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不思議な事件が起こる学校で【原作版】  作者: 楠木 翡翠
第8章 11月 学校祭で起きた悲劇~化学と音楽とバトルの化学反応~
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17話 失われた戦闘仲間新たな戦闘仲間

この話から数話コラボレーションシーンです!


個性豊かなキャラクターが出てきます!

 春原は一旦教室から出た途端、


「Please give your dream!」


 彼女は右手で指を鳴らし、いろいろと変身する。


「変身終了! 私は謎の白衣の美女パースエイダープレイヤー・ミサ!」


 彼女はいつもの白いワンピースと無駄に長い白衣を着用していた。

 変身を終えた彼女は教室に戻り、ドアを閉めた。



 *



 春原からミサに変身してから数分後……。

 1人の女性らしき人が廊下をカツカツと鳴らしながら歩いており、やがて止まった。


「私達の敵はただ1人……。ミサさん……私は同情させていただくわ……」


 ネオンだった。

 彼女は黒のスーツに黒の高さは10cmくらいありそうなハイヒールを履き、お馴染みの黒髪の片目である。

 9月の時に比べ、スタイリッシュな服装になっている。

 彼女はそう言い、その場から去った。



 *



 一方、何も知らないミサは彼女の好きな歌である『夢を味方に』を歌っていた矢先(やさき)、教室のドアが勢いよく開いた。


「いい歌ね」

「そうですね……師匠」

「聞き慣れない歌だな……誰が歌っているんだ?」

「うーん……。この教室からじゃないですか?」


と言いながら見慣れない4人が歌に誘われてゆっくりとそこに入ってきた。


「……。ティア……?」

「そうよ。ミサ、どうしたの?」

「私、すべてを失った気がするの……。」

「すべてを失った気がするって、どういうこと?」

「実はニャンニャン刑事さんとニャンニャン仮面っていう変態仮面がベルモンドに洗脳されちゃったの……。だから……ティア、お願い……助けて……。」


 ミサとティアが話し終えたあと、5人は数分間黙ったままだった。


「ミサ、大丈夫よ。私がいるじゃない」


 ティアがにっこりと微笑み、ミサを励ました。

 ミサはティア以外の人達を見て、


「他の人達は?」

「この子は私の弟子のカノン。他の2人は私も分からないわ」

「はじめまして、ミサさん! カノンです。よろしくお願いします!」


 ティアはカノンを紹介し、カノンも自己紹介をする。

 しかし、彼女らにも他の2人のことは知らないらしい。


「知らなくても仕方ないですね。はじめまして、僕はエリアスです」

「はじめまして、フィオナです」


 エリアスとフィオナは自己紹介をした。


「エリアスさんとフィオナさんはどこからきたの? ティアとカノンちゃんは過去からきたみたいだけど……」


 ミサは小首を傾げながら、彼らに問いかける。


「私達は未来からきました。私達からしてこの世界は過去の世界です」

「私の世界が過去ならば、ティア達の世界はもっと過去ということね」

「なるほど……」

「それから、私達のことは呼び捨てで構いません。それと、私達にできることがあれば協力しますので。ね、エリアス?」

「ハイ! よろこんで協力します」

「私達も協力するわ。カノン、貴女(あなた)も協力するわよね?」

「ハイ! ミサさんのためなら、私も協力します!」

「みんな、ありがとう!」


 こうして、過去からきたティアとカノン、未来からきたフィオナとエリアス、現代にいるミサという違う次元からきた勇者達。

 これからどんなバトルが繰り広げられるのだろうか。

2015/03/03 本投稿

2015/08/14 改稿

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