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言葉は魔法ではない

 まっすぐ歩くことも出来ないからタイムマシンにも乗れない。水色の錠剤、シトロンの香りがするんです。嘘、でもいいよ私を愛して。夏だから寒いんだ、何も見えないんだ。浮き輪があったって君は飛び降りた。割れてしまったよ何もかも、何もかも明日も。さよならなんて言葉はきっと嘘だようるさい。彼女は浴槽で溺れて死んだ。

 ぼくが神様ならきっと音楽は魔法だった。懐中時計なんて作らなかった。笑うことをしなかったらきっと君も笑わなかった。安いワインを飲んで夢を見るようにプラスチックのシャンデリアを眺めていた。要らないよ嘘以外。ただ夢が見たかったんだ。なにも私は思いたくなんか無いんだ。街灯のせいでほしなんてもう見えない。彼女は浴槽で溺れて死んだ。

 嫌い嫌い嫌いの花占い。おもちゃの天使が笑ってる、ほら笑ってる。きっと明日には捨てられている。言葉なんて無かったら君は笑っていけた。愛なんて無かったら、君もぼくももうおやすみだ。愛に殺された、透明な電車に乗ろうか。誰もいない車内で不器用な踊りを踊ろうか。彼女は浴槽で溺れて死んだ。

 指先だけでなぞるだけで割れるガラス。砂時計、嘘、空想論、分かったフリ。必要ない蛍光灯、必要ないクーロン力。なにも嘘、フリルに身を包む。醜い。ねぇねぇ、嘘だよ。そう、何も嘘。ラブレス、浅い髪の毛、フラッシュバック、昨日のこと。注いでも注いでも紅茶がこぼれてしまうんだ。紙飛行機の折り方を忘れてしまったんだ、君には分からないかもしれないけど。彼女は浴槽で溺れて死んだ。

 君は浴槽で溺れて死んだ。君は浴槽で溺れて死んだ。君は浴槽で溺れて死んだ。

 希死念慮、二人称。クリスマスイヴじゃないから裸足で逃げ出せない。メールを握りしめる。ぼくは君の踊りを見ていた。君の歌声を聞きたかった。音楽は魔法では無いから全て嘘だよ、ぼくは笑いながら泣くしか出来ないじゃ無いか。どこに行けば良いんだろうか。意味深なEメール。クリームソーダ、憂鬱な花の香り、くるくるくる。エンターテイメント嘘マイナス愛。言葉は魔法では無いから誰かは僕たちを笑っているんだね。君は浴槽で溺れて死んだ。僕は、僕だけが言葉も吐けずに泣いていた。

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