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クロノス!  作者: フユルト
竹林にて月見狐は刀剣狐と泡沫(ウタカタ)の夢をみゆ
6/15

第六話 狐帝:紅茜(クレナイ・アカネ)

どうも、白夜です!

現在、コンの屋敷の庭でクロノスと狐耳ののじゃっ子が戦ってます。



「《火炎術:アギト》」



少女の手のひらから炎が現れ、しばらくすると龍の形に姿を変え、クロノスを喰らおうと顎を開ける。



その光景を目の当たりにしても、全く動揺せずに小さな口で呟いた。



「《時空間魔法:空間凍結》」



それと同時に、一切動かなくなる炎の龍に向かってクロノスは指先でちょん、と触れる…それだけで龍は自身の形を保てずに消失する。



「なっ!?なら…《氷術:霰》なのじゃ!!」



狐耳の少女はクロノスに向かって大量の氷弾を放つのだが、クロノスに触れた途端に消えてなくなる。



「クッ…《雷電術:雷球》《水術:水刃》最後に、《火炎術:爆炎・紅ッ(クレナイ)!!》」



その言葉と同時に、大量の《雷球》、《水刃》が狐耳の少女の後ろに出現し、クロノスへ向けて殺到する。



そこへ駄目押しとばかりに、巨大な緋色の炎の塊を放ち、大爆発させた。



…だがそこにはホコリを払っているかの様な仕草をした後、少女に向かって、何かした?とでも言いそうな顔をしているクロノスの姿があった。



その態度に驚いている狐耳の少女にクロノスが宣言する…



「また貴方の背後をとってあげる」



「やれるものならやってみるのじゃ!!」



クロノスは自身の前に手を伸ばし、時空間魔法を使う。



「《時空間魔法:空間転移》」



(転移と言う事は最初の時に使ったアレなのじゃな?また背後を…)



そう思った少女は、クロノスが魔法を使った瞬間、背後を向いた。



…だがそこには何もおらず、代わりに自身の背中から心臓を貫いて、胸に子供の様な手があった。



「…ん、後ろとった」



「ガハッ!?」



その瞬間、狐耳の少女は口から大量の血を吐いた。



「私は貴方を転移させた…私が手を伸ばした所に丁度心臓が来る様に調整しただけ。だけど自分が転移するとは言っていない……ドヤ」



クロノスがこっちを向いて自信満々にドヤ顔してくる。



「…いや、死なせたら駄目だよ?」



「!?」



僕がそう言うと、クロノスは焦ったように狐耳の少女から腕を引き抜き、回復魔法をかける。



…そして、僕の隣で呆けた顔をしている鈴奈さんにこの子は誰なのかを聞く。



「…こ、この人は私とコンの里の主、狐帝:紅茜(クレナイ・アカネ)で…里の中でも最強クラスの人なんだが…」



でも、クロノスに軽く負けてるんだけど…本当に最強クラスなの?



「…白夜殿達が規格外なのですぞ…」



あ、コン居たんだ…



狐帝:紅茜にクロノスが簡単に勝っていて、

『アレ?コイツ弱くね?』と思っている皆さん、普通は…というよりこの世界では妖術を扱える者が少ないのですが、紅茜は妖術に必要な呪文を無視&大量の術を一気に使えるので、このままのステータスでゲームに出たら多分勝つの無理…(どんなクソゲー…?)


…つまり、クロノスはチート…本気度1%でコレ。


(ちなみに、白夜は鈴奈さんと戦った時は本気度5%です…カッコイイからって理由で《摩天楼:宵闇》の再現に使ったから……かな?)



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