十三月
送れなかったメールだけ溜まっていく毎日、いつからか捲ってない日めくりカレンダー、無い星を映し出すプラネタリウム、偽物のペットボトルと偽物のスノードーム、消えかけてる 振れている 止まっている噴水、目覚めと黒い花びら 治らない副作用 ゆめに、
たのしいね、
滑り台のイメージ、「さいきん、公園のゆめを、みるの」
君は、雪が降っていた。音が止まってしまった、階段の真ん中で、踊り方も知らずに、ほら。
(夢だったらいいのになんて、そんなことを言いたい訳じゃないの。)
終わり方を知らない、
僕らはただ踊ってたい 運命なんて言葉で
風船と空白、消えた秒針、はらはらと。
ねむりたいよ。「十三月」二人の自白
正直に言うとしたら、きっと君もぼくも羽なんか生えてなかった。気づいた。気づきたくないなんて泣き言を言っても仕方がないから、缶コーヒーを投げ捨てた。
乾いた音がした。何かが割れた音だった。きっとモビールが割れた。いや、ティーカップが割れた。目が覚めると、窓から冷たい風が吹いていた。机の上で、筆箱が倒れていた。
月が止まった日、きみは何をしてた? なんて聞かないで、悲しくなるよ。
シャープペンシル、剥がさないで、クルー
触れるだけの月曜日 甘いものが食べたいって
笑って 笑って
何が見えるのなんて、聞きたくはないから、この場所で。
さようなら、ぼくもきみもほしをみていた。
一年中咲いていた、木蓮の花を見ました。甘い香りに誘われて、廃線になった駅を歩きました。プラスチックの玩具とワルツ、銀木犀と揺れている、揺れている フラップ 昔見たCM
波の音と右手 パリン 観覧車止まらないでよ、めまい→めまい
おやすみから朝が始まるから、僕はきみにおはようと言う。
眠っていたいよ メリーゴーランド、迷宮入りのウォーアイニー
航海士、脳内に浮かぶ崩壊の日、大あくび、網膜に映る飽和と死、後悔に生きる
今日みたいな日を、僕は十三月と呼びたい




