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心色

作者: 月野 光

枯れた葉も欠けた月も

僕に何かを告げているようだ

色の抜け落ちた世界でも感じる

唯一の色

それは紛れもなく君の心の色だ

黄色くて 少しオレンジっぽくて

とっても暖かい そしてとても優しい

そんな君の心


僕はただ 慰められていた

大丈夫 大丈夫と赤ちゃんをあやすように


君の心の色は僕の心を明るく染めてゆく


僕はもう君を離せない

君がいなければダメになってしまう

僕の心の中で君の存在が大きくなり

次第に溢れた


無色透明な涙は

地面に零れ落ちると

まるで


いつまでもそばにいるよ


と言わんばかりに

その場に花を咲かせた


君はたしかに

僕の心の中で今も生き続けてる


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