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プロローグ的な何か 前編
01
これから僕、「神野社」の物語について語るわけだが、まぁ誰も興味はないだろう。
皆無。全くないだろう。
なぜって?そりゃ、世界にいる何十億人のうち、何かしらの偉業を成し遂げた人とかならまだしも、ただのどこにでもいる小学6年生である。
ないだろうさ。興味。
それでも、僕に個性がないということは、さすがにない。そういったことについて、主に語るつもりだ。
神野社。姓は「かみの」で名は「やしろ」。1997年8月6日生。
な気がする。というのも、色々と訳ありで。「気がする」理由については後に触れよう。
ん?やるならとっとと始めろと?あせらずあせらず。
僕の平凡とは決して言えない体質とか、人生の物語。
そもそも、「人生」ないのかもしれないけれども。