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しるし3(詩集)

作者: さゆみ


原点は夜なのかもしれない

生まれてきたのは夜だった

喧噪も静寂も闇が握っている

夜は断じて離そうとしない

確固たる意志を持っている


なぜ不安感は続くのだ

一向にむことはなく

次第に勢力は増し威圧してくる

未知だからか無知だからか

嘆かわしくなるばかりで救いがない


静止しても穏やかであっても

夢諦めても恐怖は居座る

われ 我 奮い立たせる

プライドは闇に叩きつけ

まっさらに不安を塗り込め


生きていることは罪だと感じる価値観

見えない不安と見える不安を携えて

ちっぽけなドアをまた開いてく

破れても捨てても罵って叫んでも

生きている証しが消えない限り

夢は目の前に在り続けることをやめない






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― 新着の感想 ―
[一言] 常に存在する不安を受け止め、夢を持って生きていく、そのような強い気持ちを感じました。 素敵な詩をありがとうございます。 また読ませていただきます。
2017/08/20 14:28 退会済み
管理
[一言] 原点は夜~夢は目の前に在り続けることをやめない とつながるこの詩、ナイーブな力強さというのか、僕はとても好きです 悩んだり、悔んだり、いろんな夜の過ごし方があって、でも、それをしっかり肯定し…
[良い点] この詩の妙とも言えるのが、五行一連、四行一連の比較的長めの混合構成であるにも関わらず、中だるみすることなく、隙のない文章構成を組み立てているところだと思います。 詩から受け取る印象は、現実…
2017/05/22 20:21 退会済み
管理
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