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鮟鱇
じゃあね―そう言って彼女は私から離れていくので、待って―と私は彼女の腕を掴んだ。すると掴んだ所から彼女の体が融けだして液体となった。そこまでしてどこに行くの―私が尋ねると、私は液体だからただ流れるだけよ―と応えた。泡が次々と弾けた。そして彼女は流れ、それは川になった。
川を下って行くと海に出たがどこにも彼女は見えなかった。仕方なしに海を潜ることにした。次第に光は弱くなり水圧が私を押しつぶしそうになった所で私は目の前に光を感じた。見ると彼女が光を発していた。こんな所で何をしているんだ―と尋ねるとただ首を横に振った。どうしたんだろうと近づいた時私は彼女の後ろに居た鮟鱇に食われた。
鮟鱇の胃の中で私は人差し指を燃やして下半身を探した。胃の中は狭いようですぐに見つかったので私はそれを上半身につけて胃を蹴った。すると刺激を受けて胃液が出てきた。このまま溶かされるのは癪なので私は右腕をアルカリに変えてやった。すると黄緑の煙が出てきて鮟鱇が苦しむのが感じられた。そこで私は思いっきり胃の入り口を蹴り飛ばして私を吐き出させた。
見ると鮟鱇は死んでいた。そして彼女も光を無くしてぐったりと倒れていた。とんでもない事をしたと思った。




