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ようやくタイトル公開の時が来た。第一会場に入れたかどうかすら定かではない。入れなかったならばもうおしまいだ。南無妙法蓮華経。入れてもトップでなければ妙法蓮華経。


恒例の締め切り騒ぎもなんだかんだと終わったようで、今回脱落者はおらんようにも思うが、記憶がない。興味がないことに記憶が向かないのは仕方がないものだ。南無妙法蓮華経。


この頃書き出し祭りの話題に遅れないように、主催者様のツイートを常時監視できるようにしている。多少病んでいるかもしれぬ。さて、第一会場の最先頭にあることを祈るのみ。南無妙法蓮華経。

 祈りとは桜花の花弁に似たり、はかなく散るか散らぬか九重に。


 時は来たり。この頃また目が悪くなったようで細い字で書かれた表が読めない。ただ、最先頭にないのは確かだ。

 この手のネタは速度こそが肝要である。速度を失えばただの駄文といってよい。このネタは自分の力量不足をごまかすような内容であって、決して良い手段ではないのだ。力量で自分に劣るようなものは多分この催しに参加してあるまい。よって自分の力量が最底辺であることと認識してかかったほうが良いのだ。過去にそれが事実であったためしはないが、それはそれだ。


 再度確認する。今度はどの会場でどこにいるのか、である。ようやく見つけた。第一会場か、よかった。第一会場から第二会場前半はほかに比べて、圧倒的にみられることが多い。だからここにいることが正義だ。勝ち筋は逃したが。数は、26か。後は野となれ山となれ。


 そうして、まだ何も動いていないはずなのについ、自作の名前で検索をかけてしまう。なぜだろうか。私だけではないと思いたいのだが、私だけであった場合は精神的な打撃が大きい。角材で殴られるよりもその打撃は大きいだろう。死ぬほどだ。そして、すでに言及したものがある。目を引く、か。勝てるかもしれぬ。そんな現金な自分が可笑しくて、ついつい笑みが出る。全く現金だ。でも、物書きってそんなものでないかい?

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