第5話 説明回
店内の貴族達への挨拶回りと会計を済ませて店を出た僕達は、教会前の広場へと引き返し、お披露目会までの時間潰しをすることにした。
なぜ時間を潰すためにわざわざここまで戻ってきたのかと言えば、単純にここが拓けていて何をするのにも都合がいいからというのもあるが、何よりも、教会を中心にこの広場全体には大規模な結界が──外部からの攻撃を内部に通さず、内部からの攻撃を外部に通さない、不可視の結界が張られているからだ。
ではこの結界は何のためにあるのか。
その答えは簡単で、洗礼を受けて神から加護を授かった子供達が自身の新たな可能性にその無邪気さを思う存分振るえるように──という、国や教会などの大人達の親切心によるもので、この大きな広場もそのためにある。
僕達は僕の可能性を確かめるためにここに来たのだ。
洗礼を受けることで、神から名前と共に加護を授かることはこれまでにも何度か述べたと思うが、しかし洗礼の恩恵はそれだけではない。
どういう理屈なのかは誰も知らないしそもそも理屈などないのかも知れないが、洗礼を受けることで、魔素を認識する感覚と魔素への適性を獲得し、自身の状態を自身が最も理解し易い形で把握する能力、そして、自分が持つ知識を基にあらゆるものの詳細を解き明かす能力を獲得できる。
まず、魔素とは生物の体内や体外に存在する粒子の総称なのだが、その存在は科学的に証明されていない。にも関わらずあたかも本当に存在しているものかのように扱われている理由は、この世界ではそれが存在していなければ有り得ない現象が起こるからであり、それを実際に知覚して干渉することで魔法を──魔術を扱うことができるからだ。
不可思議な現象を説明するために提起された仮説上の物質でありながら、洗礼を経験した者であれば誰もがその存在を確信する未解明で未知の物質──それが《魔素》だ。
洗礼は基人特有の文化。
では洗礼という文化のない森人や鉱人、獣人などの種族は魔素への適性を持たないがために魔術を扱えないのか。答えは否だ。
基人と鳥獣虫魚──動物以外の人類や魔物のほぼ全てが誕生したその瞬間から魔素への適性を持っているため、後付けで適性を得る基人よりも感覚的に魔素を操れる。魔素への適性がないどころか、むしろ基人よりも魔素と密接な関係にある。
ちなみに、生物の体内にある魔素を《オド》、生物の体外にある魔素を《マナ》と呼び、何かしらの力に従って自然の流れに逆らうオドやマナのことを《魔力》と呼ぶ。
即ち、魔の術──《魔術》とは、生物が持つ魔素に干渉する力──魔力によって人為的に引き起こされるものを指し、魔の法──《魔法》とは、魔力の有無に関わらず不安定になっている魔素と魔素とが反応し合って引き起こされる予測不可能で超常的な自然現象のことを指す。
次に、自身の状態を自身が最も理解し易い形で把握する能力についてだが、これに関してはああだこうだと説明するよりも実際に見てもらった方が手っ取り早いだろう。
管理解析──と、心の中で唱える。
すると──
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名前:アッシュ・フェイト・オーウェン
性別:男
年齢:5歳
種族:基人
状態:平常
Lv:1
ATK:5
DEF:3
MAT:1
MDF:1
AGI:6
DEX:6
固有能力:《武装顕現:魂喰らい》《■■り■ずる■》
天稟:《管理解析》《知識照合》《魔素知覚》《魔素適性》《身体機能限界突破》《演算機構制限解除》
先天的才能:《前世の頭脳》《強靭な肉体》《不屈の精神》《剣の導き》《魔の導き》《早熟》《適応》
後天的才能:《慈愛》《剣術》
表層能力:《体術Lv2》《剣術Lv3》《投擲Lv1》《歩法Lv2》《疾走Lv2》《跳躍Lv1》《登攀Lv1》《軽業Lv1》《隠密Lv2》《追跡Lv2》《舞踏Lv2》《演技Lv2》《演奏Lv1》《歌唱Lv1》《採取Lv1》《観察Lv3》《会話Lv3》《記憶Lv4》《学習Lv3》《演算Lv3》《速筆Lv2》《速読Lv2》《植物学Lv1》《手工芸Lv1》《整理整頓Lv1》《礼儀作法Lv2》
深層能力:無し
実績・称号:不完全な転生者/妹を愛する兄/神童/数奇なる星の下に生まれし者/災厄の種子
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──頭の中に浮かび上がる自分の情報。
管理解析は、自分が最も把握し易い形で自分の管理と理解と解析を行う、神から与えられる加護──天稟。そのため、人によって自分の情報の示され方は異なる。大雑把な人ならこれよりもっと簡潔に、神経質な人なら体脂肪率なんかまで表記されたりと、人によってかなり性能が変わってくる。
知識照合──自分が持つ知識を基にあらゆるものの詳細を解き明かすこの能力もそう。
この知識照合という天稟の効果を簡単に説明すると、自分以外にも作用する簡易的な管理解析だ。ただし、自分の知識を基に情報が示されるため、自分が知らないものに行使しても何の情報も得られないし、間違った知識を持っていれば示される情報も違ってくる。これはあくまで、自分が持つ知識を参照して自動的に情報を提供してくれる辞書のようなものであるため、この天稟を最大限に活用しようと思えば図鑑や辞書などを読み漁って能動的に確度の高い知識を得なければいけない。
そして、レベル。
レベルとは、その者の人生経験を示す数字。
この数字はある一定の境地に達した時にのみ増加し、ATKなどの能力値を満遍なく飛躍的に上昇させ、表層能力のレベルまでをも一通り向上させる。そのため、《レベルアップ》と呼ばれるこの現象は人生の転換期とも呼ばれている。
だがその一方で、基人の平均レベルは3から5程度と言われている。森人などに比べて寿命が短いせいもあるが、穏やかに生きて健やかに暮らし往生を遂げた者でその程度だ。戦場などで戦に明け暮れている者は件の境地とやらに達しやすいためもっとレベルは高めだが、これが意味しているのは、レベルアップはそうめったにあるものではないということ。だからこそ人生の転換期なのだ。
ちなみに能力値や表層能力のレベル──スキルレベルは、一定の境地に達して転換期を迎えずとも肉体の成長や鍛練を積むことによって上昇していくため、日頃の努力が無駄になったりすることはない。
それで、肝心な管理解析の結果についての評価だけど、能力値は洗礼を受けたばかりの平均的な5歳児と遜色ないが、管理解析、知識照合、魔素知覚、魔素適性を除いて通常は1人1つのはずの天稟が2つあるし、先天的才能の数もそこそこ多い。表層能力は普通に生きていればそれだけで増えてスキルレベルも上がっていくものであるためそれほどおかしくはないだろう。だが──固有能力。これのせいでせっかく能力値と表層能力で霞んでいた特殊性が一気に露見してしまった。
固有能力とは簡単に言えば致命的なまでに強力な個人の切り札。この世にふたつと存在しないため自身の価値を高める非常に重要な材料となり得るが、その特性が故に詳細を把握できず宝の持ち腐れとなってしまうことも少なくない。武装とあるし僕のは戦闘に関するものなのだろう。もう一方は──なんだろうか。
能力値は平均。
表層能力も普通。
だが、なぜか天稟は2つ、先天的才能も多く、何より固有能力が2つもある。
フェイトがなんだ。
これだけあるなら僕はやれる。
やっていけるはずだ。
「……」
僕は手のひらを見つめ、拳を握り、感覚を研ぎ澄ます。
体の中を熱いものが流れている。
血流のようだが血流ではない。血管の中を流れているが血液ではない。血液に混じって、血液とは異なる何かが流れている。血管の中を血液ではないものが流れている。異物だ。だが体に異常はない。極めて正常だ。まるで最初からそうであったかのように違和感は皆無。
今まではどんなに集中しようと血流も血管も血液も感じ取ることはできなかったが、魔素への適性と感覚を獲得した今ではその副次効果としてそれらを感じ取ることができる。
「(これが魔素か)」
体内の魔素を認識した僕はさらに感覚を研ぎ澄ます。
オドの流れを辿ると腹の底に熱い塊を発見した。
膨大なオドの塊に意識を集中させて掻き混ぜ、体中に駆け巡らせると仄かな熱と共に全身に力が満ちてきた。その熱にオドを浸透させるとやがてオドは体外にまで侵出するが、制御はなお手中にある。……とは言っても、掬った砂が手のひらから零れ落ちていくような感覚が絶えずあり、オドを体から離せば離すほどその感覚は加速していく。どうやら肩から指先ほどまでの距離がオドを広げられる限界距離のようで、それ以上は広げた瞬間にオドが霧散してしまった。
イメージは変幻自在の透明な手。
似通った物質であるオドによって強調され呼応するように知覚できる、オドとは異なる物質──体外の魔素をオドで包み込み、握り締めるように力を加えて圧縮する。そして空に向けて投擲すると、それは確かな質量と共に空気を揺るがせ彼方へと飛んでいった。
射出したマナはやがて大気中のマナへと還るため落ちてくることはないが、その前に教会の結界に衝突して霧散することだろう。
「(これが、魔術)」
感動もそこそこに、僕はその後も本を読んで得た魔術の基礎の知識をひとつひとつ試していった。
そうするうちにいくつか表層能力と後天的才能を獲得した。
説明しておくと、表層能力は日常生活を送る中でも身に付きはするがそのレベルを上げようと思えば修練を積むしかない努力の結晶で、後天的才能は生まれ持ったものではなく生きる中で不意に開花した後天性の才能のこと。そのため、研鑽を積んで剣術の表層能力を得た剣士がさらに努力をして才能を開花させ後天的才能を獲得すれば、後天的才能と表層能力の両方に剣術の能を持ったりすることもできる。
これは、血縁者からの遺伝や生まれ持った才能、特性や体質などである先天的才能にも言えることで、剣術の先天的才能を持つ者が努力をすれば剣術の表層能力を獲得することができる。
おそらくだが、僕の先天的才能にある《剣の導き》は父ブラッドからの遺伝で、《魔の導き》は母グウェンからの遺伝だろう。根拠としては僕の髪や瞳の色だ。
この世界では両親からの遺伝が顔立ちや性格、知能や運動能力などの他にも、髪や瞳や肌の色など、子供の容姿に強く影響する。
例として、白髪黒目のブラッドと黒髪赤目のグウェンの息子である僕は灰色の髪に黒色の瞳をしているが、白髪黒目のブラッドと赤髪碧眼のアナスタシアの娘であるミカエラは白から赤へとグラデーションのかかった髪に水色の瞳をしている。
これは遺伝の仕方の違いで、僕のような父母の髪や瞳の色を混ぜたタイプを〝ミックス〟と言い、ミカエラのように父から母、母から父へと色が変化していくタイプを〝グラデート〟と言う。他にも〝メッシュ〟や〝ハイライト〟など様々な種類があるが、それぞれ先天的才能への影響の仕方も異なる。
父母が最も得意とするものを才能として受け継ぐところはどれも共通しているが、たとえばミックスはそれらを掛け合わせた複合技能に突出し、グラデートはそれらに関連する技能に満遍なく優れ、メッシュはグラデートほど器用ではないしミックスほど突出してはいないが関連する技能ごとの練度が高く、ハイライトはグラデートより不器用でメッシュよりは器用だが、メッシュよりは技能ごとの練度が低い──といった具合に、個人差はあるもののタイプ傾向としてはおおまかにこうだ。
話は逸れたが、これらの大きな違いとしては、やはりレベルの有無だろう。表層能力は努力次第で際限なく成長するためレベルが存在するが、先天的才能と後天的才能は開花した時点で完成されているためレベルが存在しない。とは言っても才能と名の付く通り、並大抵の努力では追い付き難いレベルにあることは間違いないため、生きていく上で非常に重要な要素ではある。
今まで基礎の知識しかなかった魔術を実践することで獲得した表層能力は、魔術系の能力の根幹となる《魔素干渉》、操る魔素の量などを調整する《魔力制御》、魔力に火や水などの属性を付与する《魔力変換》、魔力を圧縮して純度を高め威力を向上させる《魔力圧縮》、魔力を体に纏って身体能力を向上させる《魔力強化》の5つで、獲得した後天的才能は《魔素干渉》と《魔力制御》の2つ。……母グウェンから遺伝したと思しき《魔の導き》のおかげだろうか。たった数時間程度の練習で5つの表層能力と2つもの後天的才能を獲得することができた。
移動手段が徒歩であることを考えればそろそろ王城へ向かっておくべきだろうと、僕は魔術の練習を打ち切り、家族と共に教会前広場をあとにした。
ごちゃごちゃしたのでまとめてみました。
─洗礼について──
洗礼とは魔素への適性を持たず、寿命で森人に、技術で鉱人に、肉体で獣人に劣る基人が魔素への適性を獲得し、神から加護を授かるための儀式。
ただし、魔素を拒絶する要素である基人の血が4分の1より薄い者は生まれつき魔素への適性を持っているため、洗礼の恩恵を受けられない。
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─魔素について─
・オド──生物の体内にある魔素。
・マナ──生物の体外にある魔素。
・魔力──何らかの力を受けた魔素。
・魔術──魔力による超常現象。
・魔法──魔力によらない超常現象。
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─管理解析─
自分が最も把握し易い形で自分の管理と理解と解析を行うギフト。人によって自分の情報の提示のされ方は異なる。大雑把な者なら簡潔に、神経質な者なら体脂肪率なんかまで表記されたり。
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──知識照合──
自分以外にも作用する簡易的な管理解析。自分の知識を基に情報が公開されるため、自分が知らないものに行使しても何の情報も得られない。自分が持つ知識を参照して自動的に情報を提示してくれる辞書のようなものであるため、このギフトを最大限に活用しようと思えば図鑑や辞書などを読み漁って能動的に確度の高い知識を得なければいけない。
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─ステータス─
・レベル──ある一定の境地に達した時にのみ上昇し、パラメーターとスキルレベルを上昇させるが、人生の転換期と言われるほどめったに上昇しない。そのため100年程度しか生きられないヒューマンの平均レベルは3~5程度。長命な生物の平均レベルは自ずと高くなる。
・能力値──レベルアップにより満遍なく飛躍的に上昇するが、肉体の成長と日頃の鍛練でも少しずつ上昇していく。
・スキルレベル──レベルアップ、肉体の成長、日頃の鍛練などで上昇するが、1度のレベルアップで1しか上がらない。
・固有能力──この世にふたつと存在しないため致命的なまでに強力な個人の切り札だが、その特性が故に詳細を把握できず宝の持ち腐れとなってしまうことも少なくない。
・天稟──神の加護。
・先天的才能──親類縁者からの遺伝、特性や体質などの生まれ持った才能。完成されているためレベルが存在しない。スキルとダブることがある。
・後天的才能──生まれ持ったものではなく生きる中で不意に開花した才能。完成されているためレベルが存在しない。スキルとダブることがある。
・表層能力──日常生活を送る中でも身に付くがスキルレベルを上げるならば修練を積むしかない努力の結晶。努力次第で際限なく成長するためレベルが存在する。タレントやアビリティとダブることがある。
・深層能力──ユニークスキル、ギフト、タレント、アビリティ、スキル、魔術などを組み合わせたりすることで派生するオリジナルの技。
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─遺伝について─
両親の髪や瞳、肌の色などが子供の容姿に強く影響する。
父と母が最も得意とするものを先天的才能として受け継ぐ。
・ミックス
父と母の髪や瞳の色を混ぜた容姿をしている者のこと。
例:黒色+白色=灰色
人物:アッシュ
受け継いだ才能を掛け合わせた技能に突出しがち。
例:剣術+魔術=魔剣
・グラデート
父の色から母の色、もしくは母の色から父の色へと、グラデーションのかかった髪や瞳をしている者のことを指すが、グラデーションの色の割合で受け継ぐ才能が片寄る傾向にある。
例:白色から桜色、そして赤色へ
人物:ミカエラ、アリス
受け継いだ才能に関連する技能に秀でている。
例:剣術を受け継いだ場合、短剣術、長剣術、大剣術、細剣術、曲剣術、銃剣術、太刀術、小太刀術、刀術、薙刀術、鉾術、又槍術、槍術、長槍術、短槍術、斧術、鎌術、棒術、杖術、果てには包丁を扱う料理、針や鋏を扱う裁縫まで、刃物であれば見境なく、形状が似ているだけでも節操なく扱える。
・メッシュ
ベースとなるどちらかの髪色の中にもう一方の髪色が束になって鏤められている者のこと。主に髪に顕れる遺伝。
例:メインカラーが銀色、サブカラーが金色
人物:レティシア、ルーク
グラデートほど器用ではないしミックスほどひとつのことに突出していないにしろ、そこそこ器用でかなり練度が高い。
例:剣術の才能を受け継いだ場合、両刃の剣か片刃の剣のどちらかをかなり上手く扱える。
・ハイライト
ベースとなるどちらかの髪の色にもう一方の髪色が細かく鏤められ明るい色合いになっている者のこと。暗い色合いになっているものはローライトと呼ぶ。主に髪に顕れる遺伝。
例:焦茶色ベースに黒色混じり(ローライト)
人物:リック
グラデートほど器用ではないしミックスほどひとつのことに突出していないにしろ、かなり器用でそこそこ練度が高い。
例:剣術の才能を受け継いだ場合、片刃と両刃の剣をそこそこ上手く扱える。
・ツートン
父と母の色を髪や瞳に半分ずつ持っている者のこと。
例:左半分が赤で右半分が青
髪色の割合で父と母が最も得意とするものを受け継ぐ。
例:剣士の父の髪色が7割を占めており魔術師の母の髪色が残りの3割を占めている場合、父の剣術の技能を7割、母の魔術の技能を3割そっくりそのまま受け継ぐ。
・セパレート
父の髪色に母の瞳の色、母の髪色に父の瞳の色を持つ者のこと。
例:父の黒髪に母の翠眼
髪色の方の才能を色濃く受け継ぎ、おまけ程度で瞳の方の才能を受け継ぐ。
例:父が剣士で母が魔術師の場合、剣の技能に優れ、ちょこっとだけ魔術の心得もある。
・プレーン
父か母どちらか一方の髪と瞳の色しか受け継いでいない者のこと。なお、両親共に黒髪黒目でどう足掻いても黒髪黒目にしかなり得ない場合は遺伝の比率が不明瞭なため分類不可となるが、便宜上プレーンに分けられる。
例:父の黒髪に父の黒目
受け継ぐ才能はランダムで、何も受け継がないこともあれば、親とは関係ない卓越した才能を開花させることもある。
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─名前のルールに関して─
姓と名を「・」で区切り、姓同士、名同士を「゠」で結びます。
ファーストネームとミドルネームも「・」で区切り、ファーストネーム、ミドルネーム、ファミリーネームのいずれにも属さないものも「・」で区切ります。
例:ジョン゠アラン・ジェーン・スミス゠ポール
洗礼によって神から与えられた名前──天名はファーストネーム、ミドルネーム、ファミリーネームのいずれにも属さないものとして「・」で区切ります。
例:アッシュ・フェイト・オーウェン
種族固有の名前や氏族名などもファーストネーム、ミドルネーム、ファミリーネームのいずれにも属さないものとするため「・」で区切ります。
例1:エレオノーラ・アルバ・ノスフェラトゥ・テイルケルン
例2:アルニメディス・エウロス・エルフェイム
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