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書き出し祭り

婚約破棄ヒロイン

作者: 夏本香柚
掲載日:2018/01/30

なんで思い通りにならないの!

あたし、ヒロインなんだからっ!



そんな声が聞こえるのですが……

今、現在、ここでは生きているのですよ?


何かあったら、苦しいのはご自分ですけど?

まあ、自分では無いので放っておきますけど、何か?


何なんでしょうね、あれ。

たぶん、私と同じあの小説を読んでたあの世界の人なのでしょう、

ヒロイン……

ああ、あの……身の程知らずの少女のことですか……



そういえば、あれ結婚式で終わったんでしたっけ?


花吹雪の中、馬車で花嫁の幸せそうな顔と、それにキスをする王子の姿……




幸せに……

そこで終わる人生なら良かったんでしょうけど?


マナーっていうか……

義務の社交が出来なくてもいいならね、


あの小説が終わったあとの、二次を読んだらヒロインにはなりたくないよね?普通。


私なら嫌だ。

何?初夜の儀式とか、他国との社交とか。

他人の見てる中で、閨事なんて無理無理。

だいたい、みんな数ヵ国語、話せるんだもの……

ちゃんと通訳いるけど、ね。


あちこちで聞こえる噂なんて通訳して貰えるわけないでしょ?


まあ、なりたいなら、ならせてあげる。


浮気性な役立たずな王太子なんて、いらない。


うふふ。





「どうしたのですか?」


ヒロインを押さえ込んでいる騎士に問いかけます。


「この者がっ!ディーンさまにっ」


まあ、許しもないのに話しかけてきたのですね。


「あなた、王太子さまに無礼をなさってはなりません。下位のものは話しかけられるまで、待つのがマナーですのよ。わかりましたね」


「愛されていないくせに!」


あー……そう来ましたか……


わかりました。



放っておきます。

お好きになさってください。



護衛の騎士たちに少女を他の部屋に連れて行かせる事を命じ、宰相閣下や近衛長官にことの顛末を伝えるように言いました。

序でに、殿下にも……

お知り合いならご自分でなんとかするでしょう。







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