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男子高校生の青春  作者: 次原明人
28/40

第27話 試験の合間

藤野が中間考査の試験と試験の合間に甘いお菓子を食べていたら虫歯の穴に甘いペーストが入り絶叫した。

「痛―――――い!歯があああああああああああああああああああ!!」

「えっ、す、すいません!」

「誰だよお前―ー!?」

「芳賀です」

「知らねー!!」

芳賀なんて名前の奴うちのクラスにいたんだ…知らなかった。

試験中我慢できなくなりトイレに行くとといって外に出て廊下で絶叫。

「痛あぁー!!」

「うるせえぞ!」

教室の扉から顔を出して怒った監督官。

「すいませ―――ん!、痛あ!」

そして藤野はトイレで絶叫した。

「痛えぇー!!」

何とか試験の時間に帰って来れた藤野だったが。

「藤野、今日歯医者行けよ」

「虫歯直してこいよっ」

次の日

「どうだった?」

「また1週間後にって…」

「1回で治らなかったのか?」

「虫歯は治したよ、今詰め物詰めているー」

「なんだまた行くんだよ?」

「色々メンテナンスがあるからって」

テスト中

「アッ!」

と藤野が声をあげた。

「どうした?」

「すいませーん、歯の詰め物取れただけでーす…」

「それぐらいで騒ぐな」

「いったぁー…」

藤野可哀そうだな。

俺は声を出して藤野をかばった。

「アンッ!」

「誰だ今の声出したのは!?」

「…………」

「まあ、いいが…」

「オン、アオン!」

「誰だ!?」

「…………」

そうしたらみんなが藤野をかばってふざけだした。

「ポンチポポポンチ」

ボイスパーカッションだ。

「ブンブンブンブンブンブンブンブン」

「ブンブブッキッブブッブブキッブンブブキッ」

「ブッボブンババブンババブンババブンババ」

「ボイスパーカッションしているのは誰だ!?」

「…………」

誰もチクらなかった。

テスト終わり

監督官が土地つめた。

「ふざけていた奴は誰だ?」

「…………」

みんなで藤野をかばったそして全員グルなので誰もチクらなかった、結局バレなかった。

ホームルームになったがまだせ先生は来ない。

「あれやってたの誰?」

「田口だっつつうの」

「赤羽もなっ」

「ジェイもだろうが」

「木戸U自分でやって乗ってたな」

「それ、バレそうになってたじゃねえか!」

先生が来た。

「テスト中にふざけた声を出したりボイパやってたの誰だって探せって言われましたけど、面倒くさいので探しません」

続けて

「どうせ誰もチクらないのでキリがないので分からなかったと言うので終了」

「ありがとー」

藤野が俺に感謝の意を述べた。

「いいってことよ」

帰りの廊下で

「あれどうやって声出してんの?」

赤羽が答えた。

「これはブンババー」

「今のビートボックスの声出した奴ちょっと待て!」

「ヤベ、試験官の教師だっ!」

「にげっぞ!」

「待て、お前ら!」

全力で走ってっ自転車駐輪場まで逃げた。

「ここまで逃げれば大丈夫だろ」

「ジェイあの野獣の咆哮どうやって声出してんの?」

「あれは『オン、アオン!』てえ―」

「待て、貴様ら!」

「やべっ!」

まだ追いかけていた教師を振り切り自転車に乗って仙台駅まで逃げた。

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