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普段通りのミミズ

作者: 石川 瑠佳

 地中外に、出た。

 ニョロ、ニョロ。まずは、ちょっとだけ動く。自分はミミズだ。さて、大丈夫だ。前後の身体に力を入れて、進んでいく。なぜだか、小さな頃を思い出すな。あの頃は、もっとちっちゃかった。せっせと、食料を食べて、ここまで成長した。

 そうだ、ウネウネ動くんじゃなくて、たまには転がってみようかな。頑張れば出来るんじゃないかな。コロコロ転がったら楽しそうだな。…痛いか。

 それとも、跳び跳ねてみようかな。跳ねながら、歩いたらいつもと景色が違いそうだ。鳥に食べられるか…。先端、痛いの我慢してグルグル回ってみようかな。人間が、びっくりして踏み潰してきたりして。水の中は、魚に食べられて終わるか。

 まあ、考えただけで結構、面白かった。やっぱり普段通り、土の中に戻ろう。



               終

危ないことをすると、大変だ。

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