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男子高校生の青春  作者: 次原明人
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第3話 足の小指を怪我した

 第3話 足の小指を怪我した


朝、学校に行くために着替えて、よし、行くぞといきこんで登校しようとしたとき、家の壁の枠に右足の小指を思いきり打った。

余りの痛さに倒れ込んでもだえる俺、10分経っても痛みが治まらないので、病院に行くことにした。

病院 整形外科 個人でやっている医院だ。

「今日はどうされましたか?」とか受付の人に言われたので。

「足の小指を思いきりぶつけて、折れてるかもしれないので…」と答えた。

「分かりました、お待ちください」

待合室

何故ラノベの涼宮ハルヒシリーズが全巻ある…?そんなに待つのか?

15分で呼ばれた。

涼宮ハルヒの意味!?

名前を呼ばれ医院の先生に会って、まず言われたのが。

「足が痛いだよーなんだね」

「え、はい…」

痛いんだよーって何だよ

「足のどこが痛いんだよーなの?」

だから痛いんだよーって何だよ、俺は幼稚園児か、幼稚園の時包茎過ぎて血尿出て泌尿器科で皮剥かれた時の病院の先生の対応思い出したよ。

「右足の小指を思い切り打ちつけて、歩くのも痛いんです」

「じゃあレントゲン撮るから」

「はい」

レントゲンの注意書きの放射線が出ますと書いてあった。

え、レントゲンて放射線出るの?大丈夫なの?

レントゲンを撮って、少し待ってレントゲン写真ができた。

「右足の小指はおrてないけど両足の小指の関節がくっついちゃってるねー二つになってるよ」

「二つ?」

「足の指って間接が三つあるんだけどあなたは小指の関節が二つしかない」

「ええ…」

「どんな靴穿いてる?靴の中で足動く?」

「動かないです、ぎゅうぎゅうに詰めてるカンジで」


「足の幅が広いんじゃない?、4Eって規格の靴はいたほうがいいよ足の幅が広いから普通の靴じゃ合わないんだ、足の幅が広いのに幅が狭い靴を履いていると足の小指が動かなくなっちゃうから動かなくなってくっついちゃうからそして足に合わないに狭い靴をずっと履いていたら足の形が変わって反っちゃうよ、僕も靴そういうふうにならないように買ってってるんだけどねー」

と言って先生は自身の靴を見だして、「あっ後ろがもう擦れ減っちゃってるなー、買わないといけないかなーどうしようかなー買った方がいいかなー?」

「ハア…?」

看護師が「ううん!」と咳払いをした。

それを聞かずに自分の世界に入る先生。

「買おうっかなーどうしようかなー、どこで買おうかなー」

「ハア…?」

「は~」と言って看護師さん呆れている。

…………

何だこの空気は。

俺は沈黙破って切り出した。

「じゃあ、今度アウトレットで買いに行きます、あ、あと、ついでに言うと走ると膝が痛くなるんですけど」

「走れない人っているんだよ、僕の中学校時代の、野球部でピッチャーだったんだけどね、キャッチャーが膝が痛い痛いって言ってはしれないタイプでねー」

看護師の声から『はあ~』というため息が聞こえた、何だろう。

「僕は県大会の準決勝で14奪三振したんだけど負けてね、高校は野球の強い高校に行きたいと思ったんだけど父親がお前は頭がいいんだから進学校に行けって言われて、その時代僕大体テストでは5教科450点くらい毎回とってたんだけどキャッチャーの子も毎回僕と同じくらいの点数取ってたんだけどある時420点取ってその時教師に呼ばれお前どうした?って心配されていてね―」

ああ、そういうことか、毎度この先生は毎回この話をしているから看護師にとっては耳タコで、またかよ、懲りずにこの話始めたよってカンジなんだろうな。

「結局僕は陸前第一高校に入って現役で大学の医学部に進んだけど年に一回医者達で野球大会をやっててねー―」

俺は堰を切って話し出した。

「あの走ると痛い膝が痛くなることあるんですけど、どうすればいいですか?」

「え?、あうん、走るときどうやって走ってる?」

「かかとから着地してそのまま流れるようにつま先で蹴って」

「それじゃダメだよ、足は着地する時ミッドフット、足の真ん中あたりで着地して走るんだ、そうじゃないと足痛くなるから、ケガしちゃうよ」

「じゃあ、そのキャッチャーの人もそうだったんじゃないですか?」

「あっ、そう言われればそうかも、あっそうだそうだアイツいつもかかとで着地していた」

「今頃気づいたの!?」

「足の小指とひざは痛いなら痛み止めの塗り薬出すから痛かったら塗って」

「分かりました」

家に帰って事の顛末を母親に話した。

「あの先生同じマンションだよ」

「え!?そうなの!?」

「娘さんあなたと同じ中学校の先輩で一番上のお兄ちゃんと同級生だし」

俺の一番上の兄は8個上だ。

「え!?」

「だからあなたの住所みて親近感沸いて長く話ししたんじゃないかな」

「そうなんだ」

「あーもう学校午前で終わりだったから今行っても終わってるわ」

「今日は何だったの?」

「なんかテストを受けてもらうとか言ってたけど大したやつじゃないと思う」

午後

今日、仕事休みの父親にアウトレットへ車を出してもらい靴を買いに行った。

靴屋に入り、4Eのランニングシューズを買うことにした。

店員が言うには「これ1世代前のモデルなんですけど、本当は言っちゃいけないんですけどぶっちゃけて言うと1世代じゃあんま変わらないですよ、2世代だと結構変わるんですけどね」ということだった。

本当にぶっちゃけているな。

普通の靴屋だったら1万円で買う靴を5000円で買えた。

帰ってきて駐車場からマンションに入るときに病院の先生が公園からは知ってうちのマンションに走っている時に遭遇したけど膝を触りながら「痛い、痛っ!」って言いながら走ってマンションに入っていった。

「先生も膝に薬塗った方がいいんじゃないの!?」

膝の軟骨がすり減ってんだろ。

医者の不養生(ふようじょう)だった。

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