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透明と嘘と愛
愛の歌歌って。三連符並べて。レモン囓って。愛なんて簡単に作れる。室外機が立ち並ぶ。ねぇ、私を突き落としてくれたら、それを愛と呼ぶよ。なんて嘘。君に愛してるって言われたらきっと私も愛してると返す。
世界の終わりには雨が降っていて欲しいな。雨女だなんて笑った日のことを覚えていてくれたら嬉しいな。
一人でバスに揺られる。ニュータウンで眠る私、透明な海で溺死した。微分計算と蛍光灯。ただ酸素が欲しかった。君はきっと数時間後に眠る。そのあとに、君の見ていない夜空を見たいだけ。愛してなんかいない、フリをしたいだけ。




