詩 繰り返す8月花火
どこからなのか分からない
境界線の上で
音が鳴り響く 空 花火が舞い上がる
どちらかというと 負の面が強い
それらは ロマンチックなものでも
ドラマチックなものでも 感じられなくなってくる
耳にするたびに 全てを呪いたくなる
夏の気配なんて 感じたくなかった
終わらない8月
延々と続く夏休み
子供達の無邪気な笑い声が
呪いをかけていく
魂が 心が 一つずつ腐っていく
世界は地続き
魂と魂を繋いで
誰かの想いが干渉しあう
ならば この永劫の繰り返しも
誰かの心が生み出したもの?
それとは分からないけれど
夏に打ち上がる100回目の花火を見ていると
段々と そうなのではないかと思えてくる