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第一章 八話「底無しの魔力」

かつてこの世界で起きた争い。それを終結へと導いた「6人魔術組」は、それぞれが固有能力を持っていた。

アスラオスは、自身が持つ能力が、その6人魔術組と関係していると知る。


壮絶なデスタイアントとの死闘はどうなるのか…

この世界では、かつて大規模な争いがあった。

魔王と神、そして魔法使いの争い。それは熾烈を極め、毎日誰かの血が流れていた。

ただの魔法使いが魔王や神に勝てる訳なく、魔法使いを含む人間は、いつか訪れる死を怯えて待っていた。

しかし、とある6人の魔法使いが立ち上がる。その6人の魔法使いは魔法を使える者の中でも群を抜いて秀才であり、6人魔術組と呼ばれた。

6人の魔法使いにはそれぞれ特殊な能力を持っていた。1つ目は、超遠距離からの狙撃魔法を操る能力「スナイプ」、2つ目は、完全な治癒力を持ち、自分や他の人のあらゆる傷を治す能力「ケアリング」、3つ目は、強力な一撃、山をも吹き飛ばす強力な物理強化魔法を操る能力「インパクト」、4つ目は、あらゆる属性魔法を操り、全てを見通す能力「オールシング」、5つ目は、強力な防壁魔法を繰り出し、あらゆる攻撃を受け止める能力「ディフェンス」、そして6つ目が、底無しの魔力を持ち、どんな高度魔法も連発出来る能力「エンゲージ」。

争いは最終的に神が勝ったのだが、魔王を滅ぼしたのは人間である。もともとは神と魔王だけの争いだったが、そこに人間が巻き込まれただけであり、人間を巻き込んだ魔王を倒すのがその6人の使命であったから、魔王を倒したら人間は神に忠誠を誓い、争いは終わった。


そして今、また似たような争いが起き始めている。

デスタイアントの猛攻を止めるべく、アスラオスは唱えた。

「エンゲージ…」

アスラオスのサーベルが紅に光る。そのままデスタイアントに向かって前進し、跳躍した。

「アグロ・バイオニック!」

アスラオスは近距離範囲攻撃魔法を行使。素早い動きで重い攻撃を三発連続でデスタイアントに叩き込む。デスタイアントの触手は切断された。

しかし、触手はすぐに再生し始める。断面から骨が伸び始めた時、アスラオスはさらに高威力魔法を行使しようとしていた。

「ディメンションスクエア!」

サーベルに光が宿り、デスタイアントの体を一刀両断する。デスタイアントの悲鳴が町に響くが、再生が始まる。

「インパクトイグニッションヴォルケイノ!!」

またしても高威力魔法を行使するアスラオス。デスタイアントは触手や胴体の再生を優先していた為、アスラオスの攻撃を防御できなかった。

アスラオスのサーベルがデスタイアントの口に突き刺さり、爆発する。その爆発は、デスタイアントを内側から焦がし、再生を更に遅らせた。

「アスラオス!どいて!!」

シオンが上空で叫ぶ。アスラオスはそれを聞いて後方へ下がる。デスタイアントが体を再生させようと、魔力を自分の体内へ送る。シオンは、それを見逃さなかった。

「極焔爆裂砲!!」

炎の光線がデスタイアントの体全体を焼く。再生よりも燃焼が早く、デスタイアントの体はどんどん溶け、爆発した。

シオンが行使した魔法は、炎属性爆裂照射魔法の最上位になる対地魔法で、溶かした後に爆発という、とても強力な連鎖魔法である。

デスタイアントの面影は既に消え、周囲の魔物も、デスタイアントが消滅したら一目散に撤退した。


「アスラオス、あなたまさか…」

シオンがアスラオスに近寄る。

「あなた、まさか6人魔術組の血を引く魔法剣士なの…?」

「…ん~、親父から、誰にも言うなって言われたけど、バレたなら仕方ないな… そう。俺は6人魔術組の『エンゲージ』の能力を引き継いだ魔法剣士だ」

アスラオスは自分が6人魔術組の血を引く魔法剣士だ、とシオンに話す。

「ならアスラオス、あなたが6人魔術組の血を引く者なら伝えなければならない事があるわ」

「伝えなければならない事?」

アスラオスは首を傾げる。

「そう。まさしく今、この世界で起きている異変について… あなたには知る義務がある」

おはようございます、こんにちは、こんばんは。筆者のleyteです。

前回の投稿から間が空いた事、申し訳ございません。リアル事情がありまして… なかなか手をつけれませんでした。

夏休みに入ったので投稿ペースを上げれる様に頑張ります。


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