ネコにまっしぐら
今はすっかり「ネコ欠乏症」にかかっているのですが、昔はネコが嫌いでした。
晴れの日の屋外で黒目が縦に細くなるのが、
「自分とは違う」異質なものと感じて、怖かったのです。
ですが、暗い屋内で見ると黒目が大きくなって、
それはそれは、かわいく見えるのです。
なにより、撫でてみると、とても心地よい。
さらに、ニャーと鳴かれると、心をわしづかみにされます。
気がついた時には、ネコ好きにクラスチェンジしていました。
だけど、私はネコを飼ったことがありません。
ネコを飼っている人からは……
「体の上にのぼってくるとき、爪が食い込んで痛い」とか。
もう傷だらけだと嘆かれていました。
「家族の中で、自分だけがガブリと噛まれる」とか。
噛み方が、年を追うごとに強くなっていっているらしい。
「寒くなると、ネコにベッドを奪われて廊下で寝ている」とか。
そこまで、ネコ・ファーストな姿勢は、さすが……と思ってしまいます。
「朝、起きるのが遅いと、引っかかれる」とか。
私も朝は苦手なので、ネコを飼ったら、きっと洗礼を受けることでしょう。
「カーテンをボロボロにされた」とか。
のぼっているのを見るだけなら、かわいいんですけどねぇ。
……いろいろなエピソードをお聞きします。
どれも、かなり「痛い」話で、良いことばかりではないのでしょう。
それでも、憎めない魅力を感じているようです。
なにを隠そう、私も大のネコ好きです。
「私がネコにまっしぐら」です。




