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愛とよべよ

 愛なんて言葉で誤魔化して、君の棺に花束を入れる。三角錐の解ける音と表現方法。藍色の香りに耐えられなかった僕は涙を流すフリをした。君と一緒に星座図鑑を読んだ日のことを思い出した。眠るのが億劫で、ブラッドオレンジの炭酸飲料を買った。君と一緒に投げた紙飛行機の行方が。ふと気になった。

 悲しい絵だけを描きたいと、君は言っていた。蜃気楼と滑り台。愛情なんて口約束にすぎない。無くならないキャンディーが欲しい。きっと明日になれば笑っている君の顔も思い出せなかった。雨の香りで君の好きだった歌を思い出すだけなんだ。眠りたくなかった。僕はロウソクに火をつけることしか出来ないんだろうな。

 ただラムネの瓶を砕く。ヘッドホンから流れる音だけを聞く。からす座を僕らは見たことが無かった。愛してるの代わりに三連符を並べた。シトロンの香りがする秒針の音。君は、炭酸水の中で溶けた錠剤のようだった。君はニセ十字星を見たいと言っていた。

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