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クラウ平面で僕は浮く

 クラウ平面で僕は浮く。星は僕の手首を突き刺す。静寂と炎。僕は初めての融解に身を任せる。塵になって天王星の周りを回りたい。

 僕は私じゃないから僕で、僕なわけではない。ただその懐中時計みたいに……。時間に浮いてるみたい。彼女は僕にそう言った。今、彼女は僕に何と言うだろう。(君はかぐや姫、其の色は深い藍。)

 天秤なんか無くても、分銅は透明な彼女を押し潰すことを願う。すると、透明な血が流れるでしょう。彼女は恍惚としてそう言った。

 今日は君がいないから、クラウ平面で僕は浮く。

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