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不思議な事件が起こる学校で【原作版】  作者: 楠木 翡翠
10章 1月・2月 2ヶ月の経緯〜平和な遠足、予餞会はラストバトル?〜
30/36

24話 自由登校期間の教室で

 2月に入り、3年生は高校生としての最後の期末テストを終え、自由登校期間に入った。

 彼らは予餞会(よせんかい)の日までの期間は自由に登校してもいい期間である。



 *



 予餞会の1週間前の月曜日に1階にある3年生の教室を覗いてみると……。

 ほとんどの教室が誰もいないため、電気がついていない。

 そんな中、1番奥の3年5組の教室だけ電気がついていた。



 *



 そこには1人の白衣を着た女性と1人の女子生徒がおり、なにやら話しながら教室の掲示物を外している。

 さて、どんな話をしているのだろうか……。


「先生、なんだか教室がスカスカになってきましたね……」

「そうだね。教室に物がなくなってきれいになってきてるということは卒業が近づいている証拠なのかもしれないね……」

「卒業かぁ……。なんか、高校生活最後の1年間は凄く充実してたような気がするんですよね。こんなに楽しい1年間になったのは先生のおかげだと思います。私だけではなく、このクラス全員だと思います」

「……? なんで?」

「先生が行事の度に写真を撮ってくれているからというのが1つですが……」

「ですが?」

「やっぱり、学校行事や授業とかで忙しい中、私達のクラスは全員、今後の進路が決まったので、それが一番嬉しかったなと……」

「うん。そうだよね! 私も凄く嬉しかったよ!」

「ところで、話は変わりますが……」

「何?」

「先生は予餞会の日も写真を撮るんですか?」

「うん! 当然だよ! その日も撮って撮って撮りまくるよ!」

「そうですか……(やっぱり、先生は理科と写真が好きだな……)」

「うん!」


と彼女らは話していたのであった。


 予餞会まであと6日……。

 高校卒業まであと12日……。

2015/04/14 本投稿

2015/08/14 改稿

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