第11話 中二病のツイッター
第11話 中二病のツイッター
放課後、俺らの教室で、赤羽と話していたら藤野が話題を持ってきた。
「なんか中二病の奴のTwitter見つけたんだけど見てー」
「どれどれ」
俺、赤羽、藤野の3人で見てみた。
魔王
「焼酎の名前じゃねえの?」
赤羽なんで有名な焼酎知ってんだよ?
「この場合は違う」
質問してみた
魔王様の名前はなんですか?
リプライが返ってきた。
我の名を知らぬものがまだこの世界にいたとはな…面白い…
「大体の奴おめえの名前知らねえよ!」
「いや、だからその名前を聞いてるんだよ!」
「もったいぶらずに言えや!、大体の奴おめえの名前知らねえよ!」
で、名前は何ですか?
我の名はバロム
「デュエマの悪魔神バロムから取ったな」
「ドルバロムじゃないんだー」
「魔王さまの性別は?」
「女魔王だったら興奮するんだけどよ」
「喋り方からして男だろ」
性別は?
我は性別という概念を超越した唯一無二の生命体(存在)なり
「いわゆるジェンダーフリー?」
「じゃあふたなりかよ」
赤羽それは違うと思う。
「ユニセックスじゃないー?」
「たぶん違うと思う、人間、中二、童貞、ね」
誕生日は?
我がこの世に生誕したのは人間がまだ二本足で歩き始める前の事なり…
「いや、生まれた時代じゃなくて日付聞いてるんだけど」
「こいつ中2だから14年前だろうが」
前世は何だったんですか?
今と変わらぬ…この世を統べるものなり
「自分の部屋を支配している」
「学校では陽キャに支配されているー」
「最近、家の中で母ちゃんにだけ強気じゃねえの」
住所はどこですか?
魔界の奥底…我以外は到達できぬ地なり
「家族はどうやって家帰るんだよ?」
「たぶん宮城野区だよー」(あてずっぽう)
魔王城の写真アップしてくださいよ。
「インスタ映えしそうだな」
我の城に近づくと瘴気で電子機器が壊れる。
「じゃあ、お前どこでスマホいじってだよ!?」
人間の七つの大罪を教えてください
「プライド・グリード・ラスト・エンヴィー・アントニー・ラース・スラッシュ」
「英語で言うところが中2だなー」
「ハガレン読んで覚えたんだろうけど、アントニーはハーフ芸人な」
「そこはうろ覚えなんじゃねえの」
「アントニーじゃなくてグラトニーだな」
ちなみに十戒は?
「アイゼンメテオール、エクスプロージョン、シルファリオン、ルーン・セイブ、ブルー=クリムソン、メル・フォース、グラビティ・コア、ミリオンサンズ、サクリファー、レイヴェルト」
「これRAVEのテン・コマンドメンツじゃないか?」
「最後のはスターレイヴァーだろうが」
「それはシバのな!」
「ネタばれやめろよ!」
生まれたところはどこですか
この世の果て…人類が到達できぬところ…
「屋良内科産婦人科病院だろ」
フォロワー
配下
サタン
「ミスター」
堕天使
「ガヴリール」
「あれは堕落というよりだらけた天使な」
デーモン
「の召喚」
魔術師
「手品先輩」
錬金術師
「炎の」
「鋼じゃなくてー!?」
「あっ、魔王がなんかつぶやいたぞ」
あー学校だるい、なんで50分授業なんだろう、45分ならいいのに。
ギャハハハハハ!!
「魔王が学校行ってるよ!」
「やっぱり中学生―!」
「裏垢と間違えやがったな」
「いつ気づくんだろう?」
魔王が学校行っているんですか?
我は中学生の体を借りているのは仮の姿
「もうおせえよ!」
「こいつのフォローしている奴の中に裏垢あるんじゃないの!?」
「相互フォローしているのが裏垢だと思うなー」
「おーやんって奴がいるぞ」
「そいつの見て」
「家のベランダから見た景色の写真あるぞ」
「あれ?これ俺の家のマンションが見える…」
俺は続けて
「じゃあ住所青葉区じゃん、あそこのタワーマンションじゃん!」
「いいところ住んでやがんな」
「ってことは学区的に俺の中学の後輩じゃん、俺の後輩にこんな奴がいるなんて恥ずかしいいいい!」
「お前の中学ってこういう奴ばっかなのかよ?」
「イケてない奴の集まりだよ」
続けて
「でも、おーやんか…、…美術部の後輩で同じあだ名の奴いたな…大山…もしかして俺の部活の後輩かも、学校に大山って一人しかいないしあいつ今中学2年だし」
「魔王の方のアカウントにDM送ってやれ」
俺は魔王にDMを送ってみた。
お前、大山アツヤだろ
メッセージ帰ってきた。
え!?なんで…
「俺の部活の後輩じゃあああああああああああああん!!、恥ずかしいい!」
「お前の後輩ってこんな奴ばっかなの?」
赤羽にからかわれた。恥ずかしいいいいい!
「ツンデレ令嬢ってのも見つけたんだけどー」
「質問してみろ」
名前は?
名前を聞くならまず自分から名乗るってのが筋じゃなくって
「貴族の令嬢みたいだな」
住所は?
私の家の場所を知って何するの気色悪い!
「普通の女の子か!」
生まれた場所は?
太陽系
「それは分かるけど…」
「範囲広いなー」
性別は?
男に見える!?女の子よ!
好きな男性のタイプ
優しい…勇者みたいなって何言わせるの!
前世は?
絶対貴族の令嬢
「悪役令嬢だな」
「こいつの相互フォローは?」
「嶋村ありかって女しかいねえな」
「え?」
「普通の名前の奴はこいつだけだ」
「相互フォローしてるー」
「こいつとなれば整合つくわ」
「嶋村ありかって俺の3年の時同じクラスだった女子だけど…」
「聞いてみればいいんじゃねえか?」
ツンデレ令嬢のところにDMを送った。
お前、去年後場中3年3組だった嶋村ありかか?
何で知ってるの!?誰!?
「こいつも同中の奴かよおおおおおおおおおおおお!!」
「お前の中学校って本当ハズイ奴ばっかだな」
「言わないで…」
後場中の恥だから…
同じような奴と思われたくないから俺はツイッター探すのやめた。
「この女魔王ってのは?」
「たぶん長谷川の学校の奴だよ」
「もうやめてくれえええええええええ!!」
母校が恥ずい奴が集まる中学校というのがバレて恥ずかしい俺だった。




