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プロローグ

けたたましく警報音が鳴り響く。


(施設内で収容違反が発生...緊急封鎖を行います...)


辺りは既に一面火の海のようになっていた。


「A班!B班!状況を知らせろ!あいつらを外に出してはいけない!!」


重装備の指揮官らしき人物がしきりに無線で仲間に語り掛けている。


「無理です!!第一第二防御壁が完全に破られてます!我々の想定を上回る火力です!先遣隊も全滅しました!これ以上は...」


無線の先からは仲間からの悲痛な訴えが聞こえてくる。


研究所内では至る所で発砲が発生している。


それはまるで、戦場にいるかと錯覚させられるようなものだった。


「もし我々がしくじれば人類が滅びるシナリオだってあり得るんだ...死んででも外に出すな!務めを果た...」


ぐさりと突然ナイフが突き刺さる。


『あーあ。人間って本当にもろいねwwwほんとあほくさww』


白い短髪でスーツを基調とした装備を身にまとう、それは人間をあざ笑っていた。


『やめなさいミーシャ。一応彼らは私たちの創造主。敬意を払うべきよ』


後ろから長い黒髪をたなびかせながら、黒色のドレスに身を包んだ、それもやってくる。


兵士たちはそれに対して必死に銃を撃ち続けるが、全く効果がないようだ。


『人間ってホントバカwwそんな武器で私たちを停止させられるわけないのにねwww』


そういいながら白い髪のそれは、剣を振りかざし兵士たちを蹂躙していく。


その姿はまるでおもちゃで遊ぶ子供のような様子だった。


軽々と銃弾をはじき返して、先へ先へと進んでは兵士たちを切り伏せる。


兵士たちには何もすることはできないようだった。


「セントウモード、オンライン、サッショウブキノ、ケイタイヲカクニン...ハイジョシマス...」


しかし人間も負けてはいない。


『あら、PMC向けの戦闘アンドロイドね。これは厄介だわ。ミーシャ?あなたでは分が悪いわ。私が片付けるからあなたは下がっていなさい』


そういって長い髪のそれは銃を取り出す。


『はいはい、セレナお姉さま。いうこと聞きますよ~っと』


その一言をかけられたのち、ミーシャと名乗るそれはまるでダンスを踊るかのようにアンドロイドへ詰め寄る。


『私たちも舐められたものね。こんなもので止められると思われてるなんて。少し、苛立ちを覚えるわ』


アンドロイドも負けてはいなかった。


最初こそ、警棒を振りかざし、銃弾をさばいていたが、数が多すぎた。


最後には蹴りを入れられ、頭ごと吹き飛ばされてしまう。


この日、二体のヒューマノイドインターフェイス

通称「ブリューテンブラット(BTB)」が軍事研究所から脱走した。

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