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男子高校生の青春  作者: 次原明人
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第28話 山口君の話

第28話 山口君の話


高校に入学して初めての中間考査

テストが返却された、俺は緊張していた、高校初めての考査、しかも悪い点数をとったら留年につながってしまう可能性もある、俺は中学の時ロクな点数取ったことないので、かなり不安だった。

社会科現代社会

のテストが返却された

点数は…

87点だった。

「ええええええええええええええええええええ!!?、うそおおおおおおおおおおおおおおお!!?」

今までの人生で一番くらい驚いてしまった。

俺は中学の時に定期テストで一教科で取った点数の最高が社会の53点だったので、めちゃくちゃ驚いた。

俺ってやればできんじゃん!

テスト前に配られた小テストの問題真面目にお覚えててよかったああああああああ。

俺は嬉しくて勢いよくこぶしを高く振り上げてガッツポーズをしたら、近藤のあごにアッパーカットがもろにキマってしまった。

「ぐはぁ」

「スマン、大丈夫か!?」

「大丈夫…」

「悪い、ちなみに、近藤、お前何点?」

「3点…」

「お前卒業する気あんのか!?テストほぼ白紙だし」

佐藤、山野っち、ナギが山口君のところに集まっていたから、そこに行ってみた。

「みんな何点だった?」

ナギ95点

山野っち90点

左藤80点

「山口君は!?」

「100点だ」

「すげえな!満点じゃん!」

「長谷川はー?」

「俺は87点だ」

二教科目 国語

「これも!?マジか!?」

ナギ 98点

山野っち 95点

左藤85点

俺、90点

「山口君は?」

「100点だが…」

俺85点

三教科目 英語

俺、74点

ナギ94点

左藤 82点

山野っち 98点

「山口君…」

「100点だ」

「どうなってるんだよ…」

「まさかの5教科500点か!?」

近藤は呼び出されて真面目に受けろと説教を受け、むしゃくしゃした腹いせにゲーセン格闘ゲームで喧嘩を売ってきた奴の喧嘩を買ってボコボコにされて厳重注意を受けた。

ボコボコにされたことを加味されて同情されたけど少し反撃した分、厳重注意、停学の一歩手前。

次の日

今日は理系のテストが帰ってくる日だ。

4教科目 理科

今度は気持ち小さくこぶしを振ったらひじが近藤の背中に当たってしまった。

「いたっ!」

「ごめん」

「おう…」

「近藤、何点だった?」

「5点」

もう知るか、こんな奴。

山口君たちのいるところに向かった。

「みんなは何点だった?」

藤野 80点

左藤 85点

ナギ98点

山野っち 95点

「山口君は?」

「46点…」


「ええ!?」


「俺は続けて

なんで!?、原子番号と文章覚えるだけでしょ!?」

「それができないんだ、興味がわかないんだ」

五教科目 数学

「山口くーん!、点数何点だったー!?」


「…………」

「どれどれ?」

俺は山口君が答案用紙を見てる横から点数を確認した。

「えっ?」

「なになに!?何点だったー!?、え…」

「36…点…?」

「何かの間違いだろ…」

「何とか赤点を免れてよかった」

「は!?」

俺、56点

ナギ96点

左藤81点

山野っち97点

「山口君…もしかして…?理系が苦手なの?」

「そうだが…」

「これオール5は無理だよ…」

「それは理解している」

「ん?待てよ?全教科で事前に小テストやってたよな、しかもそのテスト全部覚えていれば70点は最低でも取れていたよな、やった?」

「やってその点数だったんだが」

「本当に苦手でなのでゴザルな」

「なんとか評定4取れれば御の字だ」

授業態度度の良さで平常点を上げて評定4を狙う。

赤羽たちは?

赤羽  5教科平均 75点

木戸U 5教科平均 71点

ジェイ 5教科平均 77点

田口  5教科平均 96点

藤野  5教科平均70点

主要5教科に入らない科目

「保健のテストは?」

英語講座取ってるメンバー 山口君以外全員100点

山口君 56点

「もしかして山口君、保健体育もダメなタイプ?」

「座学は苦手だが…」

「自慰って知ってる?」

「なんだそれは?」

「マスタベーションだよ」

「自慰とは何だ?、マスタベーションとは何だ!?」

「意味は同じだよ!」

この山口君、童貞や、性交の意味も分からなかった事実が発覚した。

「童貞って言うか性知識ゼロ!?」

「オッパイって何か知ってる?」

「母乳だろう?」

「確かに合ってるけどもう一つの意味」

「知らん」

「乳房だよ」

「なんだそれは?」

「はあ!?」

「セックスって何か知ってる?」

「性別」

「もう一つの意味」

「性交渉か?」

「分かってんじゃねえか!」

「性交渉とは何か分からない」

「はあ!?」

「子供ってどうやって生まれるか知ってる?」

「精子と卵子の混合」

「それはどうやってする?」

「知らん」

「赤ちゃんはどこから出て来るか知ってる?」

「母親から」

「母親のどこから?」

「出産する時だけ開く穴があると母親が言ってた気がする」

「あながち間違いでもないけど」

俺は続けて

「コウノトリが運んでくるって話はどう思う?」

「誘拐だろうそれは」

「それは確かに…」

俺はジェイに話しかけて本を持ってきて帰ってきた。

「これ、どう思う?」

ジェイの持っていたエロ本を借りて山口君にAV女優のヌードグラビアページ見せてみた。

鼻血を出した山口君

山鹿口君は血が出ている鼻を押さえながら言った「なっ、これは、いかんぞ!」

「そんなにうぶなのかよ!小学生じゃん!」

性知識と性への関心が小学生並みだと判明した山口君であった。

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