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診察
「やあ、こんにちわ」
「今日は雪ではありません」
「それはわかってるよ。さあ、診察を始めようか」
「診察をそれは始めますか?」
「じゃあ、まずは君の名前を言ってくれ」
「四十五番街の赤い屋根の家の犬が昨日死んだそうです」
「オーケイ、わかった。次に君の住所を言ってくれるかい?」
「オーケイ。私の夢の世界に現れた彼は緑の中を刷く」
「ナイスだ。じゃあ昨日何をしたか教えてくれるかな?」
「sin47°は凍りついて指を失う」
「オーケイ。じゃあ、クローン平面上にそれはわかっております」
「ゆるかに振るえる単細胞のようです」
「種明かしを終えたマジシャンの行き場は四十五番街」
「いいや、四十六番街の緑の屋根の家」
「その上に落ちている雲の中は晴れ」
「昨日の運勢カメレオン座は89点」
「石炭袋の表を黄色に塗ったのは誰だ」
「それは私で私は私ではありません」
「黄色の人は緑の人ですか?いいえ彼はクラウ平面上の人です」
「オーケイ。終わりにしよう」




