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フォークダンス
さよなら、永遠に。涙の流し方を忘れた僕らは不器用にフォークダンスを踊ることしかできないのです。くるくると、時計の周りで砂の落ちる音を聞いているだけなのです。
しじみが、流星にって落ちてくる夜に、欠けたガラスの靴でエレベーターを降りる朝にまた会いましょう。あなたのその言葉がリフレインするのです。
きっと僕は臆病なのです。リンゴのフレーバーティーを飲めないのです。眠ることが怖いから、今日はあなたとお話をしたいのです。それでも、世界が続くなら。
きっと僕はあなたとフォークダンスを踊りたいのです。その左手がないことが耐えられないほど悲しいのです。




