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私と彼女

「絞められてる時は凄く気持ちが良いの」

 生き返った彼女は恍惚としながらそう言った。白い首には紫色に手の跡が付いている。生き返ったばかりの彼女は嫌に白い。

「どんどん息苦しくなって、喉元は痛くなって」

 彼女は毎日私に殺されたがり、私はそれに応える。日に日に絞める力が強くなっている。彼女は強く絞められた方が気持ちよさそうだから。

「それで、力も抜けて死んじゃう瞬間に全てから解き放たれるの」

 もしも彼女が生き返らなかったら私はどうするだろう。私はその時のことを想像したくない。

「それで、その時が一番気持ちいいの」

 そう言って恍惚とする彼女を見て私は、その首を絞めたくなった。

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