表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
やがて神話の龍騎士  作者: 夜叢 雲水
第壱章 覚醒の兆し
7/14

結果と修行

 ―翌朝―





 リアムは朝早くから起きて試験の結果をまだかまだかと泊まっていた寮の食堂で待っていた。すると、男が食堂に入ってきた。



「昨日ぶりだな、坊主。今日は、お前の試験結果を持ってきた」


「それでどうなんですか?」


 リアムは昨日の実技試験の試験官の男に結果を聞きだそうとした。


「ああ、リアム・ウェルシュ、お前をヴェステリア学園に入学を許可する。おめでとう、合格だ」


「そうか」


 リアムは、拳を握りしめこれからの学園生活に思いを馳せていた。


「これから始まるんだな」


「ああ、浸っているとこ悪いが簡単に説明するぞ」


「あ、すみません。お願いします」


「1週間後に入学式を行う、絶対におくれるなよ。それまでは、この何をしててもいい。寮は入学後も使ってもいいからそのままで大丈夫だ」


「わかりました」


「それじゃあ、伝えることは伝えた。入学式でな、じゃあな」


 用件を済ませた試験官の男は早々に食堂から立ち去った。


 ――あ、名前聞いてないな。



 そんなことを思いながらリアムは、これからの予定を考えながら過ごすのだった。






 リアムの入学式までの1週間は、修行三昧であった。実技試験の時リアムは己の全ての力を出し闘った。しかし、相手の力量が全くわからなかった。簡単に言うと手加減されていたのだ。だから、リアムは魔法と体術を一から鍛え、更なる高みを見据え修行をした。


 1日目ーー体力向上の為走り込み。


 2日目ーー使える魔法の向上。


 3日目ーー魔力コントロール。


 4日目ーー再び走り込み。


 5日目ーー筋力強化。


 6日目ーー体術と魔法の確認。


 7日目ーー休養。


 と、日程をリアムを立てて修行をした。



 ――1日目


 リアムは倒れるまで自分を追い込み走り続けた。



 ――2日目


 使える魔法を増やそうと思い、リアムは思考錯誤した。


「今、俺が使える魔法は無属性、炎、水だけだ。他の属性は入学後に覚えるとして今は、使える属性の苦手意識がある魔法の放出を練習しよう」



 そして、丸1日リアムは炎、水の球を作りそのまま放出するという簡単ともいえることをひたすら繰り返した。陽が暮れるころには、周りの地面が凸凹だらけになっていた。


「はぁ……はぁ……こんなに魔法を使ったのは初めてだ」


 そのままリアムは寮へ帰るとそのまま眠ってしまうのであった。


 ――3日目


 この日は、身体全体に魔力を纏い自在に属性を変換しようとしたが中々うまくいかず魔力切れが起こり断念することとなった。


 ――4日目


 1日目と同じく倒れる体力の限界まで走り続けた。


 ――5日目


 筋力強化、下半身を中心的に鍛えた。


 ――6日目


 この日は、今までやってきたのを全てやった。


 ――7日目


 休日。明日の入学式に備えてゆっくり過ごし早く寝た。



 この1週間、リアムは己を鍛えて自身の弱点というものが見え学園でやることは山積みだということが多いと理解したのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ