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桃とメリー
ぼくはさらさらと割れる雲の夢だった。希薄なある種の蛍光灯だ。雷が落ちているから甘いものが食べたい。嘘みたいなUFO、君もぼくもうそつきだ。
何が悲しくて君は涙を流しているのだろうか。ゼンマイ人形のように、ぼくは決められた踊りを繰り返した。足を絡ませた、ぼくは翡翠色の川を思い出した。
揺れる花の香り、遠く遠くの愛してる、みらい。君がソーダ水だ、君はアイスクリームだ。ぼくらはゆっくりと泣いていた。ぼくらは悲しいだけの生き物なんだ。
許してくれ。許してくれ何かから。愛しているのなら、そんな言葉遊びだけで良いんだ。あやとりをしていた日のことを思い出した。
何をしてあそぼうか。眠りたくないんだ、今日は。何かが怖いんだ。明日が来ないように、ぼくらは川に飴玉を投げ込んだ。モーメント、全部夢なんだ。ぼくも君も、全部夢なんだ。
さらさらと流れる雲と強い日差しが現実だ。実在的な角張る今日なんだ。桃とメリー、息も出来ないぐらいに。だからぼくは君におやすみを言う。




