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幻想はコワレナイ  作者: ちゃんみお
3/3

行きなりのなんですがチートですよ?

魅音「それじゃ、霊夢色々とありがとね♪」


俺こと魅音は数日間霊夢と暮らし博麗神社を後にしようとしていた。



霊夢「もう行くのね」



魅音「うん、このまま此処にいても霊夢に迷惑かけるし」



霊夢「別に迷惑とは思ってないわよ?」


霊夢のそのことばに魅音は首を横に降った


魅音「ううん、俺の能力がそろそろここを出るって頃合いだって感じるからね」



霊夢「そ、そう……それじゃまた会いましょ」



魅音「ああ、そうだな、またな」


シュ!!


魅音はそう言うと空に浮かび上がり

一瞬でその場から消えた




魅音は幻想郷に降り立った数日間で自分の能力を完全に自分のものにしていた。




「『歪み』を操る程度の能力」



それが自分に与えられた能力であった。



正直この能力は規格外の強さをだった


弾幕をすべて消し去り


打撃、斬撃も当たることがない


触れただけで相手の消滅


破壊力と精密性それと余りに能力の許容範囲が広い



自分の能力ながらいいものだと思った



魅音「アハハ…アハハハハハッ!!凄いよ?凄いよねぇー♪」



だが、魅音自身に問題があった、感情が昂りすぎると自制心が無くなる

それが、唯一の欠点だった。


魅音「ッ!!……ハァ…ハァ……マズイマズイ……この癖は直さないとね……能力でだいぶ自制出来るようになったんだけどまだまだだね」





魅音は目を閉じてゆっくりと地面に落下した。



落ちたところを拠点にしようと決めていたからだ。



そして



シュタッ……降り立った…



広大な向日葵畑の前に



ここか…良いじゃないか太陽の畑



理想的だよホントにね



俺の物語はここからだろう



語っていいか?



華の少女との話を


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド



それは嵐、いや大噴火レベルの威力と量の弾幕が魅音に降り注いでいた。



幽香「なんで!あたらないのよ!!」



魅音「なんでだろうね?」




……・………・…………・…・……




あれから太陽の畑に降り立った魅音は近くの木陰でボーとしていた。




魅音「ハァ…平和だなぁ……このまま此処に住むかなでもな……問題は此処に住んでる娘かな」



ドシュッ!!



魅音「グフォッ!!」



魅音の腹には傘が突き刺さっていた。



???「人間が私の領域に入ってくるなんていい度胸ね」



魅音「うぐゥ……イッテェェ……ちっ」



魅音が傘が来た方をみるとそこには緑の髪と赤と白を基調とした服装の女性が立っていた。



正直、タイプです



そして俺はあなたを知っています



風見幽香



大好きなあなたにこの気持ちを



魅音「………」



幽香「痛みで声もでないの?ここで殺してあげる」


魅音から傘を引き抜くとまた再び幽香は傘 を振りかぶった。



魅音「……きです」



幽香「?」



魅音の口からなにか言葉がこぼれた



幽香振りかぶる手を止めた。



魅音「……あなたが好きです!!」



幽香「ちょ、ちょっと!!行きなり何を!!」


魅音は幽香を押し倒していた。



魅音「好きなんですよ……此処に来るずっと前から、俺はあなたが、風見幽香さんの事が大好きなんです!!」



初対面かつ突然の愛の告白に幽香はしどろもどろになっていた。



幽香「い、いきなり何を言い出すのよ!?」



さっきまで殺そうとしていた相手にいきなりの告白される


いままで風見幽香が生きてきてこんなことは一度もなかった。



ドンッ!



幽香は魅音を突き放すと



上空に飛び上がると弾幕の雨を降らし始めた。


そして最初に戻るわけだが




……・………・………・………


魅音「…たぶん、100万回やっても当たらないよ?」


魅音は向かってくる弾幕をまるでそこに存在しないかのごとく

悠々と幽香のもとに近づいた



幽香「ッ!!」



魅音「俺は戦いをするきはないよ?」


幽香「だったらなんで此処に」



魅音「ん………此処に住もうかなってね♪」



幽香は数秒思考が停止していた


ポーポーポー……………チーン



幽香「はぁ!?」



魅音「駄目?」



幽香「なんで此処なのよ!もっと他の場所あるでしょ!!」



魅音「いいじゃん、問題ないだろ」



幽香「問題しかないわよ!!それに人間ごときが私と暮らせると思ってるの?」



こんなときだけ魅音はイケメンフェイスに変わる



魅音「大丈夫、種族や見た目そんなのは関係ない、俺は君が好きだから、ここが好きなんだよ」


そこで一度一呼吸する


そして


魅音「だからさ、君が欲しい……君とこの場所が欲しいんだよ」



幽香「う……(初対面の奴になんでこんなに告白されてるの?しかもすごく熱烈なやつ)」



魅音「駄目かな?」



幽香「……わかったわよ……でも付き合うとかはまだ無理よ!!一緒に暮らすだけよ!それに家事とかはしっかりしてもらうからね!!」



そんな幽香の言葉に魅音は



魅音「やったぜ♪(うっしゃあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁああぁぁぁッ!!)」


全力で喜びを噛み締めていた



こうして幽香との共同生活が始まったのだ


太陽の畑で暮らすことになった魅音は、向日葵に水をやるために早起きしていた。


魅音「ふ~ふふふ~♪」


能力を使うとすぐ終わるので魅音は鼻唄混じりで水を操っていた。



魅音「こんなところかな?」



魅音は改めて自分の能力について考えていた。


便利だこの力は本当に


此処に来てからも能力の研究と追究は終わるところを知らない


射程範囲や精密性を計るのにこの水やりは効果が抜群だった。



射程は500メートルほど

精密性は気流から脳の血管や細胞の成長レベルまで操れた。



あと感情や状況……それに時間



もしやと思いやってみたらできた


できてしまった。



世界の歯車を高速で回転させる感覚



どうやら自分は時を数秒間流せる



流した間の時間は自分以外は干渉できていなかった。


つまり過程を無視して結果だけを残すことができるようだ。


しかし、この力は精神かかる負担がとてつもなかった。


はじめて使ったのは野良妖怪に不意討ちをくらいかけたときだ


一瞬で世界が反転してそこにいた妖怪は血まみれで倒れていた。


何がなんだかわからなかった


ひとつ覚えてるのは死にたくな い


こんな時間なんて嘘だッ!!


そう思ったときには


結果だけが残っていた。


そのあとその場で数分間はそこで悶えていた。


身体は謎の虚無感に包まれて立つことができなかった。




あれから時間流しは使っていない


あの力は恐怖だ使ってはいけない


あの力は堕落を生む力だ


過程を無くして結果を残す




失敗なくして人が進化するわけないじゃないか。














幽香「魅音、ごはんできたわよ」



幽香の声に魅音はハッと我に帰った



魅音「う、うん、わかったよ今行くよ」



自分の力は……強すぎるのか?


はたまた……弱いのか?



まぁ、いいか……少なくとも


彼女は守れるそれだけはわかる


いや、それだけでいいよ

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