実験
三月十四日 実験開始
検体の様子 良
実験内容
Mercurio 2mg、Lacrime del mese 5mgの注射
反応 無し
その他 無し
三月十五日 実験二日目
検体の様子 良
実験内容 昨日と同じ
反応 無し
その他 薄く表皮の硬質化が見られる
三月十六日 実験三日目
検体の様子 不良
実験内容 昨日と同じ
反応 注射の15分後に少量の喀血
その他 表皮の硬質化が進む
血液中から大量のGoccia di notteを検出 Lacrime del meseが変化したものと考えられる
三月十七日 実験四日目
検体の様子 不良
実験内容 実験を一日中断しブドウ糖溶液の注射
反応 無し
その他 表皮が安定した薄銀の物質に置き換わった 明日検体の様子が良好であれば採取、解析する
三月十八日 実験五日目
検体の様子 良
実験内容 Mercurio 2mg、Lacrime del mese 5mgの注射
反応 無し
その他 表皮の物質はVetro d'argentoであった
三月十九日 実験六日目
検体の様子 良
実験内容 Sospiro del giglio7mg、 Sabbia di quarzo2mgの注射
反応 無し
その他 無し
三月二十日 実験七日目
検体の様子 良
実験内容 昨日と同じ
反応 無し
その他 Sabbia di quarzoが注射器の内側に残っていた もっと細かく砕くように
三月二十一日 実験八日目
検体の様子 良
実験内容 昨日と同じ
反応 無し
その他 今日は残っていなかった
三月二十二日 実験九日目
検体の様子 不良
実験内容 昨日と同じ
反応 注射後7分後に喀血
その他 吐かれた血の塊が粘菌のように動いた(採取済み)
三月二十三日 実験十日目
検体の様子 不良
実験の様子 昨日と同じ
反応 注射後すぐに喀血
その後も一時間ほどは頻繁に喀血
その他 粘菌のような血の塊から子実体が伸びているのが観測された
昨日血を処理した看護婦の腕に似ている物を発見 感染したら危険なので五日間実験を中止する
三月二十八日 実験十一日目
検体の様子 死亡
実験内容
反応
その他 赤い粘菌が検体を包み込んで殺していた
当初の目標は達したので実験は成功とする
ただ、看護婦の何人かが喀血を繰り返しだしたので感染を広げないよう隔離する必要がある




