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体質が能力であるかは人による  作者: 半分の一
第2章 社
4/4

第2話 社と少女

04

 少女。そこに、玄関に少女がいた。

 最初からそこにいたかのように。


 「······うん?」

 黒く、女子としては短めな髪を手でかき上げつつ、こちらに顔を向け、言った。

 「君···神野···えっと···何とか!」

 誰だそれは。神野何とかって。···それより、

この人、僕を知ってる?


 制服の胸ポケットに掛けてある名札の色は···僕と同じ色。同学年か。

 「あれぇ?違った?」

 「はい。神野何とかです。」

 「突っ込まないんだ···。ね。社少年。」

 「···知ってたんですね。」

 知らないふりだったのか。何のために。

 あと「社少年」って。人のこと「~少年」なんて呼ぶ人初めて見たぞ。


 というか、何故僕の名前を知ってる?今気付いたが、僕は今名札をつけていない。ポケットにでもしまったんだっけ。

 「記憶喪失の同級生の名前を覚えない方が難しいからね。皆おぼえてるよ。」

 「·········」

 僕の知名度は、思いのほか高かったようだ。

 

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