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しっぽの無いネコ

作者: 今井キマリ

僕の子供のころからの悩みです。


しっぽが産まれたころから


ありませんでした。


モテないかって。


いやモテましたよ。


初めから天上にいけるからです。


しかしまあ歳を重ねて


誰も見向きもしません。


みんなが聴きたいのは、


僕の小話です。


人気はあります。


ある程度はね。


小劇場向きと


よく昔から言われます。


ここで一つ、小話を。


"草原の少女って


ご存知ですか。


彼女はいつも


川辺のほとりで


ダンスします。


対して美しい娘では


ありませんが、


踊るとプリマのよう。


妖精が周りを


囲んでいるのでは


ないでしょうか。


やがて彼女は


村の青年と結婚しました。


晩年まで幸せでしたよ。


慎ましく彩られた彼方。"


お後がよろしいようで。


しっぽの無いネコは103歳。


いつ天上に行くのかは、


誰も知らない。


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