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やがて神話の龍騎士  作者: 夜叢 雲水
第壱章 覚醒の兆し
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入学式

 ―ヴェステリア学園入学式当日―



「これより、ヴェステリア学園入学式をはじめる」


 学園長の宣誓により入学式が始まった。リアム達、新入生達は、大きなホールに集まりイスに座っていた。そして長くありがたーい学園長の話が始まった。次々に入学式が進んでいくり



「次に、入学から卒業。そしてその先のことについての一般的な流れを説明する。まず初めにこの学園は魔法、武力、騎士としての礼節を学ぶ機関だ。そして、卒業の資格を得たものが下級騎士の試験を受けることができる。その下級騎士になることができたものは、3つある騎士団のどれかを選ぶこととなる。他にも、騎士団へ入らず自身で立ちあげるものいる。これから3年間自分の道をどうするか考えるように…以上だ」




 リアムは、眠気とたたかいながら入学式の話を聞いていた。



 ――トントン



 と、肩を叩く感じがしたのでリアムは、その方向に振り返る。


「よっ! 俺、ラディウス・シルバーって言うんだ。よろしくな! 」


「ああ、よろしくな」


「それでよ、お前はこの先どうするのか決めてるのか?」


「いーや、まだだけどお前は何か決めてるのか?」


「おうよ! 理由は胸張って言えるようなことじゃないけどな」


「なんだよ、言ってみろよ。目標がしっかりあるのはいいことだと思うよ」


「うん、騎士ってよ。安定した収入があるじゃないか? だから家族を楽させてやろうと思ってな、理由はそんだけだ。俺には大それた夢なんかないからな」


「いーじゃねぇか、それも立派な理由にはなるだろうよ」


「そうか? 初対面なのにちょっと湿っぽくなったかもな。なんだかお前とは長い付き合いなる気がするよ」


「ああ、俺もだよ。よろしくなラディウス」


「おうよ!」



 リアムは退屈に感じていた入学式の途中で思わぬ形で王都に来て人生初の友人ができるのであった。


 そして、入学式が着々と進んでいき終わりを迎えようとしていた。


「最後に後日より授業を開始するが遅刻は厳禁だ。以上だ」


「それでは、入学式を閉式する!」







「なぁ、リアム」


「ん? なんだ?」


「この後なんか予定とかあるのか?」


「いや、特に決めてないな」


「じゃあよ、この学園の施設見て回ろうぜ!」


「ああ、いいよ」


 こうしてリアムとラディウスは入学式が終わった後、この学園の施設を回るのだった。


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