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十三月
ぼくらは、
風船と、傾いた滑り台 蒸気機関 45°
からからと。
観覧車と、落書きと フロップ 見えないよ蜃気楼
蜃気楼
楽しいね。
短いスカートを履けなくなってしまった、冬だから。
消えない逃避行と雨、九龍城
教えてよ、いつか、地球はなくなっちゃうんだって。
マイナス一度 快楽と依存 張り詰めた気泡 肺臓と離合
「消えないでよ、」 ウンディーネ
歌うようにさ、おかえりなさいの声を、聞いてだけいる。
午前二時 音が凍る、夜。
遠くでまだ片付けられてないクリスマスのイルミネーションが光ってるのが見えて
きみは、どんな顔でギターを抱えてるのかぼくには想像できないから
羽が落ちた 井戸を無くした 意味の通り魔 きつく縛った嘘 嘘 嘘
歩道橋と、靡くカレンダー(十三月)
電池の切れかかった電卓を持って歩く 償い→消えていく遊離する
儚いという文字を書き続ける毎々日
十二月の続きをしようと、見えないガラスのピアノを探している
今日




