ハルカゼとグルメな魔導書　〜元気な幼女がモフモフと一緒に、美味しいものを食べまくる！〜

500年前に滅びた魔法大国――その最後の生き残りは、島の守護者『クリファス』と、天真爛漫な野生児の少女『ハルカゼ』の二人だけだった。
強力なモンスターが跋扈する閉ざされた島での食事は、いつもジャガイモと果物と火を通しただけの肉。それがハルカゼの日常だった。

しかしある日、一冊の『魔導書』が島に流れ着いたことで、彼女の運命は大きく動き出す。
相棒のモフモフ召喚獣『クラウドグリフォン』の背に乗り、クリファスがその身を変えた伝説の剣『ダートコリドー』を手に、ハルカゼは初めて外の世界へと飛び立った。

初めて訪れた大陸の港町。そこでハルカゼが知ってしまったのは――世界には、自分の知らない『美味しいもの』が無限に広がっているという、衝撃の事実だった！
「もっと美味しいものを食べたいです！」
その純粋な願いを叶えるため、彼女の最初の目標は『厨房の魔導書』を手に入れること。
これは、忘れられた島の少女が、スタイリッシュ魔道具オタクの王女様や、頼れる商会長のお姉さんといった仲間たちと共に、失われた魔導書（レシピ）を集め、世界中の美味しいものを食べ尽くす、もぐもぐ大冒険譚！