない人物がいたら、恐れ入りますが、飛んだ先で、サイト内検索をして拾って頂ければ、出てきます。
まだ載ってない人物もいるので、順次増やしていきます。
よろしくお願いします。(* .ˬ.))
《登場人物》
林堂 凜
主人公。 小6、男。
幼なじみを護るため、父から、戦闘訓練を受けて育った。
任天堂Switch 大乱闘スマッシュブラザーズが学校一うまい。
ジャスミン・マーカス
アメリカ人。小5。女。
スマブラ団体戦・大阪大会、決勝の相手チームだった。
紆余曲折を経て、主人公が大好きになる。
氷室 恵
小5、女。女優志望。主人公と、市街戦をくぐり抜けた。主人公が好き。
ローズ・マーカス
ジャスミンの母。CIA職員。破天荒で、ちゃらんぽらんだが、娘を愛している。
「フ…… 」
父ちゃんの隣…… っていうか、さっきヒザ立ちで庇った体勢のままだから、背後か?
ニンマリと、イヤラシイ笑顔を浮かべる元・イジられっ子。
いや、コイツ、マキ達に橋の下でシメられかけてから、何週間も経ってないよね?
ep.343 Shall we dance? 参照
(https://syosetu.com/usernoveldatamanage/top/ncode/1817284/noveldataid/21566547/)
どうやったら、鬼女を束にして相手に出来るような、カースト・ド頂点女子になれるのさ?
えっと……。
闇サイト『HAZE』で集められた、橘さんを狙う殺し屋達に、狙われてェ……。
婦警さんに威嚇射撃してェ……。
五代とリーファの決闘に立ち会ってェ……。
同級生のマデヴをローリングソバットでシメてェェ……。
ん?
敬語使ったほうがいいスカね、僕?
ヤデスヨ、『大阪卍會』とか作って、半グレ共を裏で操る女王……。
ありえるやんけ。
バカな妄想をしてる僕をおいてけぼりに、メグはうっとり頬を押さえる。
絵になるのが、くやしいのか、うっかりぶっ殺しそうな視線で灼く、鬼女たち。
「つまり、あれですか? この中の誰が旦那様…… ゲフン、凛と一番ねっぷり…… ゲフン、ゲフン、こう…… 『契り』にイチバン、近いコトをしたか比べる……」
キャーッ
真っ赤な顔を覆い、うりんうりんして、一人盛り上がる、性悪雪女。演技じゃなさそう。
赤い顔で咳払いを続ける父ちゃん。
……え?
チギリ?
ナニ語っすか、ソレ?
顔をくっつけ、鬼女達もヒソヒソやり始める。
「チビリって…… なんじゃ?」
「いや、素直に『お漏らし』ってコトじゃね? さすが、古参のジュニアアイドル…… 荒技すぎんだろ?」
「高学年で、なお…… さすが、規制後も生き残ってるだけあるワ、面構えがちがう」
「『契り』じゃ、ボケェ! ぬっぷし、くわえ込むことに決まってんだろ、ここントコでヨォォ!」
スパーン、と自分のお嬢様系・スカートのケツをはたく、メグ。
ヒィィ!?
その形相に、抱き合って震え上がる、僕と父ちゃん。
コェェ!
マジ、こわいよう!
だが、鬼女達は例によって、縦長のクチと目で…… ちゃうわ、三人揃ってこけし顔で煽るだけ。
……え、ニンゲンって、ここまで変われるものなの!?
父ちゃんの恐怖に掠れた声。初めて聞いた。
「……凛、ワシ間違っとったんか?」
「基本から応用までなっ! もう、チュートリアルからやり直せよ!?」
娘のFワードを超える暴言を聞いた鈴木さん。
顔中血管だらけにして、立ち上がろうとしたその腕を、がっしと掴んだ、ナディアママとハスマイラさん。
ローズさんは、スマホを耳に当てて、通話中。
通報はヤメテね、主に僕のタメにならないから?
ホラ、今のやりとり見てて、また『遠くに行きたい』気持ちになっちゃったわけだけど……。
加○川少年院とかは、選択肢の中に入ってないの。
『入院のお知らせ』来たら、学校ではヒーローだけど、未来はなくなるからナシですよ?
「じゃなくって…… なんで止めないんですか、みなさん!?」
「だって…… ねえ?」
ちょっと戸惑った様に、ナディアママが顔を向けると、スマホを耳から離したローズさんがクチを尖らす。
「その、マリッジ・レジストレーション…… 私達がお願いしたワケじゃないわよ? ……今、hellなんだけど…… え、もう少しで着く?」
……デスヨネー。
電話に戻ったローズさんを、真っ白な灰になって見つめるしかない、僕とオー・マイ・パパ。
トドメは、真剣な顔で頷く、ハスマイラさんの一言。
「……導師のお考え、深い意味があるに、決まってるッス」
ソーナノ、トウチャン?
イエ、マッタク。
空っぽの頭に響き渡るテレパシー。
だが、救世主はいた。
「もう、我慢の限界だわ! なんて、醜い…… メグ、ソレを渡しなさい! 」
丁寧に、自分の腕を掴むママ達の手を解いた、鈴木さん。
推しから盗んだ下着を隠す、ヲタの様な目をした娘に、掌を突き出す。
「罰として、『妻になる人』の欄…… 里佳の名前で、提出します!」
「日本語しゃべろう!?」
もう、イヤ!
○チガイしかいないの、この和室!?
目は点、クチは菱形になってる、ギャラリーと僕をおいてけぼりに、ベヨネッタねえさんに似た、メガネのクール系美人は、そっと顔を逸らす。
「後腐れなくして赴くから、心配いらないわ……」
どうやって?
後腐れどころか、ナニもかもが腐っとるよね?
特に脳みそとか。
アナタと田中さんの愛の結晶、目の前にいるけど、お忘れかしら?
キッ、と意を決したように、僕を見つめる、赤い顔。
「ウェディングドレスを着るのは二度目だけど…… 体型、ワンサイズしか変わってない自信あるもん! よろしくね、凛!」
「「「「ウソこいてんじゃねーぞ、ババア!?」」」」
もう、イヤ! みんな、帰ってよう!
(* .ˬ.)) 今日も、お付き合い頂き、ありがとうございます。
毎日深夜0時過ぎ、週7更新を目標にしてます。
宜しくお願いします!





