表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/200

 彼女は白いフリルのワンピースを着て宙に浮く。オーガンジーは柔らかに綿菓子のよう。あなたはその星に行かなければならない。クリームの雲にストロベリーの海、マカロンの大地があるその星に。(キットカレハカンゲイシテクレルデショウ)接触は互いの重力に従って潰れる。接吻は互いに肺を毒される。


 グラニュー糖の海には硝子の魚が泳いでる。背びれで首を浅く切る。血に溶けた糖はきらきらと輝く。白く、網膜が焼けるほど。微睡み、世界は何時から三時になっていたの?おやつのじかんです。今日はドーナツ。粉糖が舞う。きっとそれは私の肺の中で結晶化する。ああ、結晶が私の胸を貫いてくれたら良いのに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ