表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/200

「君はかぐや姫、其の色は深い藍」

 泳ぐ、クラゲは、夜の空を。指は、彼女の、摘んで。それを。投げ捨てた、蛍光灯に。溶かすために。光を、溶ける、発しながら。緑色の。光は、その、合図、何の?「君はかぐや姫、其の色は深い藍」


 正体は、光の、揺れる、月。ダンスを、気取った、踊る、彼女は、宇宙柄のワンピース。ふわり、揺らぐ、エーテルは、風で、髪も、彼女の。「君はかぐや姫、其の色は深い藍」夜は、今日の、甘い香り、遊離する。香り、蒸留される、甘い。


 「君はかぐや姫、其の色は深い藍」


 同化する、夢の無い、死と、眠りは。ふちで、割れたグラスの、切る、わざと、手首を。月食の、ちょうど、ようだ。かざす、月に。隙間から、指の、漏れる、珠が。「君はかぐや姫、其の色は深い藍」


 中は、闇の、包む。隠す。私を。音、零れる、ケイ砂の。余韻は、甘い、ルフランの、紅く。繰り返す、私は。「君はかぐや姫、其の色は深い藍」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ