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山焼き

山火事は今朝のことだった。田辺さんが6時頃出社する時に気づき通報したという。幸いな事に火はすぐに消し止められた。

「ありゃ神様の山じゃ。それを焼くとはなんと罰当たりな」

うちの爺さんはそうぶつぶつ言っていた。不機嫌そうに見えた。


次の日の朝もやはり山が何者かに焼かれていた。村田さんが6時前、焦げ臭い匂いを感じまさかと思い山を見て発見したという。火はすぐに消し止められたが昨日より広い範囲が燃えてしまった。

「どこの馬鹿が毎日毎日神様の山に火をつけとるんじゃ」

爺さんは苛立たしいようだ。声を張り上げて言った。


その次の日は放火は起きなかった。というのも警察が二件の放火を受けて明け方にパトロールをしたからだ。

不審な人物は見つかったらしいが逃げられてしまったらしい。

「なんで逃したんじゃ!早く馬鹿者をひっ捕まえんか!」

爺さんが警察に物凄い剣幕で言ったが相手にされなかった。


それから二週間は何も起こらなかった。不審者も現れないため警察もパトロールを止めた。


そして次の日、放火は起こらなかった。

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