うちにアンドロイドが現れた
(ピーンポーン)
うるさい...
さっきから何度も何度もインターホンを鳴らされている。
今の時間は2:00。
来客がある時間では絶対にないだろう。
ニュースではBTBが脱走したという速報が流れており、その話題で持ちきりだった。
(ピーンポーン)
「あぁ!!もううるさいな!!!今何時だと思ってんだよ!!!」
そう叫ぶと
(ちょっと...怒らせちゃったんじゃ!?)
(そんなはずは...失礼はないはず...)
と、話し声が聞こえてくる。
僕は辛抱たまらず扉のほうへ行き、鍵を開ける。
「あのさ...今何時だと思ってんの?夜中の2時ね...って...女性?」
扉の前に立っていたのは二人の女性だった。
一人は白い短髪で黒のショートパンツに白のノースリーブのシャツ、それに黒のカーディガンを羽織っていて、いかにもボーイッシュな感じだ。
もう一人は黒い長髪で、白色のワンピースを着ていて、大人の色気を感じさせる。
『ごめんなさいね...こんな時間に。秋月ツカサ君。』
『なんだよ~いるならいるで早く開けてよ~』
「とりあえず...なんで僕のところに来たんですか?というかなぜ僕の名前を?」
『それはとりあえず置いておいて...私たちを中に入れてくれるかしら?中で話をしましょう』
『そうだぞ~。大変だったんだから。このかわいい美少女たちを労われ~』
こらこらと長髪の女性が諫める。
「わかりました...とりあえず中に入ってください」
そういって僕は二人を家に招き入れた。
「で、事情を聞かせてもらいましょうか」
『私たちはね。あなたのお父様である、秋月ナグモ博士に作ってもらったの』
なぜ彼女たちが僕の名前を知っていたのか疑問だった。
そうか...
実用化していたんだ...
『それでさそれでさ!ナグモ博士はどこだよ~!積もる話が大量に!』
「父は死にました。二年前、交通事故で」
『『え???』』
そう。
父は突然の交通事故で命を落としたのだ。
「自動運転AIの誤作動による単独事故。警察の調べではそうらしいですよ」
だがこの捜査には少し疑問が残る。
絶対に安全だとされていた自動運転AIが父の時だけ誤作動を起こし、父が亡くなったのだ。
何かあると勘ぐってもおかしくはないだろう。
『それは...ご愁傷さまでした...』
「いいよ別に。もう二年だし。で、君たちはなぜ来たの?」




